アルシエル・テクニカルデータ編纂室【第15回】

◇最終回!◇
こんにちは、土屋です。長く皆さんと対話をしてきた「アルシエル・テクニカルデータ編纂室」も今回で最終回を迎える事となりました。毎回沢山のご投稿ありがとうございました。皆さんの中で謎だった部分は、少しでも解消できましたでしょうか?私の方も、皆さんがどういった所に興味を持たれており、知りたいと思っているのかという事を、対話を通じて得られた事を嬉しく思っています。さて、次回からのこのコーナーですが、「交流」という点に於いて、更にもう一歩踏み込んだ企画を行ってみたいと思っています。題して「アルトネリコサミット2011」。次回から、各テーマ毎にアルトネリコⅠ~Ⅲを振り返り、皆さんと意見交換をしていきたいと思います。今でも思う、「ここはこうした方が良かったのでは?」や「こんな感じを期待していたが、プレイしてみたらこうだった」という、皆さんの屈託のない御意見を頂きたいと思っております。 皆さんからの御意見の中から10点程度を採用し、それを次の回で発表、そして他の皆さんからの投票を行います。皆さんは、採用された意見を読み、設置された投票システムを使い「自分もそう思う」「良い案、代案がある」「自分はそうは思わない」のいずれかに投票をしてください。そして更に次の回で、私がコメントをします。今回の「アルトネリコサミット2011」が、これからの私の製作していくゲームやコンテンツの指針となり、よりファンの皆さんが楽しめる創作の基盤になればと考えております。さて、それでは早速次回のテーマです。今回は「ゲームシステム」についてです。戦闘システム、調合システム、精神世界、トークマターなどなど、様々なシステムがアルトネリコには存在します。それらについて「こうしたら良かったのでは?」や「こう思っていた」などの御意見をお待ちしております。皆さんとまた語り合える事を楽しみにしております。それでは、今回で最終回となる編纂室をお楽しみ下さい!

フィンネルのコスモスフィアについて質問です。偽のパラダイムシフトや不幸ゲームは、フィンネルの防衛機制が起こしていた事で、本当のパラダイムシフトは、それらの妨害(防衛?)にフィンネルの本心が打ち勝つ事で起こる。という解釈で合ってるのでしょうか? コーナーの主旨とは違うかもしれませんが、気になっていた事なので差支えなければ回答お願いします。

(さばみそ)

概ねそのような感じで合っていると思います。心の中には様々な「思い」や「葛藤」が有ります。どれも本心であり、それらがせめぎ合う事で心は形成されているわけですが、それらは揺れ動きます。フィンネルは、アオトに自分の心の奥を見せたい衝動と見せたくない衝動が常に対峙していた形になりますが、アオトの想いによって、それが「見せたい衝動」側に傾いた、という事です。

1、月奏が操ることができるヒュムノスの律はどれなのでしょうか? クルトシエール律や律史前月読、古メタファルス律は(謳い手が知っていれば)操ることができるのだろうと予想しているのですが…。2、各世界では月奏はいまどれくらいいるのでしょうか? ドラマCDを聞く限りソルシエールは少ないながらも存在しているようですし、メタ・ファルスも可能性はありそうですが…。ソル・クラスタなどはどうでしょうか? だいたいのイメージでもよいので、教えていただけませんか?

(ゆうのす)

1ですが、月奏に「ヒュムノス」は謳えません。ヒュムノスとは塔によって機械的に処理されるシステムであり、それを制御できる(謳って何かを発動出来る)のはレーヴァテイルのみです。クルトシエールなどの律はレーヴァテイルや塔などが作られる前から存在していましたし、それらの中で特に「クルトシエール」は月奏の詩言語と言われていました。これらは「月奏の詩」ではありますが、「ヒュムノス」では無いのです。また、同じ単語を使っていても、月奏は自然と対話し、直にエネルギーを得ているのに対し、レーヴァテイルは塔の増幅器を使い、塔が自然界のエネルギーを使う、という仕組みになっています。2ですが、月奏はソルシエールが発祥の地であり、元々ソルシエールにのみ根付いた文化ですが、現在ではホルスの翼にすら数人程度しか現存していません。

