アルシエル・テクニカルデータ編纂室【第5回】

◇投稿数はほとんど変わらない◇
こんにちは、土屋です。編纂室も四回の回答が終了しました。今回までで一つ大きな発見がありました。それは「制限を設けても投稿数はほとんど変わらない」という事です(笑)それだけ皆さんにとって関心の高いコンテンツであるという事に大変うれしく思いますが、まさに嬉しい悲鳴という感じでしょうか。さて、そんな中で大変恐縮ですが、次回は二ヶ月間に渡って続けてきたこの編纂室についてのヒアリング(アンケート)をしたいと思います。トウコウスフィアの投票システムを使って行う気軽なアンケートですので、是非皆さんご参加いただければ幸いです(投票数によって、どれくらいの方が関心をお持ちかも判断させていただく予定ですので、どうか皆さん投票お願いします)。それに伴い、次回の投稿受付と回答はお休みさせていただきます。投稿箱はそのままになっていますが、投稿しても回答できませんのでご注意下さい。次回のヒアリングの結果を参考にさせていただきまして、今後の指針を決めていきたいと思います。とにかく、今回集まりました80弱ほどの質問の回答をお楽しみ下さい。

ティリアのスリーサイズについての投稿がありましたが、資料集等にも記載されていないシュレリア様達アルトネリコⅠのキャラクターにもスリーサイズの設定自体は存在するのでしょうか

(as)

調べてみたところ、アルトネリコⅠのスリーサイズは、どうやらサポーター向けメールマガジン「サポーターズリリース」と、もしかしたら発売前の一部雑誌で公開したのみだったようです。シュレリアの中身に関しては発売前の公開をしていない為、設定はされてはいましたが公開する機会がなかったという感じです。以下に記載しますが、一応反転しておきます。77-58-78

もし仮にシュレリア様がEXEC_METAFALICA/.を謳った場合どうなるんでしょう? 要求される導体H波の流量は足りるような気がするのですが、それだけでは大陸創造はできないんでしょうか?

(ヤマト)

恐らくエラーとなります(一人で謳った場合)。もしくは、ミシャやオリカが傍にいたのなら、彼女のいずれかが犠牲となります。結果としては、オリカやミシャが犠牲となった場合はATⅡの流れと同じで、魔大陸になると思われます。また、何故シュレリアがエラーとなるかと言えば、中核三角環やサーバーを始めとする各種システムがβとあまりに違いすぎる為です。前回の編纂室でも回答した通り、互換性が無い場合には有効ではない為です。

ティリアのバイナリ野Lv3の「ティリア、怯える」の一枚絵で、アオトが着ている赤いTシャツに書いてあるのって、「AterierRorona」ですか? 最後の方の文字が切れていてわからないのですか…。

(an)

ですね、アトリエロロナと書いてあります。

勘違いならすみません。メタファリカ大陸を維持するのに、I.P.D.達が必要とどこかで読んだ気がするのですが、大陸作成後はI.P.D.はどのような基準で増やすのですか? モード変形できないなら、澪の御子は形だけになるのでしょうか?

(リップル)

I.P.D.は従来通り、娘が生まれた場合I.P.D.レーヴァテイル質が開花すれば、自然と維持することが可能です。爆発的に増やす必要が出た場合には何か策が必要ですが、通常運用で良ければ従来通りの生活で問題有りません。モード変形以外にも澪の御子(クイーン)には役割はあります。ただ、今後のメタファリカにとって、それはたいして重要では無いと思います。すなわち、大陸意識移行後はクイーンは特別な場合を除き無用となります。特別な場合というのは、全員の明示的な意志によって発動するプロセス、すなわちレプレキアのようなものを行使する場合です。

そういえば、私の記憶が確かならメタファリカを歌って出来た大陸の大きさはどこにも載ってませんよね? ATⅡのEDで出てきましたが比較になる物が無く、大体どのくらいの大きさなのでしょうか。今のホルスの翼くらいでしょうか? あとティリアの塔は、シュレリアの塔と同じくらいなのでしょうか?

(ryouma)

現時点に於いて、敢えて設定しておりません。ただ、ホルスの翼よりは小さいです。また形の設定もありますが、現在は公開しておりません。ティリアの塔とシュレリアの塔では、シュレリアの塔の方が圧倒的に大きいです。地上から生えているのは第一塔(シュレリアの塔)のみですから。

確かルカの魔大陸の愛漸友牙だったと思いますが、間違えたとき500リーフ払うはずですが、そのときのお金の単位がリーフじゃなくてコールだったような……。これは誤植ですか? それともネタ?

(an)

申し訳ございません、文字バグです。

いつも楽しく読ませていただいております。さて、質問なのですが ・一度ダウンロードしたヒュムノスは、のちのち想いが変わって曲調が変わる事などはあるのでしょうか ・ダウンロードしたヒュムノスの想いを受け入れられず(共感できず)謳えないレーヴァテイルはいるのですか よろしくお願いします。

(ロウ)

一つ目ですが、ヒュムノスの曲調は変化します。その時の気持ちによって大きく変わります。この現象は、ヒュムノフュージョンを頂点とし、それ程効果が変わらない場合も含めて、むしろ「タイミングがずれればどこか楽曲に変化がある」レベルで変わります。例えばインプランタですが、あの時点でのクローシェの心境は謝罪の気持ちが大変強く、それにより現在の詩になっています。もし状況が少しでも違えば、多かれ少なかれ楽曲は違うものになっていたことでしょう。 二つ目ですが、レーヴァテイル側のシステムから見れば、100%共感できます。それは、共感出来るように設計されている為です。逆に、ヒュムノスの設計やコーディングが悪いと機能にムラが出ます。その場合レーヴァテイルによってはあまり共感できない事がありますが、そういった場合はほとんどのレーヴァテイルが共感できません。要は、共感できない事があることもあるが、その場合はヒュムノス設計者側に問題があるということです。

設定大好物な性格なので毎回楽しみにしております。いつかは華麗に回避されたオリジンの子供の話も聞けて一安心……じゃない! まだ解決出来ていないもう一つの質問をさせてください。ライナーはレーヴァテイル質を持っており、それは恐らく六角板試験を受けた結果とありましたがトウコウスフィア25回においてシュレリア様は「プラティナには六角板試験はありませんからね……」と発言されています。
・シュレリア様がついにボケた
・把握していないだけで本当は行われている
・ライナー、実は幼少時にもホルスの翼へ行っていた
あたりが想定されるのですが実際のところどうなのでしょう?

(ふうる)

申し訳ございません、私がボケていた為です。ライナーは六角板試験をしていません。ただ、レーヴァテイル質は結構持っています。それを「試験を受けた結果判明したんじゃないか」と不用意な発言してしまったのです。

ATⅢの設定資料集P96、「アルキア侵攻、絢胤戦争へ」の項でクラスタニア本国に帰還しようとした艦のクルーがSHサーバーのコントロールで命を落としたとありますが、SHサーバーの操作でここまでピンポイントにレーヴァテイルの機能停止ができたのでしょうか?(艦のクルーのみという範囲まで限られた範囲での機能停止ができるならクラスタニアとアルキアの戦力は拮抗しないように思えます)それともクロガネ研究所時代のレストンがやったようにランダムに領域を初期化してそれが偶然、艦のクルーの領域だったということでしょうか? 
Ⅲ設定資料集、星巡りの実践例のところでアオトとフィンネルは正妻対極の知楽となっていますが、二人の運命位置は蒼痲ノ宮と紅禰命なので雷哭美子だと思ったのですが相性表の見方がちがうのでしょうか? 
またⅢのゲーム開始時点で第三塔の人口はどれくらいなのでしょうか? 過去の同様の質問があったら申し訳ないです。

(リン)

この時代は、レーヴァテイルにとってアルキアが最も脅威であった時代です。アルキアはレストンの時代から原初の塔の再解明を延々進めており、ヒュムネコードによる特定レーヴァテイルの干渉が可能になっています。その為、ヒュムネコードを把握している特定個人に対する攻撃が可能になっています。その後、クラスタニアとの公約、そして形勢逆転した現代も含め、公にこのノウハウを使ってはいませんが、例えばリッカを脅し、寝返りを要求した際にはこの技術の裏付けがありました。それは第三世代のブロッキング手術の応用(ソフトウェア面だけを応用)した技術です。結論から言えば、ヒュムネコードを把握している場合に限り可能です。本気を出せばHNC(ヒュムネコードサーバー)から特定個人のヒュムネコードの暗号を解くことは不可能ではありませんが、結構な労力がかかる為、普段やたらめったらやったりはしません。
次に星巡りの実践例ですが、アオトとフィンネルは「雷哭美子」が正解です。資料集が誤植です。
最後に、第三塔の厳密な人口は現時点において集計したことはありません。現在公開されているのは、資料集などに掲載されているコミュニティ単位のおおよその人口のみです。要望が有れば頑張って数えてみたいと思います。

前回は回答ありがとうございます。前回『EXEC_FLIP/.が完成していれば錘を落とすなどの物理的攻撃が詩魔法で出来る』とおっしゃっていましたが、Ⅲのヒロイン達はフリップスフィアでいろいろなものを落としていたあれはⅡのサンサンサモンとか百夜嬢みたいなものでEXEC_FLIP/.とはあまり関係ないのでしょうか? というか、いままでの詩魔法でなんかガラクタ的なものが飛んでいく類のものも全部精神的もしくはエネルギー攻撃扱いなのでしょうか?

