アルシエル・テクニカルデータ編纂室【第4回】

◇深淵に近づく第四回◇
みなさんこんにちは、土屋です。半月前ほどに開催したアルトネリコシリーズ・アンケートに沢山のご回答ありがとうございました。述べ2000人の方に回答していただけたという、大変有意義で意味のあるアンケートになりました。今後も受け付けておりますので、まだの方は是非ご参加下さい。以前ATⅠで行ったように、一部回答のフィードバック公開を行いたいと思っておりますが、今回は見送らせてください。といいますのも、このテクニカルデータ編纂室が当初予定していたより遙かに反響が大きく、投稿数も順調に増大中です。大変嬉しくはありますが、今週は密かに毎日三時間睡眠が続きましたので、さすがに人間的生活をさせていただきます為にも、やむを得ずルールを設定させていただきたく思います。本当は皆さんが思う疑問全部に答えるというコンセプトは崩したくなかったのですが、ご理解ご協力をお願い申し上げます。1)1人につき質問は3個とさせてください。これは、1つの質問を3回投稿していただいても、1回の投稿で3項目でも構いません。1回の投稿で1,2,3,4,5…などと項目がある形を3回投稿するのはお控えいただけますと幸いです。 2)以下の質問には十分に答えられない場合があります。 ・ヒュムノスの歌詞に関する質問 ・テル族に関する質問 ・設定外に関する質問(ゲーム制作について等) ・質問以外の投稿(ご提案や商品化の要望など) 3)このコーナーはコンセプト上、今まで敢えて隠していた設定も正直に全て公開するという形を採っています。よって、例えば特定のキャラをお好きでいてくださっている方にとっては、とても辛い現実を突きつけるような回答をしている場合もあります。そういった回答がある事を事前にご理解いただき、見る見ないは自己責任でお願いします。 今回も、上記二項に該当する質問以外の全てに回答させていただきました。

ATⅢのエンディングまでの時点で、宇宙空間に行けるような技術は存在しますか?

(an)

これは第三紀の(ゲームの時代の)人達のことでしょうか? もしそうであれば存在しません。700年前、第一紀の時代の人達であれば、それは存在しました。ソル・マルタはその技術の一つでしたし、そもそも第二塔は軌道エレベーターを建設する際の理想的な建設方法の一つです。更に深宇宙に向かえば、第一紀の宇宙船などが飛んでいるかもしれませんね。

レーヴァテイルの年齢でβやサキはマイナス6歳でいいのでしょうか? だとすると、ミシャはAT1のとき24才が正しいのではないかと思います。あとティリアの年齢はなぜ735歳なのですか? 星巡りがうまく出来ないのでこの辺ではっきりとして頂きたい。

(ryouma)

ソル・シエールの第三紀では、β(といってもミシャしかいませんが)は生まれ年を1歳として見ていますので、第三塔換算ですと24歳で正しいです。ティリアに関してですが、私が数字に弱い為にご迷惑をお掛けしております。また私が計算して間違うといけませんので、3033年を6歳として、3774年の時点の年齢を算出してください。それを星巡りで使っていただければ間違いありません。

オリジンが子供を作れるのか? と言う質問に対し、「要はどのようにカスタマイズするか、によって変わってくるわけです。」とありますが、これは、作って、この世に生まれるまでに、カスタマイズする。と言う意味でしょうか? もうすでに生まれているシュレリアやフレリアをカスタマイズすることは可能ですか?

(kou)

このカスタマイズは物理的な変更(身体や顔を変える)という意味で捉えてよろしいでしょうか。歴史的見地から見る場合、プログラム過程でのカスタマイズが最終です。培養槽で培養を始めたら、もう大半の部分に関しては後戻りできませんでした。特に物理的な部分(身体の外観や内部的な仕組み)に関しては、プログラムの時点で全て決まっていたと言っていいでしょう。ですから結論から言えば、シュレリア、フレリアを物理的にカスタマイズすることは基本難しいです。ただしこれは、歴史的見地であり、理屈上は現時点でもカスタマイズの可能性があります。それは、第一紀で固定化された(ROMである)フィジカルな部分の情報を書き換える事により可能になります。ただし、第一紀ですら後に変更するのを厳重に禁止した(敢えてROMにした)部分ですので、変更後の動作保証はありません。

もしかしたらすでに回答されているかもしれませんが…ココナのインストールポイントはどこなのでしょう? それと、ココナも第三世代のI.P.D.ですが、今までダイキリティは誰がどうやって投与していたのでしょうか? そして、Ⅲの世界にいるときは、どうやってダイキリティを手に入れていたのでしょうか?

(kou)

ココナは最もオーソドックスな、腰と尻の間くらいの所にあります。また、ダイキリティはクロアに何度か投与してもらっていますが、第三塔へ来てからはする必要はありません。インフェルピラの有効範囲外なので、例え衛星が存在してもレーヴァテイル質の稼働が鈍く、生命力の消耗は殆ど無い為です。ただし、さーしゃの衛星が最初から有効効率100%近くまで出ていればダイキリティは必要だったでしょう。当然惑星再生後も第三塔にいれば、衛星のアクセスを停止しない限り、いつかは近い将来ダイキリティは必要になります。

「にょ?」が環境に適応できずに絶滅とありましたが、ATⅡに出てきましたよね。二匹いるということはもっといてもいいと思うのですがあの二匹だけだったのでしょうか? そしてソル・クラスタに「にょ?」はいないのでしょうか?

(.NPC)

そもそもあの「にょ?」は、生きている「にょ?」ではなく、メタファリカαが創り出したものです。また、ソル・クラスタに「にょ?」は存在しません。

お疲れ様です。前回の解答量マジパネェっす。そこでふと思ったのですが、一日何時間ぐらい働いているのでしょうか? ・アルトネリコ発売前後 ・アルトネリコ発売後、色々と落ち着いてきた時 ・比較的ヒマなとき の三つでお答え願います。アルトネリコとあまり関係ない質問で申し訳ないです。よろしくお願いします。

(働きたくない侍)

上の三つの質問で言えば、一番楽なのが「アルトネリコ発売前後」です。この時期は納品後でありゲーム本体の仕事は無くなっていますので、主にWEB上でのカウントダウン企画などの実行指揮や制作をしています。また、市場や皆さんの様子を毎日そわそわしながら見ている時期でもありますので、一日中ネットにべったりか、アキバや新宿をグルグルまわっているかで、いずれにしても夜更かし気味です。次の「発売後、色々と落ち着いてきた時」になりますが、例えばATⅢ発売後でいえば、まだその時期は来ていないようです。現在も様々な関連商品の制作に追われ、ゲーム制作時末期直前くらいの忙しさで(末期ほどではありません)、大抵夜は4~5時間程度寝ています。「比較的ヒマなとき」は、一つ目の「アルトネリコ発売前後」が一番ヒマなときと言えるでしょうが、上記のように何だかんだで仕事があります。また、こういう時期は修羅場時には滞っていたガストショップメンテやWEBサーバー関連の問題解決やさぽている、機材のメンテ、各社ご挨拶や海外版の面倒などが必ず入りますので、やはりあまりのんびりはしていられません。ちなみに一番働いているのは発売1~2ヶ月前くらいで、出張時以外の全時間会社にいます。普通に机やスタジオで寝ていたりします。

小説版「アルトネリコ」について質問なのですが話の中でレーヴァテイルが暴走していたのはレーヴァテイルひとりひとりの人間に対しての恐怖心が『β-6D』にも伝播してその『β-6D』が全てのレーヴァテイルの精神世界に恐怖心を発信してしまっていたのではないでしょうか? ただ、その場合シュレリアは別としてβ純血種のミシャやミュールにはその影響があったのでしょうか? 上の考えが正しい場合、第三塔でも人とレーヴァテイルの軋轢が凄かったのでこういう事が起きる可能性はありますよね。前提から間違っていたら申し訳ありません。土屋さん基準の修羅場はきっと物凄く壮絶なのだろうと内心肝を冷やしています。どうかお身体だけには気をつけて無事修羅場を乗り切ってください! 心から応援しています!!

(マロヤ)

その通りです。小説アルトネリコでレーヴァテイル達の暴動が起きたのは、レーヴァテイル達の共通意識野≒β-6Dの意識に変調を来した為です。これは第二紀終焉時のミュールの反乱時にも同じ事が発生しています。第三塔のレーヴァテイル達は、確かに人間との軋轢が凄かったのですが、基本自分たちが優位にいたことと、戦っている(というか一方的に人間を抑え込んでいる)レーヴァテイルは一部の軍人として生を受けたレーヴァテイルのみですので、ほとんどのβはストレス無く暮らしていたのです。

こんにちは。前々回になんとも初歩的な質問に答えていただき本当に感謝しております。今回、少し疑問に思ったので投稿させていただきます。前回「ティリアは子供が作れる」とあったのですが、仮にアオトとの間に子供が出来たとして、その子供が女の子、そしてレーヴァテイル質が出現したとした場合、世代としてはどういう扱いになるのでしょうか? オリジンのコピーというわけではないですし、かといって第三世代というわけでもなさそうなので…。これから修羅場に突入ということですがどうか無理はなさらないよう、ご自愛ください。それでは(ぺこり。

(みっち)

基本第三世代です。先週のトウコウスフィアでサキが似たような事を言っていますが、ティリアとの子供もやはり超常的な力を持つ娘になる可能性が高いです。とはいえ、基本的な性質は第三世代と何ら変わりありません。ただし、ティリア、サキとの娘の場合、アクセス先がβ-6Dではなく、ティリアのSHサーバーになります。その場合、β-6Dのように大量のβ純血種を抱えるシステムがありませんので、どのような不具合が発生するかは想定できません。ただ、幸か不幸かアルキアによってティリアサーバーにも簡易的なβ-6D互換のディバイダシステムを搭載されていますので、最悪死んだり気が変になったりすることは無いと思います。

人間は身体や臓器に致命的なダメージを受けたら死んでしまいますよね。レーヴァテイルは人間の体構造や細胞まで酷似して出来ているものの、人間とは違い細胞に意志がなくヒトと同様の機能を果たしておらず、なお人間と同じ風なのは全て中核三角環に寄るものと云う事ですが、レーヴァテイルは、その中で最も重要な器官である中核三角環さえ無事であるなら、身体や内臓へのダメージは直接的な死因には成り得ないという事でしょうか。ダメージに寄るその後の出血(レーヴァテイルは果たして血液があるのか?)やダメージの修復でテロメアを多量に消費した結果、修復をまかない切れず死んでしまう事はあるかもしれませんが。

(バクダソ紳士)

そもそも人間も、身体に大きな欠損が出来たときに、それが直接的な死因になる事は少なく、それによる出血多量やショック死がほとんどです。レーヴァテイルも同様ではありますが、一つ言えることは、心臓に当たる部分が欠損を受けても直接的な死因にはならないという違いはあります。ただ、胸に打撃を喰らったりすれば大抵はショック死します。相当精神が強いレーヴァテイルでなければ、その後も正気を保つのは難しいでしょう。というのも、基本レーヴァテイルの精神構造は人間のコピーである為です。肉体的には有る意味人間よりも強靱な面もありますが、精神は同じですので、大抵は信じがたい状況によるパニックとショックで死に至ります。

前回は私の質問に的確な解答ありがとうございました。新たな疑問です。
1、ATⅢでは新出の単語が使われたヒュムノスが色々ありますがこれらがクラスタ律なのでしょうか? Ⅲ発売前はちょっと聞くだけで今までのバリエーションに当てはまらない新約パスタリエみたいな独自のヒュムノスをイメージしていたのですが。またヒュムノサーバの説明では「世界のどこかには、クラスタ律が主体のコロニーが現在も存在する可能性はある。」とありますがこの「コロニー」とはソル・クラスタと考えて良いのですか?
2、Salavec Rhaplancaの「Salavec」とはどういう意味ですか? ヒュムノサーバには登録されていないようなので。

(ZaMaBa)

まず1です。新約パスタリエは相当特殊な部類です。クラスタ律は、前回説明させていただきましたとおり、中央正純律の方言です。再度説明しますと、ハーヴェスターシャが管轄する第三塔用のSHサーバーがソル・クラスタに向かった後に登録され、第一塔と互換性が無くなった単語がクラスタ律です。ヒュムノサーバーの説明のコロニーとは、まさにティリアの塔(厳密には第三塔原初の塔)の事です。次に2です。Salavecは、「生け贄」や「捧げ物」という意味の古メタファルス律です。

子どもを作れるほど良く出来た男性オリジンと、同じ位良く出来た女性オリジンの間で子どもを作った場合、生まれた子どもはどのような存在になりますか? 人間の遺伝子が混じっていない、けれどオリジンのクローンでもない、新種のレーヴァテイルが生まれるとか?