ついに編纂室も最終回ですか。お疲れ様でした。コーナーの趣旨から微妙に外れてる気もしますが、最後なんで聞いちゃいます。話や設定のアイデアを考える時、どうやってます? 何か心がけていることとかありますか? それとも、普段通りに活動している時に突然湧いてくるような感じですか?

(にょぉぉぉぉっ!)

多いのは、散歩中、風呂、トイレあたりでしょうか。普段通りに活動していてもなかなか出てこない事が多いです。特に散歩中はひらめく事が多いので、よく歩くようにしています。また、歩いている間、とにかく集中して向こうの世界の事ばかりを考えるようにします。部屋の中であっても、考え事をするときは部屋をグルグル歩き続けます。だいたい、三部屋くらいを巡回しますが、多いときには100周くらいする事もあります。座っていても殆ど何も出てこないのです;

最終回だからいつもよりも沢山の質問が集まってこんな質問は回答されないのかな…と思いながらも質問してみようと決断しました。
1、Ⅲの本編、「惑星意志の子供を作ることは詩を謳うことと同じ」というセリフがあったんですが、実際、惑星の意志はどうやって新たな惑星意志を産み出すのでしょうか。あれはコスモスフィアでの出来事だったので、通常の仕様とは基本的には同じでもやっぱり何かの差があるんでしょうか? 
2、謳う丘~Ar=Ciel Ar=Dor~の冊子に公開された大地創成の話(謳う丘~Ar=Ciel Ar=Dor~の詩の想い)には、三謳神は「宇宙に散らばる"同じくらいの波動をもつ意志"」を集めるように指示されたという内容がありますが、この"同じくらいの波動をもつ意志"とはどんな意志のことですか。
3、謳う丘アルバムの冊子にもいろいろ説明があるんですけど、大地の神「ホルス」は惑星の意志として具体的にどのような役割を司っているんですか? 第2回で星巡り十二神の『実際の意志役割』についての説明を見たらホルスの方も気になりますね。

(Mocha)

1、ですが、基本的に人間を生み出すときも惑星の意志を生み出すときも同じで、皆で想いを集めて一極に波動を集中させます。するとその集中させた波動が共鳴し、そこに新たな波の動きが出てきます。これが導体H波から定常H波を作るという行為で、定常H波はいわゆる魂ですので、それが生命となるわけです。2ですが、すなわち、人間と同じくらいの意識を持った魂の事を指します。もっとアルシエル科学的に言えば、人間のH波周波数帯と同じくらいの波動が沢山集まっているところを検索し、その定常H波をアルシエルに呼び込む、という事をするのです。3、惑星の意志としては、この「アルシエル」という惑星の物理形成(D波的な部分)に関する全般を司ります。

いつも全力で質問に答えてくださってありがとうざいます!! 今回で編纂室が終了予定なんて残念です。土屋さんに直接疑問や質問をぶつけられる良い機会ですのに;; 後悔する前に質問です。アルトネシリーズの攻略本で、ATⅠの攻略本では軽く「ゲーム中に出てくるヒュムノス語の訳一覧」がありましたが、ATⅡやATⅢの攻略本ではそういったものはなかったように思います。これは最初のATⅠ以降は極力ヒュムノスは自分で調べて欲しい、という意図があるがゆえに掲載されていなかったのでしょうか? お答え頂けると嬉しいです。とりあえず、編纂室お疲れさまでした!!