(ヒロイズム)

後者(通常詩魔法)は基本的には幻像とエネルギーによる擬似的なものです。フリップスフィアは惑星の意志の力を借りて、EXEC_FLIP/.に相当する効果を得ているものです。ですからEXEC_FLIP系ではありませんが、ボディチェンジと同じ理屈で、EXEC_FLIP/.のコアエンジンを利用しています。結論としては物質です。

質問です。
1、アルシエル各地域において、人(レーヴァテイル)は死ぬとどうなると考えられているのでしょうか。(例えば地球ならば天国と地獄があって~など)
2、第一塔の死の雲海より下の部分はノーメンテナンスだと思うのですが、大丈夫なのでしょうか。(導力源もありますし……)
3、詩魔法を用いて現金(あるいは金銀宝石など)を作り出しそれを使って(売って)~みたいな詐欺はアルシエルにおいて実現可能なのでしょうか。もし可能ならば経済バランスが滅茶苦茶になってしまうと思うのですが……。

(L.C.)

1ですが、地球でもそうであるように、各地域によって神話が違い、それによって死後感も違います。ただ、この世界の人間と類似する感覚を持つアルシエルの人達は、やはり我々と同じく未来指向性(遠い未来を描く前頭連合野の脳力)を持ちますから、死後の世界について考えます。ソル・シエールでは再び地上に生を受ける輪廻転生が主であり、メタ・ファルスでは徳の高さによって次に挑戦する世界が変わる、ソル・クラスタでは、少しずつ経験を積み(もしくは失い)、一定以上の経験を積むと次は神になる、という感じです。地球の文化との違いはこの「輪廻転生と経験値」という部分において、どの地域でも重要視されているという点です。これは劇中でもATⅡにおいて、ハイバネーションやサブリメイションといった「人間の次の段階の生命への進化」のビジョンが頻出する事からもうかがえます。この傾向の裏付けとしては、太古に惑星の意志と人間がかなり深く交流しており、その時期に「神と人は違う次元の生命であるが、それは同じ摂理の元で繋がっている」という常識が存在していた為であります。
2ですが、惑星の意志による最後の良心といった所でしょうか。自然崩壊以外の攻撃は行われていません。自然老朽化による崩壊に関しては、1000年2000年という時の中では危ういです。かなり強固な建造物ですから、そうそう崩壊はしませんが、あと1000年もすれば何らかの不具合は生じると思われます。
3ですが、物質を作れない以上お金は無理です。また、基本的に全て想像力によって作られる詩魔法生成物は、お金のような厳密照合性を必要とするものに対応できるほど正確なお金を作り出すことはできません。そもそも詩魔法生成物が「持てない」時点で不可能です。ただ、偽金作りに詩魔法を使う事はできるかもしれません。それは偽金製造機と同じレベルの話ですが。

質問です。ATⅢラストで、レールガンでXPシェルを射出して惑星内部に突入するシーンがありましたが、設定資料集では七つの血痕事件の跡地に、直接惑星内部に突入できるように第三塔を建てた、と書いてあったと記憶しています。つまり、第三塔は真下に向けてXPシェルを撃ち出したことになると思うのですが、……あれ、ムーシェリエルにぶつかって終わり、みたいなことになったりしないのでしょうか。それとも射出口はムーシェリエルのさらに下にあったとかでしょうか。

(Ask)

AT3設定資料集のP105、グランヴァートゲージのIDにおいて「XPTNEL_IN」から「XPTNEL_OUT」の間(厳密にはこれよりも短い範囲)がムーシェリエルです。前回の編纂室でも説明しましたが、ムーシェリエルは第三塔に対して団子のように串刺し状態になっており、その中をストローのように塔が貫通しています。

1、コスチュームチェンジは詩魔法と同様の理屈で行ってるとのことですが、詩魔法を謳うのはプログラムを打ち込んでいる様な物で、コスチュームは完成・固定化されたプログラムを引っ張ってきてるのですか?
2、ユリシカの役割が"人類進化の促進と啓示"とありますが、ユリシカは人類が誕生した頃に生まれた(作られた?)人格で、アル・ルゥとは比較になりませんが惑星の人格の中では若い方なんですか? 
3、フレリアやβ-6Dの様な自己再構成型記憶システムを持ったオリジンが現状のフレリアの様な状態ではなく、シュレリア様やティリアの様に正式な管理者になった場合、CSとバイナリ野はどうなりますか?

(ババンゴ売り)

1ですが、質問の意味通りの回答でなければ申し訳ありませんが、詩魔法とコスチュームは両方とも「妄想の産物である」点に於いて共通です。それはSH_RAM内において、両者とも特定アドレスに存在する重要な想いのファクターなのです。その中で特に、精神世界内で身に纏っているものに関する妄想は、コスチュームプログラムへと影響を与え、それ以外は詩魔法サーバーへ影響を与えます。
2ですが、かなり若いです。少なくとも星巡り星座盤に登場していないくらいには若いです。同様にフィラメントも若いですが、それより更に若いです。フィラメントとユリシカは、人類をコントロールする為の「飴と鞭」の意味合いで、後に創造された意志だからです。実際の所、人類の祖と言われるエレミア三謳神やハーヴェスターシャよりも若いのです。
3ですが、特に問題ありません。なぜなら、SHサーバーと塔を制御するI/Oは全く別のシステムだからです。例えば、USB機器の幾つかはWindowsとMACどちらでも使えますが、そのようなものと考えてください。精神の内部構造と、塔とのI/O器官は別物なのです。更に言えば、AT1設定資料集に「オリジンにはI/Oがありβにはない」とありますが、フレリアにも後の拡張用にI/Oは搭載されています。

前回の編纂室での御回答、ありがとうございました。今回はメタファリカ大陸についての質問です。大地の心臓とは、メタ・ファルス中のI.P.D.たちの集合意識をインフェル・ピラによって高レベルの意識に変換したものだと解釈しております。その場合ですが…
1.例えばI.P.Dの誰かが精神的にとても傷つくようなことがあり、心の底から「もう世界なんて滅んでしまえ!」と思うような状態になってしまった場合、メタファリカ大陸に何か影響が出てしまうということは在るのでしょうか? 
2.メタ・ファルスに存在するレーヴァテイルは(フレリアとジャクリを除いて)全員第三世代ですが、つまりATⅡのEDでメタファリカを謳ったI.P.D.たちはクローシェ様も含めて時間の経過と共に普通の人間と同じく寿命を迎え、一人また一人と死んでいってしまうということですよね。そうなった場合、また新たに新しい大陸を紡ぎださなければならないのでしょうか? それとも、前回の質問でお答えして頂いたようにレーヴァテイルは肉体を失っても精神は温存されるということなので、大陸の維持には問題はないのでしょうか。
最後になりましたが、深い内容に毎回楽しみにしております。御多忙とは思いますが、どうぞお疲れの出ませんように。

(詩秘)

1ですが、実際はこんなに単純ではありませんが、数式で言えば「Σ(I.P.D.個体のP/Nエネルギー値)÷I.P.D.総数」となります。P/Nエネルギー値というのは、どれくらいポジティブか(ネガティブか)をエネルギー数値化したものだと思ってください。例えば一人のI.P.D.が大変強く「滅びよ」と思ったとします。これが-1000であるとして、全I.P.D.人口が1000人、その平均P/Nエネルギーが+10だった場合、上記数式による結果は8.99です。とっても平和です。ただ、これが何らかの組織に蔓延し、拡大すると大変です。100人がとてもネガティブな考えを持つと、例えば-100のP/Nエネルギーであったばあいは-2となり、良くない傾向になります。そうするとメタファリカ大陸には不穏な空気が流れます。森が有害になったり、水が汚染されたりするかもしれません。地震が起こることもあるでしょう。2ですが、上記にも同じ質問がありましたので、そちらを参照してください。簡単に回答すると、新生児におけるI.P.D.として発症するレーヴァテイル発症率に影響がなければメタファリカは永続します。

惑星再生の為にテロメアを使い果たしてしまったティリアですが、残りの寿命はどれくらいあるのでしょうか? サキもティリアの寿命に影響されると言うのは結構つらい設定ですね(泣)後、各トゥルーエンド後のティリア延命の可能性はどれほどあるのでしょうか?

(レイス)

恐らく50~100年程度です。ただし、それは現状維持の場合に限ります。大きな力を行使することになれば更に縮まります。逆に、塔化を解く(人型に戻る)ことが出来れば、テロメアの消耗は軽減できます(というかほとんど止まります)ので、寿命は延びます。延命の可能性は、周りの人達の協力次第です。第一紀の理論を引きずった手法ですと大変困難ですが、世界中の天才と技術を集結すれば、第一紀には思いも寄らない方法で解決することも出来るかもしれません。

土屋さんお疲れ様です。応援してるので今後も頑張ってください。トウコウスフィア第86回目にて、β純血種はダイバー側のポッドに入っても何も起きないとありましたが、ATⅡにてジャクリ(ミュール)はフレリアにダイブしています。他にもドラマCD、小説、フラッシュコスモスフィアでミシャとミュールはダイブをしています。これはダイブ相手がオリジンだからでしょうか? それとも単に設定を後から付けたことによる矛盾でしょうか?