(い~じ~えいと)

そもそも男性の生殖器を忠実に再現したケースが歴史上ありませんので、良くできた男性オリジンというもののレベルを定義するのが難しいですが、もしクロガネ理論のレーヴァテイル用生殖器の男性版を創りあげた場合ですと、恐らく十中八九タダの第三世代になります。ただ、これはレーヴァテイル質が男性型、女性型共に現在の女性型が保持する以上に異なる特性を持ち得ない場合に限ります。

前回「ゲームシステムによる事情で設定側が折れた」というのが多発していましたが、いっそ読者のみなさんから、摺り合わせ用の理屈を募集とかどうでしょうかね? 例えば最後に「抗体を倒すと『にょ?ギモ』が入手できるのは?」というお題を出して、その理屈を募集するとか。で、見ている読者が
題「抗体を倒すと『にょ?ギモ』が入手できるのは?」
答「じつは逆で、にょ?が空魚を捕食してその有効成分を体内に大量に蓄積して、所謂『生態濃縮』が行われている。」
みたいな形で投稿し、その中で一番シックリする物を土屋さんが採用するとか。

(八丈島のにょ?)

親身な御意見ありがとうございます。皆さんからの設定公募はとても素敵な案ではありますが、ファンの皆さまの中には公式とユーザーはあくまで別、とお考えの方もいらっしゃいます。極力全てのファンの皆さんに最後まで楽しんでいただきたいと考えております故、この辺りは慎重に検討させていただきたいと思います。尚、個人的私見をお伝えするならば、自らの自制と正常な判断が効く範囲内での皆さんとの意見交換やご提案の採用は、今後積極的に行っていきたい考えです。ネットワーク全盛の時代、昔のように一人の神格化されたクリエイターが絶対的な力で世界を創造する作り方以上に、より良い世界を創造する可能性がある手法としてコミュニティの活用が有ると考えております。例えば私は医学や遺伝子工学、物理学や哲学などほとんどの知識は専門外であり、ファンの皆さんの中に私よりよほど博識な方はごまんといらっしゃるわけです。そういった皆さまとの意見交換によって基礎的な部分を支えていただくことで、より緻密な世界観を構築出来る可能性があるのではないかと思う次第です。あくまでネットワーク黎明期である今現在の、そして私個人の考えですので、全くもってダメな案かもしれませんが、今後もこの方法「皆さんと共に創り、かつ世界観は揺るぎない」ものを創ることは出来ないかを模索していく予定です。

質問1:「にょ?」などのⅠに出てきたモンスターは一部、Ⅱにも出てきましたが、Ⅲの世界には存在してないものもいるのでしょうか? それとも本編中で出てこなかっただけですか?
質問2:鳥系のモンスターは塔と塔の間を行き来できるんですか? 
質問3:モンスターは絶滅することはないんですか? 
質問4:最後にあまり関係ない質問。ゴイス防壁*3ゴイス結界*3って反則じゃないですか?(笑

(an)

回答1.前回の編纂室で説明いたしましたとおり、第二塔のモンスターは第一塔から輸入されてきたものが野生化したものです。第三塔は基本文化や風土が全然違いますので、ソルシエールのモンスターは第三塔にはほとんど存在しません。
回答2.塔間の距離が果てしなく広い為、また非常に狭い為、正確に長距離飛行を達成することはほぼ不可能です。
回答3.もちろんあり得ます。第二塔で「にょ?」は絶滅しましたし、作中には出てこないだけで絶滅している種は存在しています。
回答4.そうかもしれません。ゲームバランスを担当した者に伝えておきますね。

質問です。第三塔の未形成部分の枠線は何で出来ているのでしょうか?

(danny)

フォログラフによって描かれた、空間三次元描画です。簡単に言えば省電力タイプの詩魔法であり、指示された通りの位置にラインを描画します。第二塔はフレリアが、第三塔はティリアがその支持者ですので、彼女らが描いたり消したりすることが可能です。もちろん、目視かそれに準ずるターゲッティングが必要で、手探りで描けるものではありません。

ティリアが死んでしまったら塔は消えてしまうということでしたが、もしそうなった場合は第三塔からサポートを受けているレーヴァテイルは体を詩魔法で紡げなくなって水になってしまうのでしょうか? そうすると星を再生する為にテロメアを使い果たしてしまうティリアはもう先が長くないですが、他のレーヴァテイル達も……?

(リンカ)

ティリアの塔が消えてしまっても、第三塔のレーヴァテイルは生存します。なぜならβ-6DのあるSHサーバーは「原初の塔」に存在し、ティリアの塔が消滅しても原初の塔は残るからです。また、ティリアの消滅はティリアのSHサーバーの停止とはイコールではありません。ただしティリアが停止した場合、その内側に形成されたβ-6Dシミュレータで稼働するサキアに関しては、動作保証はありません。

トウコウスフィアでもトウコウしましたが却下されたっぽいのでこちらで改めて。(グロくてすいません)β純血種は身体の構成物質が水(厳密には違うが)とのことですが、部分的に本体から切り離された場合(軽いもので毛髪、重いもので四肢?)にはその切り離されたものはどうなるのでしょうか? 
・本体から外れる=影響圏から外れて水に戻る
・塔の影響圏だからそのまま残る
のどちらかだと思うのですが……。またこれを考えるとレーヴァテイルは重大な欠損(人間ならば義肢を使用する)でも再生できることに?

(ニャゴ)

前者の質問に関しては、「塔の影響圏だからそのまま残る」が正解です。また、このことからも予測がつくかもしれませんが、重大な欠損の再生は出来ません。前回の編纂室でも似たような回答をしていますが、欠損部位の再生には無茶なエネルギーが必要で、中核三角環ではとても補えません。それは「素水」が十分に無い為、エネルギー等価変換が出来ない為です。逆に言えば、三極式共鳴培養槽と新たな「素水」を用意すれば、欠損の復活は可能です。ただし、当然それなりのコストがかかります。

こんにちは。質問も回答も濃い内容が多い中恐縮ですが、自分も質問させていただきます。第三塔で「リンパ管」というエリアがありましたが、あれは人間のリンパのようなエネルギーの循環器の役割を果たしているのでしょうか。オリジン=塔と言っても、「オリジンが意識で制御できる関係」くらいに考えていたのですが、オリジンたちが実際に塔になる時に、自分の体そのものを物理的に媒体にして塔を生成したのでしょうか。ATⅢではラファエーレがクリスタルを用いて「進化」を行っていますが、ヒュムノスにはそうした人体(レーヴァテイル体)の改造もできる技術も備わっているということでしょうか。部分的にでもお答え頂ければうれしいです。

(ぺんぺぺん)

だいたい仰るとおりで正解です。第三塔は文字通り、ティリアがそのまま塔に変身したものですから、その塔内(=体内)にはエネルギーの流れを司る器官が存在します。 また、一つ誤解があるかもしれませんので念のため説明いたしますが、「オリジンの身体が塔に変身している」のはティリアだけであり、シュレリアはいわばケーブル結線、フレリアは自らが謳って紡いだ詩魔法生成物です。そして、ヒュムノスは人体を改造できる機能までも備わっているのか、という回答としてはYESでありNOでもあります。それはPCに置き換えれば、CD-ROMをコントロールする機能がC言語に存在するか、と言っているのと同じであり、結論としては「言語としてはサポートしているがハードがなければ操作できない」ということになります。物理体の変形をサポートするのはハーヴェスターシャ管理の第三塔SHサーバーのみであり、その中でも塔のサイズにまで巨大化出来るのは、SHサーバーの限界精神周波数が二倍あるティリアのみです。

前回の、天界の塔についての質問で『インフェルの時代に顕在していたのは、むしろ顕在させたといった方が正しいです。』の部分について詳しくお願いします。正式な顕在化手段であるヴィーナはフレリアもしくはフレリアのDセロファンを持つレーヴァテイルのみが発動できるものと認識していますが、インフェルが塔を攻めた当時は焔の御子ネネシャが亡くなった直後ですし、次代の御子は戦争後に出現すると年表にあります。であれば、この時にインフェルが顕在させた際の手段はヴィーナを用いない、つまり一種の不正行為だったと予想するのですが、これは正しかったでしょうか? またそうであった場合、どのような手段を用いられたのかについてもご教授願いたいです。

(仲村)

端的に言えば不正行為です。そしてそれはEXEC_VIENA/.による方法ではありません。

アルトネリコのとても濃い世界観設定が大好きです。さて質問です。 1.一度レーヴァテイル内に入った星の人格が自分の意思で他のレーヴァテイルに乗り移ったりすることは可能なのでしょうか。ティリアがアルルゥを取り込んだのは乗り移るというよりはコスモフリプスの効果によるものかなと思ったので気になりました。 2.前回そもそも惑星の意志に性別はありません。との回答がありましたがではアルルゥや咲の姿はレーヴァテイルの体に入る時点で決まるものなのでしょうか?

(練餡)

まず1ですが、他のレーヴァテイルに乗り移ることは不可能ではありませんが非常に難しいです。例えば、フィンネルに人格達が入り込んだのはSHサーバー側で敢えてフィンネルのSH_RAMへのアクセスを可能にした為であり、通常は境界門がファイアウォールの役割を果たす為に入り込むことは不可能です。ティリアがアル・ルゥを取り込んだのは、仰るとおりの説明(コスモフリプスの効果である旨)をCDの歌詞カードや設定資料集にてしております。ティリアとアル・ルゥに関しては、コスモフリプスを用いてティリアがアル・ルゥと対話をし、それをアル・ルゥが受け入れたことにより、本来ティリアのSHサーバー内に存在している「惑星の意志が格納される領域」に収まった、という感じです。

何時も何時も沢山の回答に答えてくださり有りが問うございます。今更ですがここで御礼を申し上げます。では早速本題に入らせていただきます。Ⅰ、Ⅱ、及びⅢでコスチュームチェンジ(Ⅲでは各人格に変わる度に)すると服装が変わりますが、これってどういう原理なんでしょうか? 詩魔法の応用で自身が身に着けている服を変化させているんでしょうか? 人格が変わったら姿も変わるってのは何となく解るんですが……。

(sasurainohito)

仰るとおりです。コスチュームチェンジは詩魔法と同様の理屈で行っております。ただ詩魔法と違うのは、それが「ヒュムノスワードのシステム」に載るものではなく、ハードウェアレベルで直結されているという事です。すなわち、詩を謳う必要なくコスチュームチェンジが可能であるということです。

アルルさんって確か抗体を統率してアルシエルの回復を担う役割でしたが惑星再生計画が成功してその必要が無くなった後、彼女ってどうなるんでしょうか?

(sasurainohito)

アルルは惑星の意志全体の合意の下で、モディファイアの一人としてクラスチェンジをしています。惑星の意志は、自らに本心からその願いがあり、かつ惑星の総意全体がそれを認めた場合に限り、自らの役割をチェンジすることが可能です。ですが当然様々な厳しい条件があり、それらをクリアする必要があります。クリアできない場合は合意に至らず、その意志は消滅してしまいます。例えばスズノミアの場合が分かりやすいのですが、惑星崩壊時には全てのモディファイア、メンテナンサーは限界であり、新たな意志を迎え入れる余裕などありませんでした。また、それ以前にスズノミアがクラスチェンジを希望していなかったという事もあります。彼女は滅び行く惑星の終焉を食い止めるには、自らの詩が必要不可欠であるという事をよくわかっていたからです。アルルは星の意識、人々の意識の転換により、今までの使命から新たな使命に移ることを総意共々必要としていました。また、これから惑星が再生をしていく中で、一人でも多くの意志が必要だったことは言うまでもありません。

アカネがリンカーネーションを解放し、塔の機能を停止させた後はストーリー上は詩魔法が使えないということになりました。が、戦闘では普通に詩魔法を使えてしまいます。これは何故でしょうか?