(えりい)

ATⅠの攻略本発売と同時期に「ヒュムノサーバー」が立ち上がりました。ヒュムノサーバーによって無料でヒュムノス語の検索や文章訳が出来るようになったため、攻略本に掲載するメリットが弱くなったのです。

塔塔、いや、とうとう今回でいったん終了…残念ではありますが、長い期間御回答いただき、ありがとうございます。目から鱗的なことばかりでわたしも質問の回答によって思いもしない付随する事実も知ることもできました。最後に向けて、今一番気になる質問ですが、Ⅰにおいてリンカネーションあたりとか既にブラストプレートより上になってるので、長時間人間はいられないと思うのですが、どれくらいの時間は滞在が可能なのでしょうか?(あるいはどれくらいいると変調をきたすのでしょうか?)レアード誘拐のくだりから、半日~一日は問題ないようですが。あと、できれば、舞台として第一塔~第三塔、どれが一番高い高度(塔自体は高さではなく)になるか知りたいです(既に出た質問かもしれませんが)

(暮遷都三日月チェロ鍵斧)

ブラストライン内でなければ、上であってもそれ程問題ありません。結構な寒さですので防寒対策が必要ですが。それ以外の大気圧や放射線量などは、彩音回廊の影響範囲内ですので心配するほどの事でもありません。また、第一~第三塔で最も高高度に位置するのは…という事ですが、ソルマルタまで含めれば「第二塔」という結論になります。含めないのであれば「第一塔」ですね。

毎回どうもありがとうございました。主にインストールポイントについて質問ですが
1、インストールポイントの形はどんな因子によって決まってるんですか。
2、インストールポイントのデザインは一生変わらないんでしょうか。
3、Ⅱにおけるクローシェのレプレキアのことですが、やはりこれはヒュムノフュージョンされているのでしょうか。作中のレプレキア絡みのイベントを見るとヒュムノフュージョンの切っ掛けは少なくない気がしますが。

(イオ)

1ですが、β純血種の場合、プリセットメモリです。簡単に言えば「誰かがデザインした画像を「インストールポイント形状データ」としてプリセットしている」ようなものです。第三世代は、そのデータが入っている場所のメモリが不定ですので、形はランダムになります。2ですが、基本的に一生変わりません。3ですが、していないとは断言できませんが、「している」と言うほど具体的な違う効果が現れるヒュムノフュージョンは起こっておりません。

こんにちは! テクニカルデータ編纂室が閉室するということで、駆け込み投稿ですがよろしくお願いいたします。早速質問なのですが、
1、編纂室第14回にて「役目を終えれば(といいますか、天寿を全うするか事故や病気で死ねば)半神は死にます。それは人間と一緒です。ですから、「特殊な能力の与えられた、神々の特注人間」という感覚が正しいです。」とありましたが、これに因って考えると、半神というのは魂というか精神というか、とにかくH波的なものが神によって造られているだけで、器たる肉体が死ねばそれで終わりの、悪く言えば「使い捨て」なのか、はたまた役目が終われば惑星の意志の中に還ってきて、また別の時代に降臨することがあるのでしょうか? 
2、上記の場合、前者だと地球でいえば、とある時代に現れた英雄や偉人的存在のように見られるとは思いますが、そういえばアルシエルにおいて半神とはどうやって見分けられるのでしょうか。伝承では三謳神以降人間に混ざって生まれているはずですし……。まさか「私は半神だ」と告白しているわけではないでしょうから……?
3、上記2つとは関係ないのですが、ミシャのヒュムネコードについて質問です。彼女は初代星詠のリューンのDセロファンを使い回して培養しているβであるとのことですが、それならヒュムネコードはフレリアとルカの関係のごとく、リューンと同じの(→のこれは想定上のものですが)[LYUNE_FEHU_EOLIA_ARTONELICO]となるはずではないでしょうか? それともミシャ誕生の時に名前(第一節)の部分だけ(星詠では代々)付け替え(付け直し)ているのでしょうか? 
質問は以上です。そして遅くなりましたが、アンケートの抽選でサイン色紙を戴きました! 大事に保存して時々眺めております。素敵な記念品をありがとうございました。それではこの辺で失礼いたします。