(ユウ)

AT2のフレリアのバイナリ野、フラッシュコスモスフィア2のバイナリ野、ドラマCDのバイナリ野は、精神世界ではなくバイナリ野です。コスモスフィアとバイナリ野は似て非なるもので、前者は定常H波の干渉、後者はバーチャルリアリティです。これはATⅠ時代から解説している設定です。

異常な回答量お疲れ様です。身体は大切にしてくださいね。仕事を増やして申し訳ないのですが質問をいくつか。 1、第三回の編纂室でレーヴァテイルの中核三角環は有機物(厳密には脳)によって包まれいると説明されていましたが、前回の[ソーマのアトリエ]さんの質問への回答では中核三角環はサーバ内にあるとなっています。実際はどんな感じなんでしょうか? サーバ内に脳が液中に浮いてるポットがありそれがレーヴァテイルの本体、とか嫌な想像をしてしまいました(汗)
2、ティリア消滅時にサキアの動作保証はないとのことですが、ティリアのSHサーバーが停止しないのであればサキアのカーネルに異常は出なさそうなので道連れにはならないと思うのですが? ヒロインには幸せになってもらいたいものです。
3、質問ではないですが編纂室の回答量が凄いのでトウコウスフィアのように検索できるようにしてはいかがでしょうか?  
不勉強ですみません。余裕ができたら設定資料集を購入しますのでお許しください(PS3購入で極貧生活)。

(nana)

1ですが、私の説明が大変良くない事が判りました。申し訳ありません。前回の編纂室を見直しましたが、恐らく「中核三角環に繋がっている他の精神世界のアドレス」という部分を「物理的に繋がっている」と解釈されたのかと思いますが、これは「信号的に繋がっている」という意味です。実際にはレーヴァテイルボディ内にあり、SHサーバー内にあるものではありません。相互(中核三角環<>SH_RAM)はH波テレポーテーション技術によって一元的に繋がっています。
2ですが、実は設定当初は私もそう勘違いしていたのですが、現実はより過酷でした。詳しく説明しますと、アルキア研究所はサキアを作る際に「ティリアをβ-6Dと互換する機能を搭載して、擬似的なβ-6Dとして運用した」のです。通常のβ純血種がβ-6Dの中にパーティションを形成されて存在しているように、サキアもティリアの中にパーティションを形成されて存在しています(ただしパーティションは「1」ですが)。β-6Dが死ぬと、その中にいるβ純血種は全員死亡します。なぜならβ-6Dとβ純血種は生命的には同一だからです。ティリアとサキアにもこれが適用されます。そしてティリアはSHサーバー内の単なるソフトウェアでしかありませんから、ティリアが死んでもSHサーバーは正常に動作し続けます。
3ですが、実は編纂室設立時に、トウコウスフィアで使用している検索エンジンを移植する予定でしたが、まだ実現できていません。近日中に対応しようと考えてはおりますので、ご不便お掛けしますが、もうしばらくおまちください。

βの技術を使って、肉体を作り、多重人格を移し替える。と言うことは可能でしょうか? それと、なんでわざわざ「多重人格」と言う、後々の弊害になりそうなプログラムを組んだのでしょうか? もちろん。一つの肉体に多数の人格や能力が付いている方がいいということも理解していますが…(フィンネルの肉体をソーマが守る。など)ならば最初から、「星の再生」の為だけの人格を用意したり(ミュールの二の舞になりそうですが)、その特殊な役割に加えて、身体能力を上げて作ることも可能だったのではないでしょうか?

(kou)

ATⅢ設定資料集のP97に回答が記載されています。…が、今確認しましたところ、かなりあっさり目の解説になっていましたので、若干補足させていただきます。サキアであるγ昇華体は、P97に記載された失敗により現在のアーキテクチャを形成しています。すなわち、制御不能な抗体頭脳(=惑星の意志)を、物理体レベル(身体を動かしたり意識が有ったり無かったり)で支配する必要があった為です。その為、サキアという管理者と、サキを始めとする惑星の意志というゲストが存在します。ただ、アルキアとしてはγ昇華体に入れる惑星の意志は一名しか想定していませんでした。またフィンネルに関しては、(アル・ルゥの)本来の目的が「物理世界へ介在するインターフェイスが欲しい」為にアヤタネと取引をした結果であり、それが満たされれば問題なかったわけです。アヤタネにしてみても、現行のβで代替できるのに、わざわざ大金をはたいて専用のボディを創るわけもなく、また、アル・ルゥ側もそのボディに完全に入り込み、責任をもって一生維持するつもりはなかった為です。すなわち、前者の場合は「ボディの中に管理者と惑星の意志を共存させる為」で、後者の場合「本来の目的が外部コントロールであり、またレーヴァテイル製造側(=クラスタニア)が多重人格ボディを欲していたわけではない)為」、という事になります。また、多重人格を移し替える事ですが、惑星の意志との同意があれば可能です。ただし、現在のレーヴァテイル製造技術の場合、ボディと魂(=中核三角環と直結されたSH_RAM)は必ずセットですので、どうしたってフィンネルと同じ、多重人格となってしまいます。

ⅠとⅡの世界にはレーヴァテイルの医者は存在しないのでしょうか? また、その技術を使って、ココナの境界門を修復し、コスモスフィアを本来あるべき形に戻すことは可能でしょうか?

(kou)

例えばソル・シエール(ATⅠ)の場合、医者と呼ばれていません。技術者です。そもそも第三世代は半分人間ですので、病気やケガの時は普通の医者にかかります。もし第三世代がレーヴァテイル的な障害を発生させた場合、天覇のレーヴァテイル担当技術者が調査します。メタ・ファルス(ATⅡ)では、それよりも更に遅れていて、基本第三世代やI.P.D.は人間と同等に扱われるのみです。そもそもβ純血種が存在しません。最後に、ココナの境界門はインプランタによって修復されており、それ以後は正常です(詳しくは前回の編纂室を見てください)。

回答お疲れ様です。今回もちょっとばかり質問を。クラスタニアに一人だけ?人間が混じってるようでしたが、普通クラスタニアにいる人間はクレンジングされてるのではないでしょうか。何らかの手段(アオト達と同様の手段等)でクレンジングを免れたとか? あと、大牙は七つの血痕事件で隆起した大地とのことですが、人が生活するにあたり気圧の影響は大丈夫なんでしょうか。

(けちょ)

行政区至近にいたNPCの人間疑惑のレーヴァテイルは、実際にレーヴァテイルです。行きすぎたレーヴァテイル・クルセイダーの誤認識です。また、第三塔の付近一帯は「彩音(いおん)回廊」と呼ばれる天候制御システムがあり、大牙の内側を含む楕円球状内において、温度湿度雨量重力有害放射線等のコントロールを行っています。その為かなりの高度ではありますが、普通に生存出来るのです。

今回も質問に答えてくださり有難うございました。今回から三回まで(そろそろ規制が厳しくなるかな?とは思ってましたが…)なのでかなり絞って質問していこうと思いますのでよろしくお願いします(今回自分が質問しようとしていた事がいくつかあったんで数が少し減り助かりました)。では本題に入らせていただきます。(隠してはありますが)メインヒロインの一人であるココナさんの本当の両親はどんな人だったんでしょうか?

(sasurainohito)

細かな設定はありませんが、普通にパスタリアっ子でした。低層住居地域に住んでいたので、境遇としてはシンシアが最も近いと思われます。(といってもシンシアは大鐘堂御用達武器屋ですから、シンシアの方が少しばかり裕福ですが)

前回の質問でサキさんを含めたアルシエルの意志さんたちの心の護については解りましたが、それでは普通(?)のレーヴァテイルであるフィンネルさんの「ももこ」さんとサキアお姉ちゃんの「ツァリヴェーラ」さんのモデルって何なんでしょうか?