(SJP)

前回に引き続き、ゲームバランス上の都合、という回答になります。ご了承くださいますようお願い申し上げます。

第2回の編纂室において、EXEC_METAFALICA/.についてクローシェは『結論から言えば、ヒュムノスとしては謳っていませんでした。』とあるように、サーバの違うクローシェはEXEC_METAFALICA/.を実行どころかインストールもできないと思うのですが、ゲームの展開によってはクローシェも魔大陸化します。これはなぜでしょうか?

(仲村)

EXEC_METAFALICA/.は、乱暴な言い方をすれば中核三角環(もしくはNEE。今回は「中核三角環」のみで説明します)を大地の心臓として扱うものです。本来は歌い手を照準とした効果となるはずですが、至近距離にレーヴァテイルがいた場合、必ずしも歌い手になるとは限りません。EXEC_METAFALICA/.の演出を見ていただくと分かるように、EXEC_METAFALICA/.の仕組みは外的要因による中核三角環の強制肥大化です(演出上の雷のようなものは高圧導力です)。高圧導力流は中核三角環に誘導するように設計されていますが、その照準圏内(半径約5m以内)にある謳い手以外の中核三角環にも誘導されてしまいます。結果、どの中核三角環に決定されるかと言えば、最も意識が高揚しているもの(=導体H波の発散が著しいもの)になります。これは、EXEC_METAFALICA/.が中核三角環を肥大化させる際に、内側から励起する導体H波の振れ幅を極端に大きくする事が最重要となる為、その初期値が少しでも高い方が効率がよい為です。敢えて説明する必要は無いかもしれませんが、上記理由によりEXEC_METAFALICA/.は「自分に向けて中核三角環肥大化ビームを放つ」詩であり、EXEC_METAFALICA/.自体が内側から大地の心臓化をさせるものではありません。故に詩魔法サーバーには依存せず、第一塔互換のレーヴァテイル・エンジンであれば、その効果が顕在します。

オリジンと塔の関係についての質問です。三人は死なないですか? もし死んでしまったり、肉体に傷や病気を負った場合、塔に影響はありますか?

(パアイオタ)

オリジンは放っておいても死にません。ティリアも寿命について議論されることが多いですが、敢えて自ら命を減らす行為をしなければ、永年生き続けます。基本オリジンが死ぬ場合、塔の機能不全によるものですので、考え方としては逆となります。すなわち、塔に異常が発生すると、オリジンに弊害が出る(病気になる)事があります。

前にトウコウスフィアでミュートはβ純血種を介してヒュムノスを使っているとありましたが、これはフィンネルが塔(ティリア)を通してアルシエルとリンクするのと同じような理屈と思っていいのでしょうか? また、そのβは原初の塔にいたのかアルキアかクラスタニアにいたのか知りたいです。

(ヒロイズム)

フィンネルと惑星の意志とを結ぶホットラインとミュートのエイリアス処理とは全く違うものです。フィンネルの場合、寧ろフィンネルは特に何をしているわけでもなく、惑星の意志がフィンネルの精神世界とアルキアに捕まっている抗体を繋いで生存しています。かたやミュートの場合は、ミュートの持つヒュムネコードと同じ周波数スペクトルをHNC(ヒュムネコードのネームサーバー)に登録し、それとHNCに登録された他のヒュムネコードが持つ、サーバー側アドレスをコピーして関連づけをしているものです。また、そのβの所在地ですが、原初の塔にあるβ-6Dです。そもそもクラスタニアやアルキアにはSHサーバーは存在せず、全ては原初の塔内部にあります。

イーヤさんとアルルさんって生まれて間もない存在なんでまだ彼女の神話なんかはまだ無いでしょうが、もしも神話が出来たとしたらその役割は何なんでしょうか? イーヤさんがサキさんの変わりなんで、彼女と同じ事は解るんですが……。後、前回のフィラメントさんとユリシカさんの神話の役割と実際の役割(もしかしたら実際の役割は設定資料に載っていたかもしれないんで、省いても結構です)も教えて下さい。

(sasurainohito)

神話というものは、実際の役割と必ずしも一致する物ではありませんし、そもそも神様を説明する解説書ではありません。ですので、イーヤがどんな神話に登場し、どんな役割を持つのかは、これから悠久の刻の中でイーヤが人々とどのような交流をしていくのかによって大きく変わっていきます。本当の役割は仰るとおり、サキと同じで生命のモディファイアです。また、フィラメントとユリシカですが、以下のようになります。 神の名 神話での役割 実際の意志役割 フィラメント 死神、貧乏神 世界永続の為の均衡管理 ユリシカ 火の神、文明の神 人類進化の促進と啓示

ここでお聞きするのが適当かどうかわかりませんが…EXEC_PAJA/.#Misya~やEXEC_FLIP_ARPHAGE/.のように、歌詞の一部が不詳なヒュムノス、またヒュムノサーバ未登録の単語については今後正式に発表される可能性はあるのでしょうか。

(Takr)

ヒュムノスによります。例えばミシャパージャの場合、演出として敢えて曖昧な形にさせていただいておりますので、今後も公表する予定はありません。また、アルファージのように、単純に単語が登録されていないだけのものもありますので、こういったものは早めに新単語を登録していきたいと考えております。

神話やイーヤさんのセリフから察するに過去に惑星の意志が何らかの手段で人々の前にサキアさんやフィンネルさんの人格さんたちとは違う方法で姿を現したことってあるようなんですが、具体的にどんな方法を使ったんですか?

(sasurainohito)

その時代その時によって違います。恐らく今回の顕在の仕方が最も「科学的な」顕在方法ですが、逆に言えば、科学に支援して貰わなければ顕在できないほどに惑星が弱っていた、という事にもなります。といいますのは、過去の顕在方法はどれも惑星の意志が自力で顕在するものであった為です。過去に最も多かったのは、人が宿す魂に惑星の意志が宿る方法です。また、一時的な憑依になりますが、人間に一時的に取り憑いて身体を借りる方法もあります。また、これらの手法は特に前者の場合「半神(神と神の子供)」が多用し、後者は「神(サラパトゥールなど)」が多用していたと言われています。

ふるるメインで愛してる自分にとって子作り出来ないのを明言されるのはちょっと……ぼかしてくれたままでよかったです……。Ⅱの今後の展開次第では子作り出来るようになったりはできないんですよね……後付けみたいな。

(奇野)

こちらのアナウンス不足で申し訳ございません。編纂室では、皆さまからの問い合わせに対し、真摯に全ての事実を回答するコーナーです。決して遊び半分で誇大表現をしたり、面白半分に設定をねつ造する、という事は行わない所存です。故に、今回のように「知りたくなかった」情報なども沢山掲載されている可能性が高いです。フレリアの件も前回前置きしましたとおり、敢えて今までぼかしていた事でしたが、今回このような場を創るに当たってコーナー主旨がブレないように正直に回答させていただきました。今後もこのコーナーに関しましては、この体制を崩すつもりはございません。恐らくこれからもショッキングな設定が多数掲載される可能性が有りますので、今後、今回の件を反省点としまして、コーナーの頭に必ず注意書きをさせていただきたいと思います。不快なお気持ちにさせてしまい申し訳ございませんでした。以下、後半についての回答をさせていただきますが、上記の通り正直に回答させていただきますので、自己責任でお読みいただけますようお願い申し上げます(読みにくいようにはしておきますね)。読まれる方は、以下をマウスで「選択」して反転してください。今後フレリアについて子作りが出来るようになるか否かですが、現時点の技術力では難しいと思います。前回も生殖器について同様の質問について回答しました通り、現存する唯一の生殖器搭載オリジンであるティリアを解析し、物理組成メモリ(ROM)をティリアのそれから局所的に持ち込んだプログラムによって強引に書き換えるという方法でならば、非現実的な中でもかなり現実的な方法となります。

どうして「アルトネリコ」という題名なんですか? アルトネリコとは何なんでしょうか?

(木木木)

アルトネリコとは、「Ar」+「トネリコ」で構成されており、Arとはヒュムノス語で「唯一つの」という意味、トネリコはそのままこの世界の「トネリコの木」から取っています。トネリコの木は、この世界においても「魔法を司る木、(北欧系神話の)ご神木」と言われており、当時まだファンタジー色の強かったこの企画に名前をつける際に、「魔力増幅塔」に相応しい「魔法を司るご神木」ということから、トネリコの名をいただきました。

ココナさんについて一点質問です。ティリアのバイナリ野(アオトのダイブ先)にあるポータル神社にいる「たつみなのみことここな」さんの命名由来は単純に「タツミの名を名乗るココナ」なのでしょうか。それとも感覚的に「HN:タツミさん@ココナ」のようなニュアンスだったのでしょうか。

(しあん)

特に上記二点の違いを明確に出来るほどの由来はありませんが、単純に「神道っぽい名前」で「インパクトがありそうなもの」を創ってみたというのが正直なところです。「龍御」という「名」の人の本当の「命(いのち)」は「ココナ」という意味合いで付けると、何となく神道っぽいといいますか、昔の日本書紀などに出てきそうな雰囲気になりましたので、この形に致しました。

鋼の錬金術師で「人間の素材は子供のお小遣いで買える程度の額」というセリフがあった(かな)のですが、やはりβやオリジンなどは構成素材?そのものが人間とは違うのか、それとも地球とは物価が違うのか答えてくれるとありがたいです。

(ミノル)

レーヴァテイルの源となる「素水」は非常に高価です。確かに材料の元素だけに分解すれば、例えば水と炭とリンと…みたいな感じで、薬局で買えるものだけで構成できるかもしれません。ですが、そこから様々な有機物を生成し、有る程度のところまでバランス良くお膳立てしてあげないと「素水」にはなりません。例えばDNAもヌレオクチドという有機物で構成されていますが、このDNAを自由に創ることは現代ではまだ出来ません。そういったレベルに至るまで様々な化学反応や培養を経て創り出される「素水」には、莫大な工数と人件費がかかります。水と炭を手でこねて創れるわけではありませんから、その過程で莫大な労力が必要なわけです。

前回、『ヒュムノスをインストールする・アンインストールする』という発言がありましたが、ヒュムノスは『ダウンロードする』ものですよね? 正直言ってインストールのほうが自然な表現な気がしますが、なぜダウンロードと呼ぶのでしょう? 自分なりに考えたのですが、グラスノ結晶は体内に取り込むからインストールで、ヒュムネクリスタルは想いだけを取り込むからダウンロードといった感じでしょうか? そういえばヒュムネクリスタルはダウンロードしてもクリスタル自体は残るのですか? ファンタスマゴリアは1つだけだったのか、3つ作ったのか……

(ストガー)

申し訳ございません、私が間違えておりました。ヒュムノスはダウンロードするものです。また、その言葉の意味ですが、仰るとおりで、ヒュムノスはそのクリスタルを取り込むものではなく、中に入っている情報をSH_RAMに取り込む為、インストールとは別物として「ダウンロード」と定義させていただいております。以前編纂室でもお話ししましたが、ヒュムネクリスタルは一度しか使えないものと、何度も使えるもの、使用回数に制限があるものが存在します。制限があるものは使い切ると消えてしまいます。また、これも以前編纂室でお話させていただきましたが、第二紀以降に作られたクリスタルは、何度でも使えるものが多いです。第一紀のクリスタルは権利関係なども複雑で、また対象となるレーヴァテイルも多数存在し、しかもそれが商用として流通していましたから、当然アクティベーションのような技術が発達していたわけです。パージャやデスペディアなどは一度きり、EXEC_METAFALICA/.などは何度でも使えます。当然ファンタスマゴリアも何度でも使えます。

ソル・シエールでは、チェロ月とヴィオラ月は毎晩交互に昇る、とありましたが、Ⅱの冒頭では二つとも同時に夜空に浮かんでいますよね? これは、アルシエル内でも地域によって月が昇る周期が異なるということですか? ソル・シエール、メタ・ファルス、ソル・クラスタの緯度や二つの月の公転軌道がどのような軌跡を描いているのか気になりますが、さすがにそこまでの設定は無いのでしょうか? あと、この月の名前は楽器から取られているのだと思いますが、ヴァイオリンやコントラバスなどの名前を冠した星は無いんですかね?