(Arthoria)

1ですが、基本、惑星の意志も人間も同列です。「命あるもの皆死が訪れる」ものです。普通の人間も半神も、間接的か直接的かの違いはあれど、惑星の意志によって生み出された生命にかわりはありません。通常の人間は確固たる使命を与えられておらず、半神はそれが与えられている、かつ能力的にチューンアップしているという違いのみです。
2ですが、その時の伝承に依ります。例えば「烈獅皇紀」という神話に出てくる「雷哭美子」という半神は、15歳の時に自らの使命と名前を思い出しますので、自らが半神であるという事を理解します。ですのでほぼ間違いなく半神であることがわかる一例です。他にも生まれたときから「神に遣わされた」と言う赤子がいたりもします。逆に、信憑性の薄い神話も多数存在します。3ですが、ヒュムネコードと「リューンの遺伝子」は全然別物です。例えば、これを使えば仕事効率がとても良くなるというExcelファイルがあるとします。社員は皆そのExcelファイルを使うとなると、Excelファイルをコピーしますね。それがクローンという状態です。その後、みんなファイル名を自分の使いやすいように変える事が出来ます。この「ファイル名」に相当するのがヒュムネコードです。ですから、ヒュムネコードはクローンと関係なくどのような名前にも出来ます。ただ、ヒュムネコードはSHサーバーとの繋がりを示すものですから、ヒュムネコードとしての命名フォーマットがあります。それに沿う必要はあります。サイン色紙当選おめでとうございます! どうか末永く大切にしてくださいね。

今まで回答お疲れ様でした! 
1、イーヤやアルルにも神話での神々の名(蒼痲ノ宮=ソーマ という感じ)はあるのでしょうか? 
2、各種神話は実際に惑星の意志が地上(?)に顕現した実話の神話なのでしょうか? 
3、「黒螺」は何と読むのでしょうか?

(くろかぜ)

1ですが、そもそも「イーヤ」こそが神話名です。「蒼痲ノ宮=ソーマ」に関しては、ソル・シエールとソル・クラスタがまだ繋がっていなかった頃、ソーマが両方の土地に降り立ち、それぞれの場所でそう呼ばれていた為に名前がダブっているだけの話です。ですから、既に世界が一つになった後に誕生した「イーヤ」などは、神話になっても「イーヤ」という名前のみが語り継がれるでしょう。2ですが、その大半は実際に神が地上に降り立った(惑星の意志が人間の形で地上に干渉をした)結果生まれたお話であると言われています。中にはねつ造作品もあります。3ですが、「こくら」と読みます。

次回で最終回ということで最後の記念に投稿します。星ではなく人が創りだした生命であるレーヴァテイルですが、星の意志達から見てレーヴァテイルというのはどんな存在になるんでしょう? やっぱり他の生命と同じで、愛しい存在なんだろうとは思いますが…

(リク)

実際は、ちょっと冷めた見方をしています。当然、表面的な対応にあまり違いは見られませんが、想いとしては「人間=自らの創造物」「レーヴァテイル=人間の作った物質」であり、例えばホウキや花瓶と同じ仲間になります。とはいえ、それは根底(潜在意識的な部分)にあるものであり、実際は人間と同じように振る舞い、学習し、そして感情を持つレーヴァテイルには、分け隔てなく接しています。

1、テル族の寿命は約200年となっていますが、チェスター達のようなハーフテルも人間より長い寿命を持っているのですか? 
2、一度紡いだ詩魔法が後天的に強くなることってありますか? 例えば、死神デス子ちゃんを紡いでから死神人形に対して強い思い入れが出来たりしたら、効果が変わったりすると思うのですが。
3、人間であれば致命傷になってしまうような傷をβ純血種が受けたらどうなるのですか? 中核三角環が無事なら存命出来るのでしょうか?