(sasurainohito)

フィンネルの心の護ももこは、猫ですか? それとも狼ですか? 猫と表現されているところを方々で見かけますが、個人的に狼っぽく見えるので気になりました。

(ファンネル)

ももこは、フィンネルをいじめてきたレーヴァテイル達の偶像化にプラスして、狐の要素が入っています。狐は人を裏切る、騙すといったキーワードがありますが、そういった要素で入れています。また「キツネにつままれたような~」という言葉もありますが、つまんだらつまみっぱなしっていうサドっ気が彼女です。フィンネルにとって、いじめてきたレーヴァテイルは「特定個人」ではなく、「いじめる子たち」という形骸化したものでしかありません。彼女はいじめられることで悲しい目にも遭いましたが、反対にいじめられることで誰かに優しくして貰ったり守って貰ったりもしてきました。すなわち、いじめっ子がいなければ幸せも掴めなかったのです。ツァリヴェーラはサキアの空想上の勇者です。ミュール(ジャクリ)と類似する傾向ですが、ほとんど表に出ることがない彼女は、自らの空想物語の中に登場する正義の味方を設定し、それを自らを守る勇者として信奉していたわけです。また、ツァリヴェーラのようにいつも強くありたいという想いも、多分に含まれています。

第一紀成語、新約パスタリエ、律史前月読(またはアル・シエラ)の三つの言語でそれぞれ同じ効果をもたらす詩を謳ったら効果の程度に差は出るのでしょうか。

(danny)

「同じ効果をもたらす詩を謳う」という事自体が非常に難しいことです。といいますのも、詩魔法というのは「この想いでこの言語で詩魔法を謳う」という事は自分で意識的に出来てもそれに対応する発動結果のブレは大きく(詠唱時間やその時の心情でも変わります)、そうなると「同じ効果をもたらす詩」というのは結果として「同じ効果をもたらした詩」としてしか判断出来ません。そうなると今度は、結果的に同じ効果の詩魔法を並べればいい、という事になりますが、例えば結果的に同じ体力回復効果を得られた三つの言語による詩魔法を比較したとき、それは各言語によって効果の違いがあるというより、「その謳い手の想い」「場の状況」といった別の要因による効果の違いの方が大きくなります。ですので比較する事は大変難しいことです。ただ定説として、新約パスタリエは同じ想いを表現する(=謳う)速度が速く(PC的に言えば命令数が少ない)、発動までの時間は短くなる傾向にあります。また、律史前月読はアルトネリコ詩魔法サーバーを経由するものではありませんので、仮に人間が謳った場合(レーヴァテイルでも同じ)、他の言語とは比較にならないほどに微弱です。ただ、アルシエラの場合(そもそも律史前月読とアルシエラは別物です)、惑星の意志が本気を出せば他の言語の追随を許さない巨大な力を生みます。ATⅢエンディング後の惑星再生力を見れば一目瞭然です。

惑星再生後、設定資料のサキさんが降臨するまでの話に登場した総意から切り離され死にかけていた(消滅しかけていた)シャラノワールさんや既に消滅したり彼女と同じ境遇の他のアルシエルの意思さん達は元気を取り戻したり、復活(かつてアルシエルが元気だったころそのままの人物?として)したんでしょうか? あるいは別人格(サキさんの代わりとしてイーヤさんみたいに別人として)として蘇ったり(この表現はおかしいかもしれませんが)したんでしょうか? 本当はあと二つ位質問したかったんですが、制限もあるので今回はこれで最後の質問をさせて頂きます。有難うございました。このコーナー毎回楽しみにしています。これからも是非続いていて欲しいのであまり無理せずにお仕事、カンバッてください。体壊したら何にもならないんですから。長くなりましたがそれでは失礼いたします。sasurainohito

(sasurainohito)

シャラノワールは衰弱しましたが、惑星再生する迄の間に消滅だけは免れました。元気になる様は、緑が蘇る様によって表現されているとおりです。完全に消滅した意志は復帰できません。新たな意志を生み出すことになります。スズノミアは辛うじて生き残っている部類に入りますので、そのまま元の役割に戻ります。

前回は回答ありがとうございます。以前に似たような回答がありましたら申し訳ないのですが、また質問させていただきます。ATⅢで最初にリンパ管に入るときにフィンネルが倒れて離脱してしまいますが、あの状況に関して、パーティーメンバーの誰もが反応せずに無視して走り去ってしまうのには何か訳があるんでしょうか? プレイしながらかなり疑問に思った部分なのですが…。

(アルルィ)

演出表現が不完全故に申し訳ありません。脚本レベルの想定では、「一緒に走っていたが、フィラメントを追う為にみんな必死で気づかなかった」という感じになっています。

フィンネルやジャクリが受けた虐待にはやっぱり性的なものもあったんでしょうか。

(山本)

ジャクリに関しては、特にそういったものはありません。あくまで国家レベルの研究対象ですから、厳重に管理されていました。

何かよく分からないんでぶっちゃけてください。今現在子供が出来ないレーヴァテイル(オリジンを含め)は誰?

(ととこ)

現時点で子供が出来ないのは「シュレリア」と「フレリア」のみです。

いつもいつもお疲れ様です。前回の編纂室で、フレリアには精神世界が存在するという説明があり、そうだったのか! と驚かされたのですが、ここで些細な疑問が……Ⅱでフレリアにダイブしたのはいったい何だったのか? シュレリア様と同じくゲームプログラムのようなものではなかったのか? ジャクリが設定などを用意したようなので、βや第三世代と同じようなダイブとは違うものだと思ったのですが……あと、フレリアにβや第三世代と同じようなダイブをすることは可能、ということでよろしいでしょうか?

(llka)

以前にもお話ししましたとおり、フレリアのSH_RAMはフレリア専用のSHサーバーにあり、そこに介入する手段をダイブマシンは持ち得ていません。シュレリアの場合もフレリアの場合も、「バイナリ野」という場合、それは彼女らの専用記憶メモリの事を指しているのではなく、塔内のVR(バーチャルリアリティ)システムを指します。このVRシステムを制御できるのは、バイナリ野に自由に介在し、導力レベルでのメンテナンスが行えるオリジンのみです。もちろん第一紀には、VRシステムに直接アクセスするコンソールがありましたが、現在では失われています。ATⅠ当時ではここまで厳密に定義はしていませんでしたが、それでも「シュレリアのバイナリ野」という定義をした際に、「イコール塔のシステムワークエリアの一部を使っている」という設定として作っていたことに変わりはありません。

ココナの胸が小さいから、Ⅲでの風呂場イベントを考案したのですか? それともⅢでのイベントを考えて、Ⅱの時点で小さく設定したのでしょうか? どちらが先なんでしょう?

(ソ胸リエ)

胸の大きさと風呂場イベント考案は、特に関係有りません(すみません、関係が有る理由を推測出来ませんでした…。もしよろしければ、そう思った経緯をお教えいただけますと幸いです)。

ATⅢのフィンネルコスモスフィアレベル7で気になる事がありましたので、質問させていただきます。あの場面で行われた裁判は、スズノミアがフィンネルの契約違反について訴えた形式ですので、民事裁判(個人間の紛争を解決する)の筈です。しかし、裁判長の巨大な目は、フィンネルに与える罰について決定しようとしており、まるで刑事裁判(犯罪を犯したと疑われる者の処罰について決める)でした。また、スズノミアが「原告人」と呼ばれていましたが、日本の裁判制度では、民事裁判の当事者は「原告」と「被告」、刑事裁判は「検察官」と「被告人」であり、「原告人」という呼称は使われていません。これらの点で、あの裁判は我々の住む現代日本の制度と異なっているわけですが、その理由は何なのでしょうか。とりあえず、私が考えたのは、
1、そもそも、ソル・クラスタの裁判制度が日本のそれと異なる
2、ソル・クラスタの裁判制度は日本のものと同じだが、支離滅裂且つ不公平な裁判である事を強調するための、脚本上の演出
3、ソル・クラスタの裁判制度は日本のものと同じだが、コスモスフィアの持ち主であるフィンネルが裁判制度についてよく分かっていなかった(疑問を抱かないアオトも同様)
という三つなのですが、この中に答えがあるのか、それともそれ以外なのか、教えていただきたく思います。また、1が正解なのであれば、ソル・クラスタの裁判制度がどのようなものなのか、ソル・シエールやメタファルスはどうなのか、についても説明をいただければ幸いです。宜しくお願いします。既にどこかで回答済みであった場合は、どうか御容赦ください。最後に、暑くなってまいりましたので、どうか御自愛ください。

(紳士超人)

申し訳ございません、私自身がそれほど司法や裁判に関して知識を持ち合わせておりませんので、現代の厳密な裁判の仕組みから見たら間違っている部分があるかと思います。あくまで雰囲気としての表現として見ていただけますと幸いです。

疑問なのですが、Ⅱに出てくる瞬(エンジャ)。彼の設定資料には、人間に戻りたいと書かれてあった気がします。果たしてそれは可能なのでしょうか? また、可能ならば具体的にはどうするのでしょうか。やはり、精神を引っこ抜いて、肉体に移すとか。そんな感じですか?

(not long)

ラキならば可能かもしれません。また、ジャクリがアタネを作った技術と似た技術を使っていますので、ジャクリなら不可能でないかもしれません。瞬のようなデジタル生命体の場合、体型を変えることはそれ程(物理的な)負荷はかかりません。ラキを倒した後のラキであれば頼めばやってくれるかもしれませんね。ただし正常動作していれば、の話ですが。

アルフマンの苗字であるウラノスって意味があってつけられたものなんでしょうか? ウラノス→天空神→頂点に立つ者みたいな。もしそうだとしたら、他にも意図があってついた名前ってあるんでしょうか?

(ヤマト)

アルフマンは仰るとおりです。他にも何人かの名前は意味があります。例えばオリカの場合「ネストミール」が「ネストミュール(ミュールをネスト(内包)する)」という意味が含まれていました。ただ、ほとんどのキャラは、語感や直感で決めています。

メタファルスでは風呂の残り湯で洗濯などを行うそうですが、風呂に使われていた入浴剤の成分が洗濯物に沁み込み、雨や汗で濡れると漏出してきて作用することはないのでしょうか?(とろとろむらむらなど)

(きむら秀一)

とろとろむらむらなどは有るとは思いますが、そもそも作為的でなければ、さすがにとろとろむらむらの残り湯で洗濯する人はいないと思います(余計汚れますし)。

AHPP実行後のティリアの中核三角環は、塔の姿を維持することは困難ですが、ティリアが人間体ならば長時間の維持が可能でしょうか?