(ストガー)

ソルシエールの方がメタファルスよりも緯度が高い為、月の出方が違います。ヴィオラ月とチェロ月は共にアルシエルの自転の1.5倍のスピードで公転しています。それぞれの月は公転面の角度はずれていますが、位置的には公転面が交わる点を基準として考えるとほぼ180度の位置に存在します。ソルシエールはヴィオラ月とチェロ月双方の公転軌道の真下に位置する為、ほとんどの場合で月が交互に出ますが、メタファルスは高度が違うので両方の月が見えることがあります。一応設定上ではこのような形とさせていただいております。

アルトネリコとはあまり関係ありませんが、こういった設定はすべて土屋さんが考えているのですよね? 第二塔の動き方についてなど、ある程度物理学を学んでいないと知らないような内容の設定がありますが、土屋さんはそういった学問をどこで学んだのでしょうか? 単に大学が理系だったということですかね? 答えられない質問だったらすみません。

(ストガー)

大学の専門は土木、構造力学、都市計画、空間景観設計です。世界単振動の元になっているフーコーの振り子は学科棟に実物がありました。それ以外の知識は単なる雑学です。故に深く知るわけではありませんので、色々な所で矛盾が発生してしまいます。それでも、その理屈を使うからには僅かでも知識を付けたいと思い、出来る限りの知識を集めながら制作に取り組んでいます。

質問が多すぎて申し訳有りません。気に成ることが沢山ありすぎて……。(多分)1回のコーナーで一人5回までなんで、こちらもなるべく気になることのうち優先度の高い順に絞り込んで質問しようと思ってますので、これからも宜しくお願いします。さて、今回最後(かも?既にたしか5つ目になるんで……)の質問をしたいと思います。フィンネルさんはトコシヱで主治医の光五条さんの所に通院しているようですがその理由って何なんでしょうか? てっきり彼女も多重人格者なんでそれが理由かとも思いましたが彼女がソーマでもあったことが皆にバレるイベントを観る限りそこで初めて彼女もサキさんと同じ症状だった事が解ったようなセリフでしたし……。それとも医者の守秘義務からそういって誤魔化したんでしょうか?

(sasurainohito)

単純な話で、フィンネルは良く色々な所に行っては怪我をして帰ってくるからです。一つはドジッコだからであり、もう一つはソーマのせいです。その他にも、トコシヱ隧道に来たばかりの時に、精神的にかなり滅入っていたのでカウンセリングを受けたりもしています。

はじめまして。何時も面白く読ませていただいております。Ⅲのエンディングで再生されたアルシエルの絵が見られますが、その中に浮遊大陸らしきものが見えなかったため、メタファリカ大陸は浮遊コストを払うのがもったいなくて再生したアルシエルの地殻に降りたのかと思っておりました。ところが今回「メタファリカと地上」という表現があったので、今もメタファリカ大陸は浮遊大陸を続けているのでしょうか?

(デカライザーゲキ)

Ⅲのエンディングの自転するアルシエルに関しましては、私の力不足で正確なアルシエルの地表を表現できていません。イメージということで解釈していただけますと幸いです。尚、メタファリカは地表が復活した後もしっかり浮遊大陸を続けています。

レーヴァテイルがインストールポイントを他人に見られるのを嫌うのは何故なんでしょう? そういう文化的な思想からなのか、それとも本能的なものなのか

(リク)

本能的なものです。レーヴァテイルのインストールポイントは最大のウィークポイント(戦略的に)ですので、本能的に他人には見せないように「刷り込み」をしています。インストールポイントの位置について前回の編纂室で回答していますが、それと同じコンセプトに基づいた「セキュリティ施策」の一つです。

勉強不足でしたらすいません。β純血種である咲とフィンネルがアルシエルの中心部にいっても水にならなかったのは何故ですか?

(リク)

XPシェルが中継機能を持っている為です。元々レーヴァテイル(というかティリア)をコアに送り込むシステムですから、その辺りのレーヴァテイルサポート設備は完備しております。

4月1日のトウコウスフィアでクロアが「オリジンの胸が小さいのは長く生きていても重力で垂れないため」と言っていましたけど、実際のところあのキャラデザにそういう意図はあったのでしょうか? それとも、やはりこれもマーケティング的なものを考慮してのものなのでしょうか?

(マトウィ)

キャラデザの際に、上記のような設計意図はありませんでした。これはトウコウスフィアで後付で考えられたものです。オリジンのデザインは市場性を考慮した上で、デザインさせていただいております。

インフェル・ピラについての質問です。いつぞやのトウコウスフィアでハーヴェ様が「サーバーに死亡判定されたレーヴァテイルのCSは停止される」と仰っていました。しかしインフェルはサーバーに死者として扱われているにも拘らず、400年もの間精神体として存在し続けていました。ネネシャに関しては彼女の大地の心臓が精神体そのものであり、ティリアのフォログラフィのような感じで物理体に復活したと解釈しておりますが……例えばインフェル・ピラにはハイバネーションなど他の塔ではちょっと見られない機能がありましたが、インフェルの異例はその辺りに関係してくるのでしょうか。従来の塔との性能の差など、詳しくお答えして頂ければと思います。

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まず、ハーヴェの言っていたと思われる「レーヴァテイルCSの稼働停止」とは、フレーム(正式名はS.H.W.P.P.U.)側からそのSH_RAM領域に対してのアクセスを停止する、という意味合いです。これによって何が起こるかというと、物理体とのリンクが完全に切れます。すなわちボディを失います。ただ、厳密にはボディを失っただけで、精神(SH_RAM)は放置(温存)されます。

トウコウスフィアの第58回で、シュレリア様が「ティリアって誰ですか?」と発言していますが、これは何か意味があったのでしょうか? 設定資料集を読むと二人は昔会ったことがあるようですし、ただ単にATⅢの発売前だったから誤魔化しただけ?

(SJP)

単純に、設定資料集のエピソードについて根に持っている事を表現する為に行った発言です。

いくつか質問させて頂きます。  1)ヒュムノスの演奏について"レーヴァテイルの妄想が創り出すバックバンドの演奏は、その周囲の人に「聞こえています」"とのことですが、つまり複数のレーヴァテイルが近くで謳った場合はその全ての演奏が聞こえると言う事でしょうか。
2)ATⅢのワールドマップ見てて思ったんですけどあれってムーシェリエルの上に乗っかって、というか浮いてるんでしょうか。なんかポッキリ折れそうというか倒れそうなんですけど。

(けちょ)

1についてですが、詩魔法サーバーがある程度は範囲を絞りますので、重なることはあまりありません。同じサーバーによってエリアを決定していますから、干渉管理はしっかり行っています。通常レーヴァテイルの詩魔法やヒュムノスは、その想いの強さが有効範囲になりますので、より強い想いで謳っているレーヴァテイルが、最も広い音波域を持つことになります。2ですが、むしろムーシェリエルが団子のように串刺しになっているという形です。塔は上下で繋がっています。その中心部分に、ムーシェリエルシードという施設があり、そこを中心に、ムーシェリエルは膨張して今の形になったという感じです。

①3つの塔に住んでいる人達の平均寿命は何歳くらいなのでしょうか? ②アオトが作った先生用の医療バックを見ると相当医療技術も高いのだろうと想像できますが、医療のレベルは、現在の地球と比べるとどの程度の物なのでしょうか? ③第三世代レーヴァテイルの老化ですが、β純血種やオリジン、γ昇華体は基本的に一定年齢になると死ぬまで外見は変わらないみたいですが、人間質のある第三世代はどのように老化するのでしょうか? 普通の人間と同じなのか、レーヴァテイル質の影響で多少老化が遅いのか?

(しろくろ)

1.平均寿命は40~50歳程度です。環境が良いほど長生きしますから、ゲームの登場人物のような人達(総統や研究員や身分の高い人達)は長生きな部類です。特にメタファルスなどでは栄養不足で長生きできない人が多く、平均寿命を下げる原因となっています。 2.人間に対する医療レベルは、一概に現実とは比較できませんが、実際にはさほど違いはないと思います。むしろ先生用の医療バッグはレーヴァテイル用ですので、いわば工具箱やネットワーク修復用のノートPCみたいなもので、本来医学ではなく工学の部類です。 3.第三世代の老化は通常の人間と同じです。

土屋さんの立ち絵が1種類しかないのはなぜですか?? しかもファンブックのP39、ガストな日々(1)の仕事の代償、3コマ目の使い回しっぽいし……。普通に喋っている奴でもいいと思います。

(榎 小角)

別の顔も登録しようと思っておりますが、毎回時間がなく現状維持となっております。今回もそんな感じになりそうです…。

開発者御自らファンの疑問に答えようというこの企画、素晴らしいと思います。これからも無理のない程度に頑張って下さい! さて、最近改めて漫画版(アルペジオ)を読み直してみたのですが、この作品は本編時系列とつながっているのか、あるいは完全に独立した外伝扱いなのか、どちらでしょう(もし過去に答えられていたら二度訊きになってしまい申し訳ありません)。また、作中ではオリジナルのヒュムノスである"ソポリフィクエ"が登場しますが、その「コスモスフィア中の境界門を強制開放する」という効果は、使い方を誤らなければ"METHOD_METAFALICA/."や"METHOD_REPLEKIA/."に匹敵する効果が得られそうなのですがどうでしょう。通常のレーヴァテイルと複数で謳うことが前提のI.P.D.という違いはあるものの、個体数が絶対的に違う以上、その潜在的なエネルギーは通常のレーヴァテイル側に軍配があがると思うのですが。

(チキン野郎の棒々鶏)

アルペジオもそうですが、基本、小説やドラマCDなど、全てのゲーム外エピソードは公式であり、パラレル(全然関係ないもの)ではありません。アルトネリコのプロジェクトを始めたときから、公式である以上パラレルは創らないという事を決めておりますので(トウコウスフィア等、世界観外のサービス企画は除く)、少なくとも過去か未来、片側だけでもゲームの時間軸と繋がっています。また、ソポリフィクエに関しては仰るとおり、相当強力なヒュムノス・エクストラクトです。やっていることは単純ですが、実際には数多のファイアウォールをクリアして開放していますので、もの凄く高度なヒュムノス・エクストラクトなのです。効果的には確かにA.T.D.(アルトネリコ依存体)のMETHOD_METAFALICA/.と言ってもいいでしょう。ですが、メタファリカ以前にI.P.D.とA.T.D.が根本的に違うのは、サーバー側が共通意識を顕在意識として扱う仕組みをサポートしているか否かです。そもそもI.P.D.の精神世界がレベル7までで、8と9が共通意識野として改造されているのは、顕在意識内で共通意識を持てるようにする為の苦肉の策です。A.T.D.に存在する共通意識野はレベル10以上の領域しかなく、境界門が開いて全てのレーヴァテイルの意識が繋がったとしても、それは全く認識できる物ではありません。更に、I.P.D.はデフォルトで共通意識野を本能的に使いこなすサポートシステムがインフェルピラに存在しますが(例えばクイーンシステムであったり、トルカロルのような共通意識を利用したシステム)、A.T.D.はそういったものは存在しませんので、共通意識に渦巻く個々の想いの交通整理が出来ず、混沌としたまとまりのない想いに留まるのみでしょう。その想いは漠然とした全体感情として薄まった状態でそれぞれのレーヴァテイルに浸透していき、ミュールの反乱や小説版アルトネリコのような状況が頻繁に発生することになります。I.P.D.が力を合わせて強力な一つの詩魔法にできるのは、個々の力以上にインフェル・ピラの独自機能によるサポートが決め手なのです。