(ハーモニ)

1ですが、ハーフテルはテル族よりも寿命が若干短くなります。人間の倍、テル族の半分くらいでしょうか。2ですが、あります。想いの産物である詩魔法は、その「想い」が強まれば強くなります。ただ、記憶となってしまった想いが強くなったりする事は滅多にありません。良くない例になりますが、もし「母を殺した夜盗」が詩魔法になったものがあるとして、20年後にその夜盗に出逢い、夜盗への憎悪に燃えた場合、その詩魔法は強くなります。3ですが、βは中核三角環とインストールポイントが無事であれば、ある程度の自己再生能力はあります。ただし、いつでもどこでも再生するわけではありません。生まれた時と同じ「三極式共鳴培養槽」の中に、自分の身体と同じ成分の液体を入れて稼働させる事で再生が可能となります。

1、アルシエラ(星語)は、惑星アルシエルのみが使う独自言語なのでしょうか? 
2、ソル系の惑星が互いに「会話」するようなことがあれば、惑星間共通言語とでも言うべきものが必要なのではないかと思ったのですが、そもそも惑星達は会話することはあるのでしょうか。

(Letit)

1ですが、その通りです。アルシエルの惑星の意志の言語です。ただ、使っている周波数帯はアルシエル以外の惑星とだいたい同じですので、惑星同士での会話もいわゆる「日本語」と「英語」レベルのギャップ程度で成す事が出来ます。2ですが、一部の意志は対話が可能です。アルシエルの意志の中では、その中心的存在は蒼天帝です。

1、ミュート(小さい方)が、全然30歳には見えないですけど、どういった理由によるものなんですか?(第三世代なのに?) 
2、本編中、ヒュムノスエクストラクトと通常の詩魔法を同時に使ったり、ヒュムノスエクストラクトを謳いながら走ったり、物理攻撃で戦ったりしている場面がありましたが、そんなことが可能なんですか?(e.g.EXEC_EP=NOVA/.歌唱中にサキが戦闘に参加して詩魔法使用、EXEC_Z/.歌唱中にリッカが物理攻撃を使用して戦闘など)
3、ココナのヒュムノスミュージカルで、ココナが使用した詩魔法は、ダイブで紡いだものではなく、その場で(現実世界で)紡いだものですか?(最初うまく謳えなかった事から) 土屋様! これからもずっとがんばってください! 私もがんばって謳いまくりますから!

(まな)

1ですが、実際のところ特にエピソードなどはありません。例外的な容姿をしているというお答えになります。2ですが、特にATⅢの場合、システム上の妥協点として行っております。完全に設定通りというと、ATⅠのパージャを謳うシーンです。ヒュムノスを謳うレーヴァテイルは戦闘に参戦しないという形の演出で行っておりました。3ですが、以前クロアにダイブしてもらった時に紡いでいます。ただ、メタファリカは平和になりましたので、その後その詩魔法(グランゼロスピア)を謳う事は無かったのです。応援ありがとうございます!

今更な気がしなくもないのですが…サスペンドを歌い、塔が休止している時。
1.アヤタネは消滅していたのか? 
2.そしてどう復活したのか? (ミュールが謳いなおしたのか、それとも、謳い続けてはいたが、供給されるエネルギーが元に戻ったために再び実体化したのか)

(kou)

1ですが、消滅、といいますか、顕在出来なくなっていた、という感じです。「アヤタネが見える=ディスプレイに表示されている」であり「アヤタネの存在=HDDの中にあるデータファイル」と考える事が出来ます。ですから、見えなくなってもHDDにはアヤタネは存在しており、ただし停止しているという感じです。2ですが、塔が再起動したときに一緒にリブートされました。