(きむら秀一)

上でも少し書きましたが、負荷が減る分欠損機会が減りますから、必然的に寿命は延びます。といいますか、塔化状態では大きなシステム稼働が必然であり(具体的には彩音回廊など)、定期的なテロメアの欠損が発生します。ですが、人型に戻れば、大人しく生きていればテロメアの欠損はほぼありません。FLIP系詩魔法などを謳うことが有ればまた別ですが、大人しく生きている限りは死の危機はかなり遠のきます。

クロガネは、塔の姿になったティリアを人間体に戻すようなヒュムノスを用意していましたか?

(きむら秀一)

残念ながら用意していません。彼にとってティリアの塔化はある意味エンディングだった為です。それは、成長した木をドングリに戻す術を用意していない自然界と同じという理屈です(付ける実は元の自分自身ではありませんのでここでは別物として考えています)。

サキトゥルーエンドを迎えるとアオトとサキの結婚式が見られますが、この世界では結婚する条件に年齢は関係ないのでしょうか? 二人とも日本では結婚できない年齢ですし…

(丸太)

法整備としての結婚最低年齢は曖昧です。コミュニティごとに違います。クラスタニアには以前お話ししたように、結婚という文化はありませんので、実質中央政府は結婚というものを法的に認めていません。ですから、本人達が結婚したいと思ったときに自主的にし、それを周りの人間が祝福し承認すれば、それが結婚になります。

フィンネル・Z・時田のZって何ですか?

(楼蘭)

ATⅢ資料集にもありますが、ティリアの知る元キャラ「クリスティア・Z・時田」の「Z」です。

ATⅢにて惑星再生が行われた際に他の塔への連絡は無かったとのことですが、事前に導力供給などで前兆のあったメタファリカはともかく、アルトネリコのほうはある日起きたら雲海が消えてたような状態だったのでしょうか? 某管理者がパニクりそうですね……

(楼蘭)

突然だったと思います。きっと皆ビックリした事でしょう。

フリップスフィア発動時にゲーム的、演出的配慮で服を着ますが設定的にはやはり全裸ですか? 全裸ですよね? 全裸がいいです! 星とのリンクも、もっとも高感度状態ですしね。

(アイン)

効率的には全裸が一番いいのは間違いありませんが、恐らくほぼ全ての対象者は全裸になる程の精神力を持ち合わせていないと思います。もちろん、これが最後という絶体絶命(全員が死んでしまい、自分だけが取り残されている)状態であれば全裸も決行するかもしれません。彼女らもそれをしているかもしれませんが、もし仮にしていたとしても、最終的に地球の倫理的問題によって表現できません。

リンカーネイションはイベント終了後、開放状態で放置されてますがあれはあのまま野晒しにしていて良いものなのでしょうか。故障しませんか?

(アイン)

格納する必要があります。ゲーム中で表現できておらず申し訳ありません。

資料集で「ミュールとシュレリアが同一条件で戦うとミュールが必ず勝つ」というのと「I.P.D.の詩の効率は非常に高い」とありましたが、作中のヒロインが同一条件下で詩の力を競った場合、どのようになるのでしょうか? やはりミュールやクローシェはとびぬけているのでしょうか?

(黒土)

強さ比較はその時の心情や環境などによって左右されますし、またゲームバランス的な要因も含みますので、絶対的にこっちが強い、といった事を言うことはできません(更に設定とゲームバランスとで食い違いが発生することも多々ありますので)。それらを除外してベンチマークテスト的な計測として見た場合、とある「ほぼ同じ効果を発揮する詩魔法」を謳った場合、発動までの時間はクローシェが圧倒的に速いです。それはミュールよりも速いです。ただ、最終的なポテンシャルはI.P.D.である以上、ルカ達には敵いません(レベル7迄しかありませんので)。最強と謳われているミュールと比較した場合は、全体的な判断力や分析力などを加味した場合、ミュールの方が優勢になります。クローシェは人間である以上感情のブレ幅が大きく、また衝撃的な事態が発生した際に動揺し、判断が鈍る事も多々あります。その辺りの非人間的な冷静さはミュールやミシャを始めとするβ、そしてオリジンに敵う者はいません。シュレリアとミュールはそういった判断力などの処理能力としては、ほぼ同等にして最強ですが、ミュールの方が若干オーバークロック気味なので、全体的に結論を出すスピードが数ナノ秒~ミリ秒ほど早いことが多いです。更に言えば、オリカやルカなどの第三世代は、特定の詩魔法や能力に関しては、βを凌駕する事があります。更にオリカはミュールと繋がった状態ですので、こっそり力を持ち込むことが出来ます。ですからクローシェの心が完全に鬼となり、トランスすればミュールにも勝つことはできるかもしれませんが、実際にはオリカやルカ達第三世代に負けることもあり得ます。やはり誰が強いかは不定です。

前回はフィンネルに対する疑問について詳しい説明をありがとうございます。前回回答していただいたことで、疑問は概ね解けたのですが一点疑問が残りました。某誌のWEBインタビューにて、「中位に位置するスズノミアに関しては特殊な状況で、スズノミアが"惑星の意志"として忘れられていたために、その存在が矮小化していて、そのおかげでフィンネルの中に入ることができていました」と述べられていたことです。前回の回答を乱暴に纏めるとフィンネル側の惑星の意志達はSHサーバ外からSHサーバ内のフィンネルの精神に接続(ハッキング)している様な感じだと思います。しかしSHサーバ外にいるスズノミアがフィンネルにチェインするだけであれば、スズノミアが矮小化している必要性はあまりありません。これは、アルルゥやアヤタネにとって矮小化していたスズノミアがコントロールし易かったからと考えてよいのでしょうか。……あと先の質問と全然関係ないのですが、ATⅡ、ATⅢではタイトルのシルエットがオリジンなのに、ATⅠのシルエットがオリカなのは、アルトネリコの企画時には、「シュレリア」はいなかった、またはストーリー上重要な立ち位置ではなかったということでしょうか?

(ソーマのアトリエ)

WEBインタビューでは、誰にでも分かりやすくする為にかなり崩した表現をしていることが多いです。以下にする説明をWEBインタビュー時に語ってもライターさんが大変苦労されますので……。実際は、矮小化=波動レベルの低下、です。精神周波数帯域がぐっと低い波長にずれ込むことで、フィンネルの精神世界内の一部に引っかかりアクセスすることができるようになった、という意味です。ロゴのシルエットの件は、正直な所、オリカのイメージヴィジュアルがロゴのバックに敷くシルエットとして最も綺麗だった為に採用しています。目的は、アルトネリコの最も個性的で特徴的な「レーヴァテイル」という部分をロゴに入れたかった為です。また、当時は最初ということもあり、ヒロイン全員を平等に見せていく(特定ヒロインを優遇しない)といった方針もまだ弱く、配慮が足りずに特に考え無しにオリカを採用してしまったという感じでした。これは意図的なオリカの優遇という事でもなく、メインヒロインとしての立ち位置の示唆でもない事を、この場でお伝えしたいと思います。

毎回すごい量の回答ですね。本当にお疲れ様です。質問ですが
1、前回の質問で『あの世界の人達は、ヒュムノスの全て(演奏含む)をレーヴァテイルが謳っているように聞こえるよう、音像や焦点をシミュレートした、塔から発せられる導体D波による空気の振動(音波)を聞いているわけです。』とご回答頂いたのですが、これはどれくらいの人が知っているのでしょうか? 劇中のキャラクターの言動を見る限りではほとんどの人は知らなそうに思えるのですが…
2、EXEC_HARVESTASYA/.って実在したヒュムノスなんですか? 実在したとしたらどのような効果を持っていたのでしょうか? できれば作られた経緯なども教えて頂けると嬉しいです。

(よ~ぞう)

1ですが、この理屈を知っている人は、第三紀では殆どいません。アルキア研究所の中でもごく一部の専門の人のみでしょう。当事者であるレーヴァテイルにそれを知る者は皆無です。
2ですが、正直なところ商用面での意味合いがほとんどです。当時、「EXEC_」で始まる文字列はアルトネリコのカラーを強烈に表現するものであると考えていた為、記号的側面(わかりやすさ、関心度向上)から付けたタイトルです。夢を壊すような回答になってしまい申し訳ありません。

はじめまして。ココナについてなんですが、1、「フォトンライド∞∞」の∞∞は何と読むんですか?
2、ココナの武器の「BRAVE-∞」の∞は何と読むんですか?
3、ATⅢのココナの技の頭文字(W-STORMのWなど)は何かの略なんですか? それともそのまま読んでいいのですか? よろしくお願いします。

(いつき)

1と2は、それぞれ「ダブルインフィニティ」と「インフィニティ」です(マイナスは接続装飾です)。3に関しては、そのまま「ダブルストーム」ですね。

EXEC_DESPEDIA/.の歌詞の中に「魂の名」「真名」を知っているから、相手を「縛る」ことが出来る、という部分がありますが、「真名」によって人間を「縛る」というのは第三塔でクラスタニアがやっていたことですよね。EXEC_DESPEDIA/.は第三塔と関係のあるヒュムノスなのですか?