更新お疲れ様です。早速ですが質問させていただきます。 ・昔、ヒュムノサーバのクラスタ律にあった「YYzEKHGpZEKhhL」はいったい何だったのでしょうか。一部発音が似ている(と思われる)ARPHAGEの「yerh zecta lerx」とは関係があったのでしょうか。 ・同じくARPHAGEにて、律史前月読の"X"は「ズ("z"のような発音)」と「コウズ(クロス?)」と二つ発音がありますが、何か理由があるのでしょうか。 ・律史前月読にて、先ほどのように書いてある発音の仕方様々なもの、アルファベットと発音が違うもの、また発音しないものがあるのですが、それによって何か効果や意味の違いが出てくるのでしょうか(資料集かオフィシャルビジュアルブックにて"発音することで効果が出る"との事が書いてあったので、ヒュムノスのように"脳内再生"とは違い、実際に発声された音が重要になるのかな、と言う疑問を持ちました。) ・クロアはジャクリのコスモスフィアで、アオトはサキのコスモスフィアで海というものを初めて見たと思うのですが、全く疑問に思いませんでしたよね? アルシエル復活直後のムービーシーンでも本物の海に対して誰も何も感慨を持っていませんでした。ゲーム中の人は(オリジンはわかりませんが)誰も本物の海を見たことは無いと思うのに、誰もが海というものに何の疑問も持たず対応してるのが不思議に思いました。このあたりは何か理由があるのでしょうか。 ・ティリアロングはいつ頃出るのでしょうか。志方さんのアルバムもまだ先のようですし…

(beyorn)

1つめですが、申し訳ございません、何かの手違いで入ってしまっていた誤登録でした。 2つめですが、律史前月読の単語には決まった発音は存在しません。文字配列によっては「ズ」「ズィ」「クロス」など、読み方が変わることはあります。 3つめですが、そもそも律史前月読はヒュムノスと違い、自然界と直接対話する(直接影響させる)為の呪文列ですので、発音と想いにズレがないことが最も重要です。また、発音に関しては(音声認識のような)完全に精確な発音をしなければ0、正確に発音すれば1、といったものではなく、そのブレ幅によって欠損が出たりでなかったりというものであり、更にその文字配列に関しても「正解」という概念はなく、「文字の並びによってこういった傾向の力が発揮されるようである」という曖昧なものですので、発音と想いのズレ、また記述した文字列と発音のズレが即不発にはつながるものではありません。逆に言えば確かに理想値に対しての欠損にはなっていると思います。が、その読みにくかったりリズムを壊したりする文字を発音することにより、想いの集中力やそれ以外の文字列の読みが崩壊してしまうよりは良いと判断することもあります。そういった形で、スムーズに唱える為に敢えて読みにくい文字を読まないという事はあります。 4つめですが、申し訳ございません、単純な状況説明不足です。本来は驚くか何かコメントをする筈の場所です。 5つめに関しましては、このコーナーの主旨とは違いますので、回答を見送らせていただきます。

主にEXEC_FLIP/.に関して質問です。咲が本編中に使用した自分以外の相手や物を書き換えてしまうようなEXEC_FLIP/.はティリアやフィンネルも使用できるのですか? リバーシアプロトコルはティリアの変身に加え、他のプログラムがプラスされている感じの様ですが、この変身の部分はEXEC_FLIP/.の区分ですか? それともキューティパンプのような通常のEXECの範囲ですか? ヒロインの人格によってボディが変化するのはEXEC_FLIPの効果という認識でよろしいんですか? “EXEC_FLIPが完成していれば”と仰っていましたが実装されている第三塔でもグラスノインフェリアの影響で研究途中で未完成のまま何ですか? 仮に完成していれば他にどんな事ができますか?

(ババンゴ売り)

EXEC_FLIPに関しては、フィンネルもティリアもサポートしております。といいますか、そもそもフィンネルは劇中で「EXEC_FLIP_FUSIONSPHERE/.」を謳っております。 リバーシアプロトコルは、概念的にはEXEC_FLIPと同じハードウェアとエンジンを用いますが、EXEC_FLIPの三文節型(ヒュムノスワード)コマンドシステムは使用しておりません。EXEC_FLIPというシステムは、FLIP系というHYMME系とは違う妄想解釈エンジン(プログラム)を使っていますが、これはモジュール化されており、EXEC_FLIPによる詩魔法はそのモジュールを操作する一汎用アプリケーションに過ぎません。リバーシアプロトコルは、EXEC_FLIPと同レベルに存在する別アプリケーションであり、使用するエンジンはFLIP系妄想解釈エンジンで共通という形になっています。ヒロインのボディチェンジも、FLIP系妄想解釈エンジンにアクセスする個別アプリケーションによって成されています。また、FLIP系が完全に完成していれば、第三塔のレーヴァテイルは自在に様々な物に変身でき、鳥になったり虫になったりすることも可能だったでしょう。また、HYMME系詩魔法と違い、基本的に質量を持った物質を一時的に生成できますので、巨大なおもりで敵を押しつぶすといった今までに出来なかった物理系詩魔法が使えるようになります。

I.P.D.は(トウコウ52回によると)『発症マターの存在する精神世界の周波数によって発症レベルが決まる』らしいですが、この発症レベルや発症マターという概念は通常の第三世代にも適用出来るのですか? また、I.P.D.のレベルの高さはレーヴァテイル質の強さと何か関係があるんでしょうか?

(kara)

第三世代やI.P.D.の発症は、ATⅢ設定資料集にも説明されておりますが、一定以上の導体H波(精神エネルギー)と遺伝的な「当たりやすさ」の二つの要素によるくじ引きです。発症マターとは、例えば劇的な事が発生したりするとき、精神世界のとあるエリアにおいて強力な導体H波が生成され、それにより発症確率が極端に上がり、そこで発症してしまうわけですが、その原因となる衝撃的な事柄を指します。ここまでは第三世代とI.P.D.は全く同じで、とにかく抽選で引っかかったら発症です。この時、I.P.D.はプラスして、一定以上の導体H波を放出することによって精神に異常が発生するという不具合があります。すなわち、何か衝撃的な事が起こりその瞬間にレーヴァテイル発症率がぐんと高くなるとき、その陰ではバグに引っかかり精神異常を来す確率がかなり高めに存在しているという事です。質問の回答をシンプルに行えば「同じです」となりますが、仕組みは上記の通りです。また、I.P.D.レベルの高さはレーヴァテイル質の強さとは関係ありません。これはインフェル・ピラとのシンクロ率という、また別の要素です。このシンクロ率が高ければ高いほど、もろに精神異常の不具合を被る事になり、その暴走は強力になります。といいますのも、シンクロ率が高いと言うことは、それだけインフェルピラからのエネルギーパイプが太い(エネルギー欠損が少ない)という事ですので、恐ろしい力が供給されるわけです。既に本人がコントロールできる範疇を超えており、自分でも自制が効かなくなるのです。

ジャクリのEXEC_SPHILIA/.ですが、彼女はこの詩をどのようにして紡げるようになったのでしょうか。また、大地の心臓はヒュムノスでのみ会話が可能ですが、この詩はレーヴァテイルに対しても有効でしょうか。METHOD_METAFALICA/.(は望まない部分まで伝わってしまいますが)のように「言葉で言っても駄目なら直接心を伝えます」みたいな感じで使えるかな、と思いまして。

(吹鳴)

ジャクリはSPHILIAを、大地の心臓の玄室で紡いでいます。すなわち本当に瞬間ごとの即興アドリブです。ところでこの曲にはEXEC_SPHILIA/.と名前がつけられていますが、厳密にはヒュムノスエクストラクトではありません。塔のリソースを何も使っていないからです。大地の心臓専用の言語です。レーヴァテイルに対してですが、もちろんこのヒュムノスを解釈することは可能です。確かに想いを伝える方法としての効率は通常の言葉よりも良いですが、それはヒュムノス語で単純に会話するのと同程度であり、それ以上の特別な効果はありません。

笑子ちゃんはセラピマニュアルに従って紡がれたそうですが、このマニュアルにはどのようなことが書いてあったのでしょうか?

(匿名)

セラピマニュアルは、主に自らの精神を律する訓練の方法が書かれています。簡単に言えば「寝ながらにして夢をコントロールする方法」です。例えば何かに追いかけられる怖い夢を見たとします。通常の人間であれば命からがら逃げ切れるか、それとも捕まるか、とにかく酷い目にあって汗ぐっしょりで目を醒ますというのがオチですが、ダイバーズセラピストの訓練を受ければ、追いかけてくる相手を打ちのめすことはお手の物です。そのように夢を操る能力というのは、普段顕在意識でコントロールできない、潜在意識に近いところに(手探りではありますが)介入できるようになる能力です。その「潜在意識に近いところ」には、詩魔法を紡ぐ為の領域もありますので、そこに介入すれば詩魔法を紡ぐことが可能なわけです。すなわち、セラピマニュアルに書いてあることは「集中すべき精神の領域」と「そこに想いを集結させて、出来る限り具体的な物質(キャラ)イメージを創り出す方法」です。主に集中する精神の領域がポイントで、これを自由に扱えるようになれば、レベル1相当の詩魔法ならある程度捏造出来るようになります。なお、「笑子」という名前やキャラの性格、行動パターンなどまではセラピマニュアルには掲載されていません。ただ、「自らが共感しやすい人格に設定する方が、より顕在化しやすい」という理論は記されており、それに基づきルカ自身が心の中で無理のないキャラとして描いているというのはあります。

アオトの「咲、謳うな!」は、かの伝説の「ミシャ、謳ってくれ」を意識した台詞ですか?

(吹鳴)

正直に言えば意識しています。

ヒュムノスの単語ってどうやって考え出しているんですか? 英単語の同じ意味の奴と綴りや発音が似てるというものもあれば、まったく見当がつかないものもあったり……全ての単語が何かの言語を参考にしてつくられているわけではないのでしょうか? また、ヒュムノスの文法も何かを参考にして考えたりしたのですか?

(さくらこ)

ヒュムノス単語は流派によって生成方法が異なります。主に「クルトシエール律(=中央正純律)」系列と「古メタファルス律」系統があります。前者は、感情の赴くままに発言する言葉がそのまま単語になることがほとんどです。「生まれる」の「Pomb(ポム)」や、「一緒にいる」の「pitod(ピトッド)」など、分かりやすいかと思います。古メタファルス律は計算によって生み出される単語です。メタファルスでは、第一紀以前、一千年の時をかけて詩の超常性を研究していました。そして、効率の良い発音というものを統計立てて、巨大なライブラリを作成し、有る程度の計算によって文字配列を行い、それを発音するといった形で創られています。ただ、人間が発音できなければ本末転倒なので、計算結果が発音出来ない形になることも多く、そうやって断念した単語も膨大に存在するといわれています。それを「発音」ではなく「想い(導体H波)」によって行えるようになったレーヴァテイルは、その「発音できない計算結果の文字列」を謳うことが出来る素質を持っているわけです。この理屈から、レーヴァテイルの能力を最大限に引き出すようにリミッター解除した言語が新約パスタリエです。

このような場を設けていただきありがとうございます。オリジンについて気になったことがあるので、質問させていただきます。シュレリア様の中には「HDセロファン」というものが存在しますよね? この中には、大量の経験や対応、さらにその際の感情に関する情報までプリントされている、そしてそれ自身が感情形成を行うことはないとあります。つまり、
1.HDセロファンに記録された以上の性格の変化は起きない? 
2.PCのように手を加えない限り限界以上の判断能力アップは不能? 
3.「恋愛対象としての好意」というのもプログラム上のもの? 
ということになるのでしょうか? 3は皆さんの中にあるシュレリア様の魅力を根本からぶち壊してるようですいません…。
4.また、フレリアの「自己再構成型記憶システム」はHDセロファンとどう違うのでしょうか? 
5.HDセロファンはシュレリア様のみとのことですが、3の資料集P128右下の表にはティリアにも適用されています。これはどのようなことでしょう? 
最後に6.オリジンの胸板が薄いのは……凪良さんにお任せゆえ(笑)?
少々多めですが、これにて。これからも頑張って下さいまし!