次回で終わりですか…。名残惜しいです。まだ、質問したいことが少し残っていたんで…。今まで本当に有難う御座いました。特に疑問に思っている事を中心に質問させて頂くので全てでなくてもいいので出来れば宜しくお願いします。
1、もしかすると既に語られているかも知れませんがフィンネルさんのコスモスフィアの深部でモモコさんが自分の生命を投げ打ってフィンネルさんの心を救ったりその後彼女がヒューマに転生しましたが一体どのような原理でそのような現象が起きたのでしょうか? また、モモコさんがヒューマに転生後、新たな心の護って誕生したんでしょうか? もし誕生してたらその辺りの設定が知りたいです。
2、Ⅰ、Ⅱではコスモスフィア内では塔との連結部分である境界門が見えていたのにⅢでは見えていません。何故なんでしょうか? それとレキさんは何故、ラキさんの性格を書き変えたんでしょうか? ついでに前回聞きそびれたシュレリアさんとフレリアさんの料理の腕前も知りたいです。
3、クラスタニアの暗部であるヴィネットが所属する組織(レーヴァテリア・クルセイダー)と彼女たちは惑星再生後、真実が明らかになった後どうなったんでしょうか? 以上です。なんか質問数がオーバーしている気がしますが、出来れば(なんでしたらフィンネルさんの心の護のその後、ラキさんの性格書き変え理由、境界門についてだけでも)掲載、お答えしてくれれば嬉しいです。長々となりましたが本当に今まで有難う御座いました。それでは失礼いたします。また、何だかの機会が有れば宜しくお願いします。

(sasurainohito)

1ですが、想いの産物はその「想い」の方向性が変わる事で、その立場が変わる事がたまにあります。例えば「ももこ」の場合、心の護になっていた最大の理由は「自分を痛めつけるヒールが絶対必要」とフィンネルが思っていたからです。そうしないとフィンネルは悲劇のヒロインとして存在できませんから。ですが、アオトと心を通わし、自分は悲劇のヒロインでなくても満たされる、と、心の根底に近い部分で変化が起こり、その変化にももこの「心の護」としての役割が矛盾を来すようになったのです。ただ、ももこ自体はフィンネルの中でも(そしてフィンネルの大好きなアオトにとっても)、思い入れの深い「想い」となっていた為、いわゆる通常の「想いの産物」であるヒューマとして存在する事になったわけです。すなわち、アオトとフィンネル二人を結びつけたドSキューピットとして、フィンネルの心の中に大切な思い出として残ったのです。2ですが、ダイブマシンの仕様の違いによるものです。また、ラキの性格変更は、レキなりに頑張って修理した結果の産物であり、他意はありません。シュレリアの料理の腕前はゲーム中で何度も見ていると思います。フレリアは恐らくオリジン三人の中で最も料理が上手です。3ですが、「アルトネリコⅢドラマCD~Sideフィンネル~」に、その辺りの描写があります。一部のレーヴァテイルは、それでも妄信的にハーヴェスターシャVISTAを信奉し、昔のクラスタニア至上主義に戻す為に日々活動をしているのです。毎回沢山の質問をありがとうございました!

いつもお疲れ様ですm(_ _)m
Ⅱのスラムには、I.P.D.の他に、少し斜に構えたリアリストのお姉さんを含め、何人かの地域住民もいるようですが、この方々は、パスタリア下層周辺に住んでいる方々なんでしょうか。手助けにスラムに時々顔を出してる的な。それとも、スラム住まいの人たちなのか、あるいは、周辺から集まっている人もいるが、最初からスラムに住んでいる(つまりスラムにいるのはI.P.D.だけではない)人達もいるのでしょうか、そこら辺、教えてくださいませ<(_ _)>

(暮遷都三日月チェロ鍵斧)

そもそもパスタリアの「スラム」はI.P.D.の隠れ家ではなく、元々住んでいた人達がいて、そこに後からI.P.D.たちが隠れる為に棲み着いた場所です。当然、スラムにI.P.D.以外の住人は沢山います。