(ハーモニ)

第三塔の「真の名」による管理は、単純に日本の住民基本台帳ネットと同じ物です。法的措置としての束縛であり、それ以上のものではありませんし、身体が乗っ取られるわけでもありません。デスペディアの「真の名」と「束縛」は、技術的側面から見れば「攻撃用ロボットの個体を操縦する為の鍵(簡単に言えば車と鍵の関係)」という表現になり、魔法的側面から見れば「契約により支配した悪魔と、支配する為の呪文」という感じになります。要するに、良くある普通の主従関係をちょっと洒落た形で書いただけであり、双方に因果関係は全くありません。

「こころ語り」はクロアが歌っているのにジャクリがハモっている、という形の曲ですが、クロアは元々、ジャクリが合わせてくれるのを想定して作詞していたのですか? それとも、お互いに即興で歌っているのですか?

(ハーモニ)

ジャクリがクロアに合わせたという感じです。ただ、正直申しまして相当に演出色が強い歌ですので、実際にクロアとジャクリが謳っていたのはイントロのヒュムノス部分程度です。

ミシャのようなβ純血種とライナーのようなレーヴァテイル質を持つ男性の間に子供が出来、それが女の子だった場合、通常よりもレーヴァテイルに成りやすかったり、レーヴァテイル質が高くなりやすいなど、レーヴァテイルの血が濃くなることで、レーヴァテイルとして優れやすくなる、ということはありますか?

(ハーモニ)

レーヴァテイル質が発症しやすいか否かは、かなりの部分で遺伝となります。といいますのは、分散する発症マターのうちSHサーバーのサーチ範囲内に存在する因子が多い方がより発症率が高まる為です。発症率と発症後のレーヴァテイル性能はまた別で、簡単に言えばレーヴァテイル質がどれほど型崩れせずに遺伝されているかによります。ですから総じて言えることは、発症率的にも発症後の性能にも、それぞれ別の血統的要因が大きく左右するという事です。単純にレーヴァテイルだらけにすれば良いというワケではありません。

実際には効果がないことで有名なリフレッシュコア。これって実際はどのような効能を持つアイテムだったのでしょうか? ライナーの話を聞く限り一回の使用でかなりの間効果を発揮するすごい道具のようですが……もしや、あれだけ熱く語ってるということは最初からこういう仕様? 裸の王様的に効果あると思えばある!という思い込みに陥ってるとか(そんな奴はいない)
2、すいません、今回はもうひとつ聞きたいことがあったので二つ目をば。前回の答えで、第三世代は普通に老化するということがわかりましたが、レーヴァテイルの能力も、個人差はあると思いますが、年齢と共に衰える&失うことはあるのでしょうか? もし年齢を重ねても現役だとすると、おばあちゃんレーヴァテイルもありということになりますよね? つまり老人たちがバリバリ動けるという熱い展開のいわゆる老婆バージョンもできるということです。なんとなくアルトネリコの世界だとそれでも自分はお姉さんといってる人が多そうですが。ということで、すーぱーれーばーてーるおばあちゃんはありなのかお聞きしたいです。キラーン
ちなみに土屋Dのキャラ絵は現行のものもわたしは好きなので新規とのダブル使用をゆくゆくは期待したいです。あと、あえていうべきことではないと思いますが、まぁその……御自愛下されぃ_(._.)_

(クレセント斧黒彰)

1ですが、リフレッシュコアは仕様上の矛盾で本来の実装機能が無くなってしまった不幸なアイテムです。企画当初は「歩いているうちにHPが回復する」だったと思います(昔のことなのでうろ覚えです、違っていたらすみません)。2ですが、基本死ぬまでレーヴァテイル質は残りますし、詩魔法も使えます。ただ、これも大変辛いお話になりますが、第三世代はやはり相当な気力と体力が無いと長生きできません。やはり延命剤投与は大変な体力の消耗を招きますし、高齢になってくると少しの投与遅れで命を落とす確率も大きくなっていきます。不慮の事故も含め、老人になる前、40歳程度で亡くなる方がほとんどです。

ソル・クラスタでもダイキリティは非常に高価な物なのでしょうか?

(シュレリア様にもファンクラブを!)

ソル・クラスタでは、ダイキリティはアルキア研究所によって作られますが、ソル・シエールよりは相対的に安価です。元々はアルキア研究所の策略でレーヴァテイル化を推進していたわけですので、一応メンテナンスの一環としてダイキリティ生産はそれなりに良心的な価格で行っています。ただ、やはり年に四回程度の投与が必要で永続的ですので、家計負担は大きいと思います。日本の経済状況換算で一本十万円程度です。自動車の維持コスト程度でしょうか。

何度もすいません。結局のところ、嵐のソリュースって、何者だったのでしょうか。もしかして、惑星の意志?

(てぇいく)

普通の人間です。ちょっと変わった子です。一人で塔に登って風と対話するのが好きな子です。夜は塔にへばりついている家に帰ります。

過去のトウコウスフィアを読んでいて思ったのですが…確か、「塔の動力範囲から出ると消える(βは確か水になってしまうのでしたね)」「塔の導力範囲外では第三世代は普通の人間と同じになる」みたいな事が書かれていた様な気がします(はっきりとは覚えていないので間違えていたらすみません)。それでジャクリさんはソルクラスタへは行けないみたいな記述もあった気がするのですが、それが本当ならオリカはソルクラスタではヒュムノスエクストラクトを謳えないのでしょうか? …何か、初歩的な質問ですね…

(方向音痴)

そうですね、オリカはゲーム時点でのソル・クラスタではヒュムノス・エクストラクトを謳えません。そしてもちろんヒュムノス・ワード(詩魔法)も謳えません。レーヴァテイルとしての全機能が停止しますので、オリカにダイブも出来ません。ただ、延命剤の投与も要らなくなります。

お疲れ様です。早速ですが質問させていただきます。
1、インストールポイントはレーヴァテイルの皮ふの上にしか発現しないのですか? 例えば、瞳孔とか口の中とかには浮き出ないのですか? 2、ATⅢのサブタイトル「世界終焉」とは、惑星が再生されて、塔にへばりつくような時代…すなわち「世界」が「終焉」したという意味ですか? 以上です。

(あいうら)

1ですが、皮膚のみです。これは、NEEによるインストールポイント管理の有効範囲内でしか発現しない為です。βであっても、インストールポイントの位置が変わることはありますが、そういった座標決定はNEEによるものです。そして、βであっても目の中等に出来たら大変ですので、有効範囲が定義されています。2ですが、前前回の編纂室でもお話ししましたとおり、「終焉」には様々な意味が含まれています。世界が終わりそうになったと言う意味、この過酷な塔の時代が終焉を迎えたという意味、様々な節目となるドラマを表現する作品である事を表現したサブタイトルとなっています。

毎週の回答、とても楽しく拝読させていただいております。
1、前回の『基本、小説やドラマCDなど、全てのゲーム外エピソードは公式であり、パラレル(全然関係ないもの)ではありません。』を読んで気になったのですが、OVAの世界観はどういった位置付けのものとなるのでしょうか? 
2、ティリアノーマルエンドのあと二人はどうなったのでしょうか? やはりアルルゥに体を乗っ取られた、あるいはタイムオーバーになってしまったのでしょうか?

(デモネード)

1ですが、すみません、OVAだけは除外してください。最初期の関連商品という事もあり、私の力の及ばない所による操作と設定が多々入ってしまった商品です。2ですが、個別未来についてのお話は極力控えさせていただいております。ご了承下さい。

コスモフリプスはオリジン(ティリア)専用のヒュムノスなんでしょうか? あるいは、γ昇華体で、対象となる意志を収めるだけの領域がコスモスフィア内?にあれば謳えるものなのでしょうか?

(匿名)

EXEC_COSMOFLIPS/.はティリア、もしくはそれと完全互換性を保つ個体のみの専用ヒュムノスです。このヒュムノスの導力量はβの基準を超えていますし、そもそも効果先がティリア(もしくは同等品)の(精神系を司るバイナリ野の)内部である為です。γ昇華体では無理です。SHサーバー一個体を占有するオリジンである必要があります。現存する中では当然ティリアのみです。

1、EXEC_HYMME_BATTLESPHERE/.は第三塔レーヴァテイルに標準でインストールされた詩魔法なのでしょうか? またこの詩魔法を使えるのは第三塔レーヴァテイルのみですか? 
2、ヒュムノス・エクストラクトを謳う際の感情によって効力の強弱はありますか? 例えばリッカがEXEC_Z/.を自暴自棄な状態で謳いましたが、仮に喜んで謳っても冷静に謳っても全く無気力に謳っても効力に差はないのですか? ルカのEXEC_METAFALICA/.も無気力に謳い、結果一応大陸は出現しましたが、謳ってしまえばとりあえず発動はするのでしょうか。
3、β純血種の管理名がそれぞれ血統が違うのは何故ですか? 同じβ-6Dから派生しているなら血統も同じなのではと思ったのですが…。

(よもぎ)

1ですが、申し訳有りません、これも前述のEXEC_HARVESTASYAと同じで、ネーミングデザインとして洒落で作っているものであり、実際のサキやフィンネルの修得している詩魔法ではありません。2ですが、エクストラクトに強弱はほとんど有りません。仕様上の要求導力と出力導力がありますから、ただそれにレーヴァテイルの精神力が応えるだけです。3ですが、管理名というのは、最後の「_ARTONELICO」や「_SOL=MALTA」や「_HARVESTASYA」の事でしょうか? これはある意味管理者権限ツリーのようなものであり、物理的なサーバーとだいたいにおいて一対一ですが、必ずしもそうではありません。すみません、質問の意図と合っておりますでしょうか?