(どっかの赤枠)

1ですが、記録されたブレ幅以上の性格変化は起き得ません。
2ですが、ある程度記憶に基づく判断力の増強は見込めますが、革新的な効率化は元のプログラムを書き換えない限りあり得ません。
3ですが、読まれる方は要注意です。ご想像の通り、プログラムです。ただ、この問題は「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」に近い命題で、それではその「計算」による感情と、人間が持つ感情との違いは一体如何ほどの物なのか? という議論になります。現在我々の周りにあるAIはあまりにレベルが低い為、このAIレベルを基準として考えれば、人間の「好き」とAIの「好き」とは比べられない、と言うのはその通りでしょう。ですが、このAIによる学習能力や演算能力が増強され、今では想像も出来ないアルゴリズムによる状況予測判断システムや危機管理、人生設計プログラムなどが搭載された場合、それを極限まで進化させたAIの恋愛感情は、やはり作り物で愛のないものなのでしょうか? 逆に、人間の「想い」や「愛」とは、我々がコーディング(プログラミング)していないだけで、実は我々の認識できない偉大なる生命によるプログラムで人工的に創られたものである、という可能性は0でしょうか? 私はその答えは皆さん個人個人の結論そのものだと思っております。
4ですが、フレリアの自己再構成型記憶システムはHDセロファンとは全く違います。そもそもシュレリアとティリアには精神世界はありませんが、フレリアには存在するという現実があります。これこそが、HDセロファンとDセロファンの違いです。HDセロファンというのは、その中にSH_RAM全域が格納されているようなものです。Dセロファンはそれを持っておらず、別の場所にSH_RAMというものが存在します。SH_RAMは柔軟な書き換えと進化、学習が可能ですが、HDセロファンはほぼROMです。この差は歴然です。
5ですが、厳密にはシュレリアとティリアがHDセロファンです。シュレリアのみ、という記述は申し訳ございませんが誤った記述です。
6ですが、敢えてノーコメントです。様々な人達の想いが成せた技です、とだけお伝えしておきます。

ネモの公園で、オリカが『謳う丘 -Harmonics EOLIA-』を謳うシーンがありましたが、ソルシエールの人々から見て、『謳う丘 -Harmonics EOLIA-』は、どのような意味を持った詩なのでしょう?

(白闇)

ATⅠの序盤でオリカが『謳う丘』を謳うシーンがありますが、ソル・シエールやアルシエルのほかの地域において、謳う丘という楽曲はどのような存在なのですか? また、謳う丘3曲はそれぞれ舞台となるオリジンの名を冠していますが、これには何か意味があるのですか?

(ストガー)

Ⅰの序盤で謳う丘を謳わせたのは、「その地方に伝わる誰もが良く知る詩」の一例として描いているものであり、厳密にはタイトルで使っている謳う丘との因果関係は全くありません。また、それぞれがオリジンの名を冠している事に関しても、設定上の意味は全くありません。単なる歌タイトルデザインとして、です。

ヒュムノスコンサートのサブタイトルは、それぞれキャラクターと関係した名称になっていますが、「オリカ」と「月奏」はどんな関係があるのですか?

(ストガー)

そもそも、ヒュムノスコンサートのサブタイトルは、キャラクターと関係した名称にするというコンセプトはありません。たまたま「澪」「焔」と「咲夜琉命」「珠洲ノ宮」がヒロインと適合しただけです。ATⅠ当初から決めていたのは「作中に存在するキーワード的な用語のうち、ゲームの核心に近いものでかつ、歌と関係がそれなりにあるもの、かつ対照的な二つが存在するもの」という基準でしか選択しておらず、それがATⅡ、ATⅢではたまたまヒロインと密接な単語が採用されたに過ぎません。

前々から気になっていたのですが、アルトネリコ一周年記念祝辞ページの土屋さんのコメント欄のイラストに描いてあるキャラは誰ですか?

(ストガー)

ベジェ曲線のみで絵を描く練習をしていたときのオリキャラです。単なる習作ですので名前もありません。

もしかしたら既にあちこちで説明されていて、いまさらな質問かもしれませんが改めて質問します。フィンネルは設定資料等でβ純血種とされていますが、ゲーム中ではサキと同様に扱われる事が多く、ゲームのみプレイし設定に目を通さない人はγ昇華体と思う人も多いのではないかと思われます。これらの場面の多くは、登場人物が多重人格性を見せるフィンネルをサキと同様と「勘違い」したと説明できますが、一部判らない部分もあります。 例えば、   1)ウィルスによるSHサーバ攻撃の際、ソーマが顕現しアカネやフィンネル(体)を助けている(設定資料集ではサキの精神は別なβ-6D(ティリア)のバイナリ野にあるため無事であったと記載されている。ソーマの精神もフィンネルのSHサーバには寄生していない?)   2)フィンネルにダイブしアル・ルゥと合ったときサキの惑星の意志達が登場する(アル・ルゥはβ-6Dに潜み、フィンネルの精神アドレスへチェインしている(設定資料集)β純血種のβ-6Dとサキやティリアのβ-6Dは別物で繋がりは無い(設定資料集)人間質の無いβ純血種はダイブはできない(テクニカルサービスセンター)精神構造以外はγ昇華体とβ純血種は同じ(設定資料集?))   3)光五条はPHESE1で「サキの精神構造が伝説のレーヴァテイルに酷似している」と言っており、PHESE3では「フィンネルの精神世界の構造はサキのそれと酷似しているんだ。」と言っているPHESE1の台詞は、この時点ではティリアは登場しておらず、アル・ルゥ受入れによる多重人格化はしていない為、精神構造全般のことと思われる。PHESE3の台詞は病状(生命力の消耗)のことを言っているのだが原因は言っていない。テポによる観測で二人の差は判っているはずの光五条が言い切るということは、この時点で二人は精神階層も含めて全て酷似していると考えられる。   4)ティリアがサキとフィンネルを延命する際、二人にそれぞれ四つの人格があることやアオトの身体のことなど、精神や身体構造まで見抜いている様なのに、「一つの体に四つの人格、完全にオーバーロードだわ」とサキの症状もフィンネルと同様に扱っている   そもそもアル・ルゥはどうやってフィンネルを支配しようとしたのでしょうか。アル・ルゥとβ純血種の精神構造はまったく波長が異なる為フィンネルの精神世界へ入ることができません。そのための呼び水としてスズノミヤを入れたとのことですが、フィンネルの精神階層がそのままなら同じことの様に思えます。アル・ルゥの居場所が完全な?バイナリ野で、スズノミヤが自身の精神階層を広げ、チェインを辿ってアル・ルゥのところまで精神階層を繋げたなら、フィンネルはγ昇華体に似た精神階層を持つこととなり、ある程度の説明がつくのですが……。(長くなってしまいました)

(ソーマのアトリエ)

1)に関しては、私の説明が悪いのだと思いますが、「フィンネルの身体の中に四つの意志が同居している」状態は、決して「フィンネルのSH_RAM領域に四つの意志が同居している」状態ではありません。言うならば、ボディが発電機なら、そこから電子レンジが四つ繋がっているような状態です。それって発電機が焦げ付くと思いませんか? ソーマ達惑星の意志は、中核三角環との強引なチェインをされているだけであり、フィンネルのSHサーバーに同居しているわけではありません。かたや、アルキアのウイルスは、SHサーバーに向けてHALT信号(停止信号)を送り続けるものであり、SHサーバーに意志の本体が存在しないソーマ達は普通に動けます。もちろん、ボディの中核三角環をハブとして精神世界がバンク切り替えのように同居しているので、簡単ではありませんがフィンネルの精神世界に介入できます。テポが「異なる精神レイヤーが存在するからチューニングする」と言っていたのは、すなわち中核三角環に繋がっている他の精神世界のアドレスを断定している作業なのです。 2)に関しては、以前お話ししましたとおり、惑星の人格達は根っこが一緒です。それは、惑星の中心から抗体を経由して、ティリアサーバーを中継してβ-6Dまで繋がっています。サキの人格達はティリアサーバーにあるサキの中核三角環に、フィンネルの人格達はβ-6Dサーバーまで到達し、そこにあるフィンネルの中核三角環に接続されています。すなわち、惑星の意志はこの回路内をある程度自由に行き来できるわけです。ですが、通常の状態では、サキの人格達はフィンネルの、フィンネルの人格達はサキの中核三角環の在処はわかりません。それがどうしてわかるようになったのかと言えば、アルファージによるものです。アルファージではサキとフィンネルは精神世界的に融合を起こしかけました。その際に、お互いのアドレスが認識されています。 3)については、そもそもテポといえどもSH_RAMの全貌を俯瞰することはできません。テポはデータをヒューマンスケールの視点で見ますが、その際に見えるのは、サキもフィンネルも「マルチチャンネルを持つ(多層レイヤー構造の)レーヴァテイルである」という事だけです。もちろん他にも色々見えることはありますが、少なくともこの多層レイヤー構造の精神世界というものはかなり特殊な部類であり、過去の文献を見ても、ティリアで実験的に創られている、という話しかありませんでした。すなわちこの多層レイヤー構造のレーヴァテイル、という共通点一つで、十分にティリアとサキとフィンネルが酷似している、と言えるレベルの共通点なのです。 4)については、実際に「オーバーロードしてテロメアが消耗する瞬間」をリアルタイムに見ているわけではありませんので、ティリアの持っている「沢山の意志が混在する場合中核三角環に対しての負荷が大きい」という知識と、現状見て取れる「サキ、フィンネル共に沢山の意志が混在する」「二人ともテロメアが相当減っている」というその時点でのデータを元に「オーバーロードである」と判断しただけです。すなわち厳密には、サキに対していえば「誤診」です。 最後に、アル・ルゥはフィンネルを支配しようとしたわけではなく、単なる物理介在点として使い捨てるつもりだったというだけです。アル・ルゥがアル・ルゥのボディで顕在している状態の時(フィンネルとの分離後は除く)、そのボディはスズノミアを乗っ取り、そのスズノミアがフィンネルを乗っ取っているからこそ物理体として顕在できていました。ここで1)の回答を読み返していただきたいのですが、フィンネルのSH_RAMの中にアル・ルゥが生息しているわけではないのです。ですからフィンネルの精神周波数限界はこの際関係ありません。単に、アル・ルゥがスズノミアをコントロールし、スズノミアがフィンネルをコントロールすることで、アル・ルゥの思った通りのボディ構成を取らせていただけです。

デュアルストールの際のお風呂は鉄板砂漠の中でさえ使用可能ですが、これは詩魔法の産物なのでしょうか?

(きむら秀一@歩く電波塔の会)

申し訳ございません。ゲームシステムバランス上での都合として、どこでもお風呂システムを稼働できるようにさせていただいております。

デュアルストールはなぜメタファルスでしか行われていないのでしょうか? 特に第二塔のような水が不足しがちな土地柄で行われているのに他の地域で見られないというのは興味深い点です。単純にデュアリスノが存在しないからでしょうか?

(きむら秀一@歩く電波塔の会)

デュアルストールの技術である波動荷浸透方式は、メタ・ファルスが世界に誇れる技術の一つです。波動荷浸透方式は、相当に純度が高く高エネルギーのグラスノ結晶(=デュアリスノ結晶)のある程度の量産が必要不可欠です。ですがそれには多額の研究開発費がかかり、ソルシエールなどではレーヴァテイルの地位が低い為、低エネルギーのグラスノ結晶を直接ぶち込む直接方式に甘んじているのが現状です。ですから、今後世界が交流していく過程で、ソル・シエールにもデュアルストールは広がっていく事と思われます。

デュアルストールに使用した後の残り湯はどんな風に処理あるいは再利用されているのでしょうか? デュアリスノさえ抜けば後はただのお風呂なので、ココナやクロアたちが浸かったり飲んだりしているのでしょうか?

(きむら秀一@歩く電波塔の会)

デュアルストールで使ったお湯は、デュアリスノ結晶が効果を失えば、一緒にその特性は失われます。すなわち残り湯は普通のお湯です。とろとろむらむら等の入浴剤を入れていなければ(あるいは入れていたとしても!)、洗濯用や掃除用、洗顔などといった、飲用以外の全てに再利用されます。また、メタ・ファルスでは日本と同じでお湯には順番に入る風習がありますから、当然デュアルストールの前後に誰かが入っている事は当たり前です。デュアリスノ結晶は使ったレーヴァテイルが全部片付けてから出るのがマナーになっています。あと、メタ・ファルスでは飲泉はありません。

パージしてフィンネルは抗体から、ティリアは塔からエネルギーを増幅して強くなるなら咲夜流命は咲たち星の意志から経由という解釈でOKでしょうか?

(匿各)

サキもフィンネルもティリアも、パージして「惑星の総意」からエネルギーをもらう、というのが正解です。三人とも理屈は変わりません。

ももこってフィンネルにとって友達らしいですけど、どんな経緯で心の護になったのですか?

(匿各)

「ももこがフィンネルの友達」というのは、恐らく精神世界内でフィンネルが「ももこちゃんはお友達だよ!」と言っていたからだと思いますが、実際は現実世界の友達だったわけでもなければ、精神世界内でも友達かどうかはあやしいです。というのも、あのセリフは例えば、不良グループといじめられっこが一緒にいて、先生が「いじめてるだろ」と聞いたときに、不良グループが「いじめてませんよ! だって俺達友達だもん、なぁ?」「は、はい、友達です…」と言っているのと同等の想いとして執筆したからです。

最近になってⅠとⅡの設定資料集を買ったんですが、Ⅰの設定資料集にあったティリア神からⅢのティリアの姿になったのは理由はなんですか? それとも別人でしょうか?

(匿各)

前回の編纂室でも説明しましたとおり、ATⅠで出てきたティリアは、単なるミュールの創り出したオリキャラです。ミュールデザインです。ミュールはあの時点でティリアに逢ったこともなければ見たこともありません。

アルトネリコの宇宙について質問です。アルシエルに存在する物質のほとんどがアルシエルが謳う事によって存在していますが、アルシエルに存在する物質がアルシエルの詩が届く範囲から出ると詩魔法のように消滅してしまうのでしょうか?

(オービィ)

その場合でも消滅しません。なぜなら、それはアルシエルからソルへ、ソルから恒星系へ、そして銀河へ、エクサピーコへと脈々と受け継がれる波動だからです。ただ、アルシエルの圏外に出てしまうと、最も大切にしてくれているアルシエルの加護が受けられなくなる為、とても生きにくい世界になります。存在することは赦されますが、存在をサポートする事まではしないわけです。これは社会生活の「自由に生きる権利」と似たところがあります。全国民は自由に生きる権利を持っていますが、それは決して「好き勝手に生きていても死なない」権利ではありませんし、死なないようには誰もサポートはしてくれません。ですが大抵の人の場合、一箇所だけ例外があります。自宅です。保護者がいれば、最低限死なないように飯を喰わせてくれるでしょうし、病気になれば看病してくれるでしょう。すなわち惑星アルシエルとは我が家であり、それ以外の宇宙は家の外であるわけです。

ティリアが稼動停止した場合、ティリアのSHサーバを利用しているサキアは同時に停止するのでしょうか。

(布切れ)

ティリアの死で塔は消滅しますが、塔が消えるとそれに支えられてる原初の塔は大地に落下し崩壊して内部のSHサーバも失われることになりβたちが全滅する事態になるのではないでしょうか。サキに至ってはティリアのSHサーバに間借りしているので塔消滅と共に消えるかサーバが残っても床が消えるのでやはり大地に落下して失われることになりティリアと一蓮托生なのではないのでしょうか。レーヴァテイルの居なくなったソル・クラスタ周辺は人間が生きていける世界なのでしょうか。世界は救ったけど、とてもハッピーエンドではないように思えます。

(アイン)

まず、原初の塔はティリアの塔に支えられていません。自律して浮いています。ですのでティリアの塔が消滅しても落下しません。そして原初の塔の中にSHサーバーがありますから、サキ以外の全レーヴァテイルは生存可能です。サキは残念ながら、ティリアと運命を共にします。

SHサーバは携帯電話のようにアドレスそのまま他のサーバへと乗り換えできますか。ソル・シエールからソル・クラスタへ引越しが必要になった場合や現在アクセスしてるサーバが機能停止の危機が迫っている場合など。

(アイン)

簡単に乗り換えはできません。理論的には不可能ではありませんが、各SHサーバー毎に癖と言いますか、サーバー依存問題が発生する為、SH_RAMデータをそのまま書き写しても同じ性格や記憶が戻らない可能性が高いです。ただ、今後は危機的状況に備えて、SHサーバーの冗長化(ミラーリング)をするのは有用かと思います。ですが、それぞれのSHサーバーの互換性問題をクリアすることはSHサーバーの全てを知ることと同等であり、そこまでの知識が有れば、恐らく新たにバックアップ用のSHサーバーを作れます。

毎回楽しみにしています。早速質問です。かなり不躾ですが、ATⅡのOPに出てくる思わせぶりな笑みを見せたおじさん?は演出ですか? 当てはまりそうなキャラはいないように思えたので回答お願いします。

(髭りん♪)

それはOPではなく、PVではないかと思います。そしてそれはアルフマンです。

お疲れ様でございます。ゲームの騎士とお姫様関係に関わる変な質問なんですが、なぜレーヴァテイルはあそこまで保護されたがるのでしょう? 正直に言って、衝撃波もどきやエクストラフリップなどの身体強化を行えば、β純血種は間違いなく最強だと。もしかして、暴走を抑止する為の安全装置の一環として、オーナーに対し一定以上の忠誠的ともとれる、保護されたがる精神構造でも与えられているのですか?

(カミト)

まず大変申し訳ありませんが、設定上のレーヴァテイルの脆弱さとゲームバランス上の耐性強度(インストールなどによる)は、やはりゲームを快適にする為に設定側が折れている部分です。その上で、「衝撃波もどき」などが詩魔法によるものであると想定して話をするなら、その詩を謳っている最中は本気で何も出来ません。敵から攻撃を喰らっても死ぬまで謳い続けるだけです。ですから、謳っている最中に攻撃されないように周りで援護するのは絶対に重要なことです。

ずっと不思議に思ってたのですが、心の護はレーヴァテイル本人にはレベル9まで知覚できないという設定があったと思うのですが。実際、ジャクリはアヤタネに対して「あなただと思った」みたいな発言をしてた記憶があります。ATⅢでは詩魔法として普通に登場するし、それ以前にももこはフィンネルを面と向かっていじめてました。これはやっぱり惑星の意志としてなんらかのアドバンテージがあると考えて良いのでしょうか。もしくは、ATⅢのヒロインズの心の護は実は惑星の意志効果で心の護とは違うなにかとなっているのでしょうか。最後になりますが、毎度編纂室とトウコウスフィアで恐ろしい仕事量かと思いますが、本当にお疲れ様&ありがとうございます。

(Ask)

SHサーバーとダイブマシンの癖に寄るところが大きいです。心の護という存在は、決して「精神世界に実際に住んでいる生命体」ではなく、強い思い入れを持った記憶をダイブマシンが借りているだけです。ですから、当然ダイブマシンの仕様が変われば、心の護の仕様も変わります。

テル族について語れることはあまりないと仰る中でこういう質問をするのもよくないのかもしれませんが……テル族の流派というのは、武術の流派のようなものなのでしょうか? それとも部族のようなものなのでしょうか? 以前の回答を見るに後者のような気がするのですが、考案者からのはっきりした回答がいただきたいです。

(ヤマト)

部族が正解です。

どなたも深い質問をされている中で、つまらないことを聞いて恐縮です……。トウコウスフィアで『強さ談義』をすることが時々ありますが、決まってガルツベルンや本気ミュール辺りが飛びぬけていて、ライナー・クロア・アオトなどいわゆる人間は「多少はできるけどやっぱり人間だよね」とされていたように記憶しています。ですが、グラスノ結晶によるパワードが行えたソル・シエールでは『敵からの物理・魔法99%カットした上で通常攻撃が詩魔法クラス』な前衛を作ることが可能ですよね? Ⅱ以降はこの手のシステムを使ってもそれほど強くならないので、いわゆる強さ談義での発言は納得できるのですが、ソル・シエール組が変に強くない発言をするのに「んー?」となってしまいます。これは単にトウコウスフィアの性質上、プレイヤーのやり込み具合による偏りを出さないためにそういった部分を考慮しないでされた談義なのでしょうか? それとも、システム上そのような抜け穴(前衛が無敵に近くなる組み合わせ)があっただけで、本質的な設定としてアルシエル内ではいくら人間がパワードなどをしても強さランキング上位に勝てないorシステム通りの結果を出すことが可能だから、高ランクグラスノ結晶を使ったパワードは反則みたいなものになるためあえて触れない、ということなのでしょうか? そもそも、メルクと違ってパワードに熟練が不必要なら誰でも使えるから、使ったらという仮定をする意味が無い、ということもありえますが……。なんとも質問がまとまっていないので申し訳ないですが、いわゆる『強さ談義』におけるパワードの扱われ方と、アルシエルにおけるパワード(実際システムで組むような強さを得られるのか、といった物理的な側面と、もしそんな強さが得られるならミュールはともかく、なぜボルトあたりはしていなかったのかなどの行動的な側面)についてお答え頂けたら幸いです。

(りゅう)

まず、「キャラの強さ」に関しては、設定的な位置づけとゲーム中での実際の強さが、ゲームバランスを理由として大幅に違うものであるということをご理解下さい。 その上で、トウコウスフィア上でされている「強さ談義」が気になるようであれば、今後担当者と打ち合わせをし、それに関するネタを今後控えさせていただきます。

雲海魚についてですが、以前『雲海魚は空飛ぶ魚です。「ジョンデタマスブラ」とか美味ですよ。是非一度食べてみて欲しいですね。』というのがありましたが、雲海魚(=抗体)って何で食べられるんですか? 抗体は生物なんでしょうか? あと、波束流量のSHmag/sって何の略ですか? できれば次元も教えてください。

(ストガー)

抗体は生物です。人間や動物とはモディファイアが違う為、構造全体で全く似ても似つかぬ生命ですが、ちゃんと生物です。波束流量の単位は、StaticHymmno(定常H波)mag(波の強さ)で、定常H波流量を示し、「s」は秒です。すなわち、単位時間あたりに放出する定常H波エネルギー量、という意味になります。次元は「仕事率」です。

質問なのですが、もしソル・シエール、メタファルスのレーヴァテイルがソル・クラスタに行きそこで子を作ったとして、その子にレーヴァテイル質が発現した場合、登録されるサーバーはソル・シエール側になるのでしょうか? それともソル・クラスタに新規で登録されるのでしょうか? はたまたその場合にはレーヴァテイル質は発現しないのでしょうか?