最後の希望、メタファリカ大陸に「にょ?」はいますか!? あとソル・シエールで絶滅とかしてませんよね?

(.NPC)

ソル・シエールではまだ沢山生息していますが、メタファリカには当然いません。I.P.D.の中に熱烈なにょ?ファンが沢山いたら、住んでいるかも知れませんが。そういう意味では、もしかしたらメタファリカには動物としてのゲロッゴやハゲロッゴが普通に生息しているかもしれませんね。

ATⅡのココナENDを見た感じだとクロアとココナがゴールインする可能性もあるように見えるのですが、あの世界では家族内で結婚は法律的にOKなんでしょうか? ジャクリエンドのその後はクロアとジャクリの日常はどんな感じなのでしょうか? イチャラブしてることを希望!(笑)

(REDC)

基本的に血縁関係のない養子である以上、その後の結婚は可能です。後者に関しては、前の質問でもありますように、個別未来についてのお話は極力控えさせていただいております。ご了承下さい。

第三回目の際に答えて頂きありがとうございました。いろいろと設定の折り合いは大変なのですね…。今回もまた設定の問題に触れてしまうかも知れませんが、よろしくお願いします。シュレリア様がサスペンドを謳った後ライナーたちはどうやってリンカーネイションから戻ったのでしょうか? 飛空艇は使えなかったので塔を下るしかないと思いますが、確かリネイションを謳いに行くときにクルシェが無理やり扉をこじ開けて先に行っていましたが、つまりのところ扉は開かず戻れない、ということにはならないでしょうか?

(refri)

申し訳ございません、演出効率化の都合で省略させていただいております。

いつもお疲れ様ですDLC楽しみにしてます。アルシエルは四次正角性中核環が謳っていることによって成り立っていますが、あの世界の太陽や銀河の中心核等も四次正角性中核環が謳うことで恒星系や銀河系が成り立っているのでしょうか? それとも、もっと高次のものが謳っているんでしょうか?

(ユウ)

四次正角性中核環は、惑星レベルの生命の魂の器相当品です。アルシエルの親星であるソル(太陽)は、それよりも更に一次元上になります。世界観内にそれを定義する名前はないので、五次正角性中核環と定義しましょう。常にこの世界と別の世界を、絶えず無とエネルギーと質量を持つ物質(プラズマ)とに相互変換しながら活動する、この世界では説明の出来ない物質です。後は上位になればなるほど次元が上がっていくと思ってください。エクサピーコはとてつもない次数になります。

アルシエラのKとPの想いは何ですか? アルキア研究所ですら分からなかった、というくらいですから、「意味は無い」もしくは「人間には理解できない」のどちらかじゃないかなぁと思っているのですが。

(bibinba)

公開はしていませんが、ザックリ言えばKは「創造と破壊」、Pは「生と死」を表現しています。

はじめまして! いつもアルトネリコ楽しくプレイさせていただいてます。早速質問なんですが、志方あきこさんのCDであるRAKAに収録されている謳う丘に出てくるハーヴェスターシャとⅢに出てくるハーヴェスターシャは何らかの関係性があるのですか? 質問がかぶっていたり、設定資料集に書かれている内容であればごめんなさい;

(野々村)

ハーヴェスターシャは元々は太古(数千年前)の神話に出てくる「半神(神々の子供)」の一人です。その伝説を語った物語を詩にしたものが、志方さんのアルバムに収録されている「EXEC_HARVESTASYA」という曲になります。そして現代の人々の間にも「ハーヴェスターシャ」という人物は良く知られています。地球で言うところですと、神話に明るくない人であっても「アテネ」や「オリンポス」といった神話の神様を知っていると思います。そのレベルの伝説の人物なのです。そして、地球の技術者も良くやります(某アニメでもスパコンに「カスパー」「バルタザール」「メルキオール」など、現実の人工衛星でも「イカロス」など)神話の人物を名付けることがありますよね。第三塔ハーヴェスターシャはまさにそれです。メタ・ファルスがSHサーバーを構築していたら、ラプランカサーバーと呼ばれていたかもしれません。

1.ヒュムノスの中の律史前月読について質問です。唱石はかつて月奏たちが律史前月読の詠唱の効果を増幅する為に使ったものであり、トウコウスフィア71回には『塔は巨大な唱石結晶』という説明がありますが…レーヴァテイルが謳うヒュムノスや詩魔法に律史前月読が使われると、どうなるのでしょうか? 
A-律史前月読で謳う時は塔を(唱石みたいに)媒介にし、自然界に影響を与える
B-通常のヒュムノス・詩魔法の歌詞と同じく塔によって処理される
C-両方
D-どちらでもない(その他)
また、Ⅲのアルファージとヴィーベイスィミーラにあった律史前月読パートの処理も上記の場合と同じですか? 
2、Ⅱの設定資料集で「新約パスタリエは古メタファルス律の改良版」と言われるんですが、それは前回のお答えによると
古メタファルス律:効率の良い発音の文字列を単語にする。ただし人間が発音できるものに限る
新約パスタリエ:古メタファルス律と同じく効率良い発音の文字列を単語に。
しかしレーヴァテイルは想い(導体H波)で謳うことが出来るので、効率が良いと人間が発音できない文字列さえも使うことにするという訳で新約パスタリエが『改良版』に該当するのではないかと思いますが、もしやこれ以外の共通点や関連性もあるのですか?

(kara)

1ですが、ヒュムノスとして認識されませんので、飾りになります。自然界の唄石があれば反応するでしょう。また、アルファージやヴィーベイスミーラの律史前月読は微妙なラインで、あれはアルシエラの訛り、といった方が正しいかもしれません。あの二曲を謳っているときに彼女らはほとんど惑星の意志から流れ込む想いをそのまま口にしている感じですので、寧ろアルシエラを不自由に(完全な発音は出来ませんし、意味もほとんどわかりませんから)謳っていたという方が正しいです。
2ですが、主に仰っている部分によるものです。もちろん研究は古メタファルス律をベースとして行っていますし、古メタファルス律というのはそもそも、実は単語生成のプロセスは新約パスタリエとほぼ同じなのです。というか、新約パスタリエは古メタファルス律の単語生成プロセスを自動化してアルゴリズムにしたものであり、新約パスタリエこそが古メタファルス律の完成形と言っても過言ではありません。

土屋ディレクター及びATⅢ開発関係者の皆様、DLCの発表とトウコウスフィアCD等、色々とお疲れ様でした。外部商品とのコラボ企画なしのブランド単体で、これだけの数の企画を発売後に同時進行するゲームというのも極めて珍しいと思います。しかも案だけだったハーヴェ様人格パッチを夜なべして作っていたという辺り、身を削るような愛を感じる次第であります。一段落したらゆっくり休んでください。追伸:AKI団の次回の会合について質問g(謎の詩魔法により撃沈)

(しあん)

応援ありがとうございます! DLCの方、是非楽しんでいただければ幸いです。また、くどいようですが、ハーヴェスキンはかなり世界観を歪めていますので、ジョークパッチである事をご了承いただき、笑って楽しめる方にのみお薦めいたしておりますので予めご了承下さい。DLC以後のAKI団の活動活発化にも期待しております。

設定に関する質問ではないのですが、こちらでお聞きする方がよいかと思ったので。ニコニコ動画に公式UPされていた『アルトネリコFAN感謝祭2』の動画なのですが、なぜ削除されてしまったのでしょうか?出来れば一般枠ででも再度UPして欲しいところですが。(特に、OPのデモ とかあの辺は特に)例え感謝祭がダメでも、デモ版『謳う丘~ティリア 初音ミクVer』だけでもUPして欲しいです。

(八丈島のにょ?)

申し訳ございません、私に回答できることは少ないのですが、元々期間限定公開企画だった為に、その期間が終了した為に閉幕したという形になります。ティリアの仮唄は要望が多ければ何らかの形で公開する事も検討はしますが、上との検討が必要ですので必ずしも公開に至れるわけではありません。ご了承いただければ幸いです。

高性能ダイブマシンのVR21で、レーヴァテイルの外見なども変えることが出来るという話ですがその際、何らかの代償が必要になるのでしょうか?