(うじぼすちゃん)

間違いなくソル・シエール側です。ただしこれは、ソル・クラスタがソル・シエールの第一塔影響範囲内にある場合に限ります。無い場合でもソル・シエール側の第三世代になる可能性は秘めていますが、ソル・クラスタにいる間は一生発症しません。

フリップスフィア発動時に、なぜパージした服を再度着込むのですか? それも前衛まで。

(長浜健一@暗黒通信団)

ゲームシステム上の調整結果です。ご理解下さい。

アルシエル再生後、地表の緑化が進むまでは10年単位で時間が必要かと思われますが、クラスタニアの人々は大丈夫なのでしょうか? 塔が消失する一年間のうちに国全体で移住する必要がある上、βの培養槽は塔の上部にあるためこれまた消失の危機にあり、下手するとSHサーバーのある原初の塔もティリアの塔の消失時に落下物などで損壊しかねないという……

(長浜健一@暗黒通信団)

まず、ティリアの塔が消滅するという前提のお話になっておりますが、まだそれは確定事項ではありません。もちろん消滅の可能性と消滅可能性時期の問題に関しては、メタファルスのCV/DVに関しても同様です。住民サイドに立って物事を考えるならば、アルキアとクラスタニアが優先的に地上へ動けば問題有りませんし、現在のアルキア研究所が本気を出せば、原初の塔を保護することくらいは難しいことではありません。また、ティリア自身のテロメア問題も100%解決出来ない問題ではありませんし、解決しないにしても、延命は可能かもしれません。更に、緑化が進まなくても地上では暮らし始めることは出来ます。大牙の厳しい環境下で暮らしてきたノウハウは、原初の星での過酷な環境にも適用出来ると思いますし、言うほど悲観する事はないかと思います。何にしても、誰も何もしなければ危機的状況である事に変わり有りません。ただ、あれだけの人達が団結し、危機を乗り越える事に関して、何度もの抗体爆発やクラスタニアとの戦争、クレンジングを経てきたソル・クラスタの人々にとっては、大した問題では無いかもしれません。

アルトネリコの世界観とアトリエシリーズの世界観の間に何らかの関連はありますか?(同じ宇宙にあるかどうか、など。)

(長浜健一@暗黒通信団)

全く関連はありません。

ココナの胸は、19歳時点で瑠珈より大きく成長する予定はありますか? また17歳時点でクローシェ様より大きくなることは不可能でしょうか?

(きむら秀一@歩く電波塔の会)

不可能であるかは定かではありませんが、常識的な人間の成長の範囲内では成長していくことでしょう。

シュレリア様と歴代の総帥(バルセルト家?)の関係について教えてください。 1:シュレリア様とバルセルト家とはいつごろ、どのように出会ったのか?(総帥が世襲じゃなかった場合は誰が、いつ頃この体制にしたのか?) 2:シュレリア様と歴代の総帥って今みたいに関係よかったのか 3:歴代の中でライナーみたいにシュレリア様が惚れることはあったのか? 4:シュレリア様が自分の好みの男の子を手に入れるために数代前からあの家に小姑のように干渉してたりしたことはあったのか? 以上です

(ユウ)

1ですが、バルセルト家の子孫は、第二紀終焉のミュールの反乱の時に、テル族と共に最後まで諦めずにそれを食い止めた技術者の一人でした。それまではネオ・エレミアの政府管轄の中央研究所の一研究者に過ぎず、特に名声があったわけでも地位があったわけでもありません。 2ですが、その時によって様々です。 3ですが、程度にも寄りますが、好意や信頼はその時々で違います。 4ですが、そういったことはしておりません。

こんにちは。初めて投稿させて頂きます。 まずは、トウコウスフィア等の過去ログを全て読んでの質問で無い事をお詫びします。何分、量が多いもので、数十回分読んで力尽きてしまいました… 質問をしたいのは以下の内容についてです。   ・塔のオリジンの交代について 前の編纂室で、寿命の近いティリアが死ぬと塔は消滅するとありました。そうなると、恐らくティリアは近いうちに塔のオリジンの交代を行う事になると思うのですが、塔のオリジンはβや第三世代のレーヴァテイルでも務まるものなのでしょうか? また、オリジンが死ぬと、バイナリ野には何かしらの変化が生まれるのでしょうか?   ・テル族について これについては事情があり答えられない事が多いと言う事ですので、一つだけ…それは、今後に期待してもいいと言う事でしょうかw   以上です。これからも頑張って下さい!

(浮世)

オリジンの交代ですが、第三塔でのオリジンの交代は難しいです。といいますのは、そもそも「オリジンの交代」というものが「塔と結線をするオリジンを交換する」という意味合いのものなのですが、第三塔はティリア自身が塔なので、そもそもティリア以外が塔になることはできませんから不可能に近いです。仮にティリアとの結線によって、ティリア以外のオリジンが塔をコントロールするという仕組みを創ることはできなくありませんが、ティリアが死ぬと塔が消えてしまう為、同時に新オリジンの結線も外れます。オリジンが死んでもバイナリ野にはさしたる変化はありません。そしてティリアサーバーも通常通りの稼働を続けます。次のオリジンをそのサーバーで育てることも可能です。テル族についてはここでは回答できませんのでご了承下さい。

第二塔について質問です。フレリアが完全に塔の維持を中止した場合、メタファリカには影響はありますか? インフェル・ピラの構造材にフレリアが空気から変換した物質が含まれていれば少なからず影響はあるかと思うのですが……

(長浜健一@暗黒通信団)

フレリアが塔の維持を中止しても、メタファリカには全く影響はありません。なぜなら、インフェルピラの資材は基本、他の構造物と同じでべーフェフ鉱山軌線を経由して近隣の山から持ってきた土砂で創られている為です。極端な話、ソル・マルタが無くなってもメタファリカは健在です。ただし第三世代は皆、ただの女の子になります。

もしかしてH波の媒質はD波なのでしょうか? でなければ真空中でも声(H波)が伝わってしまうような……

(bibinba)

すみません、これも曖昧にしていたところなのですが、音波とH波は別次元のものです。声は想いを伝えるのに大事ですが、声を発すると空気の粗密波と同じ周波数スペクトルを持ったH波という別次元の波が発生します。こちらが想いの力です。真空で声が出なくても、H波が伝われば想いは伝わり、そして詩魔法は発動します。真空中に居たら相手の仕草や行動に何の感動も感じなくなる、心動かされることが無くなる、などということはありませんよね?

静止軌道にあるさーしゃ衛星はブラストラインを突破して打ち上げられたと考えてよいのでしょうか? また、さーしゃは衛星の軌道計算や姿勢制御をどのようにして行ったのでしょうか?

(真田薫子)

衛星打ち上げに関する計算式なども、フィラ理論に一緒に載っています。さーしゃが弾道計算と姿勢制御計算をしています。また、衛星はブラストラインを突破しています。衛星に導力を通さず、停止した状態でシールドボックスに入れておくことで、回路の損傷を防げます。本当はグラバード羅針盤があれば、もっと大きな衛星を打ち上げられるのですが。

さーしゃがATⅢ時点で恋愛感情を抱いてる人はいますか?

(真田薫子)

恐らくいないのではないでしょうか。

さーしゃの愛読書であるフィラ理論とは、400あるいは700年前の書籍の総称なのでしょうか。それとも音科学の一体系の技術書だったのでしょうか。

(真田薫子)

フィラ理論は、フィラという研究者が書いた書籍の総称であり、波動科学の専門書の中でも大規模なものです。

ソル・クラスタにおけるにゃにゃ屋の品目リストに「バケツ一杯食べたいよ」な猫飴はあったりしますか?

(真田薫子)

これは「本当の猫飴」の事でしょうか? それとも、キーワードによる裏情報窓口の事でしょうか? どちらにしても、現在は入荷日未定です。

ATⅢ後、さーしゃはアルキアに定住するのでしょうか? それともココナと一緒にインフェリアーレに戻ってくるのでしょうか?

(真田薫子)

ココナと一緒にメタファリカに帰っています。

一つの身体に二つの中核三角環を載せたレーヴァテイルは作れますか? 二つの中核三角環を同期させて通常以上出力UP

(アイン)

今のところそのような技術は確立していません。完全に同期をとらないと、単に同空間に人間が二人同居したような、大変グロテスクな状態になってしまいます。現状の中核三角環には同期する機能は搭載されていませんので、「中核三角環2.0」の登場を待つしかないでしょう。

作中、ハーヴェ様が700/nでセキュリティモードを変更しましたが、通常時のセキュリティモードでは誰にどのような権限が与えられているのでしょうか?

(うるし)

通常時は770です。自らの思考判断と、主にアヤタネ一族によるコントロールとなります。実際の所アカネクラスであっても最後の数字にあたる権限ですので、真ん中の数字はティリアと絢胤妖家のみです。権限としては、主に塔の中のガーディアンやセキュリティシステムのフルコントロールが与えられます。

詩魔法サーバ停止中、EXEC_RE=NATION/.は何処が処理して結果を返しているのでしょうか。

(布切れ)

リネイションは第一塔設計の深部に関わるシステムですので、専用の認識窓口があります。PCのWakeupLAN機能みたいなものですね。また、アルトネリコⅢ設定資料集にも有るとおり、サスペンド中でもBISという機関は稼働しており、リネイションだけはBISを介してSIS(ヒュムノスを実行するシステムなど)を起動するという特別な処理が施されています。

エクストラクトの作成方法は、プログラミングによるヒュムネクリスタル書き出しと、レーヴァテイルによる自身の中での直接作成(もしくはフュージョンによる改変)の二種で合っていますでしょうか。

(布切れ)

そうですね、質問にある二種が存在します。後者は大変難しいですが。

始めまして。どうしても聞きたい事がありまして(既出でしたらすみません)…ソル・シエールにあるヒュムネクリスタルをソル・クラスタのレーヴァテイルがダウンロードする事(もしくはその逆)が出来るのでしょうか? 例えば、第三世代で例外的にヒュムノスエクストラクトが謳えるオリカがソル・クラスタに赴いたとして、EP=NOVAのダウンロードは可能だったでしょうか?

(方向音痴)

もちろん可能です。ヒュムネクリスタルは、例えばヒュムノサーバーなどとは関係がありませんので、レーヴァテイルエンジン(レーヴァテイルとSH_RAMの基本構成)に互換性が有れば、詩魔法サーバーとは関係成しにダウンロード可能です。

ティリアはフォログラフを通して子供を作ることは可能なのでしょうか? またフォログラフの神経などからフィードバックされる感覚は塔になっているティリア本体の感覚と並列で処理されているのでしょうか? それとも一部の感覚はオーバーラップしてしまっているのでしょうか?

(きむら秀一@歩く電波塔の会)

フォログラフィの状態で子供を創ることは、残念ながら出来ません。また、フォログラフィのティリアと本体のティリアは、常に感覚がオーバーラップしている状態です。第一紀にフォログラフィを開発した会社が製品化までたどり着けなかった理由がまさにこれであり、フォログラフィが個別のアイデンティティを持つことが出来ない最大の理由でもあります。

EXEC_EP=NOVA/.のEPは何の略ですか?

(ぽっと)

Enhanced Powerの略です。

いつも楽しく読んでいます。心の護についての質問です。歴代ヒロインの中で心の護のモデルが人だったのは実質ジャクリの中にいるアヤタネただひとりだけでしたが、心の護のモデルに人があてられることの方が珍しいのでしょうか? 思いが強い対象として、友達や家族、神様などもありそうですが…。

(miyu)

人が当てられることは多々あります。たまたまオリカ、ミシャ、ルカは人ではなかったというだけです。人「型」という事で良ければ、一応ハマは人型ですし、ももこも人型です。どちらが優勢、という事もありません。

第一塔、ブラストラインに浮かぶ龍の巣について質問です。……といいますか、あの場所はそもそもなんなのでしょうか? 過去の技術があったり、テル族がいたり、テル森という名称だったりと、テル族と関係あるようにも見えますが……。

(長門)

元々竜族とテル族は非常に近しい関係にあります。人間は外見で分類を創りたがりますので、「竜族」「テル族」と分けていますが、実は竜族とテル族の起源は一緒です。ですから実際は、竜族もテル族の一派として分類するのが正解です。

アルトネリコⅢに出てきたルークの飛空艇について質問です。ゲーム中の機体を見ると、プラティナにあったグングニルと外見がかなり似ているように見えます。もっとも違う箇所も多いので別の機体だとは思うのですが、両機には何か関連性などあるのでしょうか?

(長門)

大変申し訳ないながら、ゲーム制作上の事情(機体の3Dモデル制作費など)によって、同じ形のモデルを使用させていただいております。ご了承下さい。