(バクダソ紳士)

技術者の感性と操作テクニック、センスです。例えば手術などでも先生の腕が全てなように、プログラミングでも同じです。担当技術者は慎重に選びましょう。

1、抗体は第一塔、第二塔には出現しなかったのですか? 
2、ミシャがクロニクルキーを謳っているときにしゃべることができなかったのはなぜですか? クロニクルキーはレーヴァテイルが自分の口で謳わなければならない特別なヒュムノスだったのですか? もしそうなら他のヒュムノスエクストラクトとどんな仕様の違いがあるのですか? 
3、第三塔にメンテナンスロイドがいなかったのはなぜですか? メンテナンスロイドの製造技術は第三塔にはなかったのでしょうか?

(どろいど)

1ですが、前々回ほどの編纂室でも説明しておりますが、抗体は第三塔におけるムーシェリエルの無限と思われる程の導力吸収に対し惑星アルシエルが悲鳴をあげ、それを阻止すべく人間社会を壊滅する為に渾身の力を振り絞って作った生命、というのが始まりです(その後は浄化に利用されていますが)。そういった目的から生まれたものですので、当然第三塔の周囲に多発しているのですが、それ以上の個体数を作るだけの体力がありませんでした。その為にアル・ルゥはムーシェリエルを乗っ取り、導力を得ようとしたわけです。結果的に第一塔や第二塔に向かわせるほどの余力はありませんでした。
2ですが、正直におはなししますと、演出上の効果であるという点と、ATⅠの頃にはそれ程厳密な詩魔法理論が確立していなかった為の矛盾の二点によるものです。3ですが、ヴィジュアルブックに答えがありますが、第三塔にメンテナンスロイドは不要だからです。そもそもティリアが塔化したものが第三塔ですから、そこにメンテナンスロイドが自然発生する事もありませんし、メンテナンスロイドは塔の管理を補助する為の人工知能だったわけですが、それをフレーム本体であるハーヴェスターシャが持ち備えてしまっている為、不要なわけです。

前回の疑問には丁寧に答えていただいてありがとうございました。これからもお体に気をつけて、お仕事頑張って下さい。
1、シュレリアはミュールに対して、(ラファエーレがリッカに言っていたような)SHサーバーを使った対処をとることはできなかったのですか。
2、塔の管理者は任意で特定のレーヴァテイルの詩魔法を制限できないのですか。抑止としては不可欠な気がしますが。

(r)

1ですが、シュレリアはSHサーバーの存在を厳密には理解していません。まだ修得前(結線前)だった為です。2ですが、システム上は可能ですが、シュレリアはまだそれが出来ません。結線前だった為です。また、第一塔自体がロストテクノロジーと化してしまった為、今それを知る者はいません。第三等はアルキア研究所がその手法を知っていますが、手間がかかることもありあまり使っていません。

毎回お疲れ様です。ダウンロードコンテンツについての質問です。場違いですいません。
・お金がかかるのは良いのですが、それは、プレイステーションネットワークカードで良いのでしょうか?
・それでOKならば、現在の残額でもそのままつかえますか? 
・ティリアのバイナリアから行くのだと思いますが、事前に詳しいDLの仕方とか、遊び方、注意事項等を公開していただけると助かります。
非常に楽しみにしておりますのでよろしくお願いします。

(ジャスティス)

一つ目ですが、プレイステーションネットワークカード(プリペイドカード)でOKです。二つ目ですが、残額でも足りていれば使えます。三つ目ですが、ダウンロードコンテンツは購入すると自動的にインストールされますので、購入後にゲームを起動してください。その後、適当なセーブデータからティリアのバイナリ野へ向かうと、まず入ってすぐに「インストールされました」というアナウンスが出ます。その後、ポータル神社へアクセスすれば、ゲートが開いているはずです。もし開いていない場合は、ティリアのバイナリ野を少し進行させてください。

こんにちは。毎回楽しく拝見させて頂いています。シュレリア様と第一塔について質問があります。 1、未だにシュレリア様の塔との結線が10数%なのは100%にする技術が失われてしまったからでしょうか? (エレノお父さんじゃないとできない?)
2、シュレリア様の性格はプログラムされたものだそうですが、極度の迷子癖もプログラムされたものなのでしょうか? それとも方向感覚などの機能を搭載するのを忘れたのでしょうか? 3、ATⅠのラストは粉々のグラスノ盤が修復され、ミュールに破壊されたホルスの右翼や彩音回廊の響板が元通りになるものと思っていたんですが、一度壊れたグラスノ盤は修復不可能なのでしょうか? 惑星再生後、ブラストラインさえ無くなればなんとかなるんじゃないかなと思っているのですが。

(桜)

1ですが、失われてしまっています。かなり高度な技術と精密なシステムが必要で、技術もメカも失われました。2ですが、いわゆる「些末な不具合」の一つです。シュレリアはそういった事も含めて調整しながらアップデートをしていたわけです。それが途中で終了してしまったというわけです。モデル化して言えば、いわゆるGPS端末からの信号処理に問題があります。不具合のアップデートをすれば直りますが、現在はその技術は失われています。3ですが、グラスノ盤の復活は、粉々に砕けたCDを元通りにして音楽を再生するように修理するより難しいです。ホルス右翼の修復も、新たな盛り土から再浮遊させた新大陸なら不可能ではありませんが、全く同じ物を、同じ建物を、忠実に修復再現することは不可能です。この辺りは我々の世界の物理法則や自然の摂理と変わりありません。どんなに後悔しても戻らないものは存在するのです。

お疲れ様です。既出かもしれませんが、質問です。コスモスフィアに関してですが、あるレーヴァテイルのパートナーがダイブをして、パラダイムシフトを起こしてレベルを上げていったとします。しかし、そのパートナーとレーヴァテイルが何らかの事情で別れ、レーヴァテイルに新しいパートナーが出来てそのパートナーがダイブした場合、コスモスフィアのレベルはどうなるのでしょうか?

(ぺルパー)

基本的に、ダイバーとコスモスフィア進行レベルは全て個別に分かれています。簡単に言えば、一ユーザーに一つずつ別々のセーブデータが存在するわけです。そして、ダイバーごとに、そのレーヴァテイルのコスモスフィアはそれなりに違ってきます。奥へ進めば進むほど全員近似してきますが、それでもレベル1~3辺りは、ダイバーごとにまるで共通点が無い場合もあります。これは、コスモスフィアが「感情」や「心」であるが為に、「自らの性格や記憶」のみならず、「そのダイバーとの関係や親密度」も反映される為です。また、精神世界レベルとは、簡単に言えば「そのダイバーに心を許した度合」とも取れるとおり、一人目のダイバーがレベル7まで行ったとしても、他のダイバーがレベル7から開始出来るわけがないのです。では詩魔法はどうなるのか? といえば、別のダイバーが詩魔法を紡げば、それは別のレベル1魔法などを紡ぐわけです。要するに、沢山のダイバーにそこそこのレベルまでダイブされているレーヴァテイルというのは、レベル1詩魔法が10個も20個もあったりする場合があるわけです。

Ⅰのキャラのイラストを見ると、緑色の管のような装飾(液化グラスノ?)があります。ライナーやクルシェ、果てはメイメイにまで付いていますが、同じようなものがラファエーレやカテナのデザインにも確認できます。このⅠとⅢのキャラの緑色の管は、設定的には同じようなものなのでしょうか?

(長門)

理論は全く同じです。液化グラスノというのは、基本的に固体であるグラスノ結晶を化学反応によって溶解し液化したもので、それによって固体の時には為し得ない(もしくは困難な)局所的なグラスノ化(による毛細血管的な導力の供給)に成功しています。

ずばり、「ひねもす」とは何なのでしょうか。天覇の公共交通営団「ひねもす」、メタ・ファルスののウェザコン「ひねもすの羽根」、Ⅲの看板「ひねもす焼き」と、どの世界でも見かける名前で気になります。

(長門)

ひねもすとは「日がな」「一日中」「朝から晩まで」という意味です。要するに、朝から晩まで24h働きますよ、という交通営団やウェザコン、いつでも食べたいひねもす焼き、という感じです。といいつつ、結局は私がひねもすという言葉が好きだから使っているというのが大きいです。関係ない所としては、ヴィオラートのアトリエ・サウンドトラックのDisc1の盤名も「ひねもす」と命名していたりします。

ココナについての質問です。
1、ココナは大地の心臓を体内に隠していましたが、あれは一体どういう原理なのでしょうか? 
2、そしてそれはどんなレーヴァテイルでも可能なことなのでしょうか? 
3、METHOD_HYMMELI/.はどのレベルのI.P.D.でも謳えたのでしょうか?

(えるる)

1ですが、ココナの大地の心臓隠蔽工作は、ヒュムネクリスタルの理論を用いています。取り出すときに、ヒュムネクリスタルを取り出すスペル(ATⅡでラウドネスが使った)を使っている通り、ヒュムノスのダウンロードを応用して体内に潜り込ませていました。2ですが、どんなレーヴァテイルでも可能です。3ですが、大抵は謳えるはずです。もちろんI.P.D.ですからポテンシャルオミットにより謳えないレーヴァテイルも存在するとは思いますが、かなり初歩的で負荷が少ない設計なので大抵は謳えます。ただし、I.P.D.達の集合意識に語りかけて強力な導力を誘導できるかは、その謳い手の人徳にかかっています。