アルシエル・テクニカルデータ編纂室【第7回】
◇アンケートへの沢山のご回答有難うございました◇
こんにちは、土屋です。前回はアンケートへの沢山のご回答、ありがとうございました! お陰様で、このコーナーに対する関心の高さや、今後の方針について色々と知ることが出来ました。より一層皆さんが満足できるコーナーにしていきますので、今後ともよろしくお願いします! さて、今回は約半数の質問について回答をさせていただきました。今回も前回以前と同様に、「歌詞に関するご質問」「ご質問ではないもの」は見送らせていただきましたが、今回は皆さまのアンケート回答結果より「性的表現が過度に含まれるもの」につきましても見送らせていただきました。また今回から全回答ではなくなりましたので、上記に該当しないものでも回答していない投稿がございますので、予めご了承下さい。今回も次回以降の質問を受け付けております。質問はお一人様三件までとさせていただいておりますので、よろしくお願いします。
いきなり質問ですが、もし700年前にティリアが何の問題もなく塔になることができていて、大地の心臓もあった場合って、フォログラフィをすぐに作って、XPシェルに乗せて惑星の中心にダイブ、といった感じだったのでしょうか? もしそうだった場合、XPシェルにはティリア以外に誰か乗る予定だったのですか?
(るるる)
厳密な仕様としては、ティリアのフォログラフィは必要ではありません。XPシェルは最小で0人の搭乗によるプロセス遂行が可能です。アオト達が同行したのはティリアの発言通り「対話するティリアを守る為」ですが、それは厳密にはフォログラフィというよりは、ハーヴェスターシャXP含むティリアの母体との中継器という事になります。乱暴な言い方をすれば、ティリアのフォログラフィは人間に対して状況を分かりやすくする為の手段であります。
ゲームには一切出てきませんが、クラスタニアが堕天峰全域をクレンジングしてまで探していた物ってなんですか?
(アイン)
第一紀の埋没したテクノロジです。堕天峰のある第六牙は、昔都市であった場所が隆起したものであり、それ故に現在の第三塔では失われた知識が沢山眠っていました。それを全面的に調査する為に、人間を立ち退かせたわけです。結果として人間がやすやすと撤退するわけもなく、戦争となり、実力行使をする事になり、武力による一掃という事になりました。実際は最初からクレンジング含めた一掃戦略前提では無かったわけです。
元々はフィンネルの体ですし何らかの操作でフィンネルとユリシカの胸の大きさのデータを入れ替えることは可能ですか? ユリシカのボディがあの大きさに維持できるなら元々フィンネルにはそこまで成長できる余裕があった?
(アイン)
まず、入れ替えに関してですが、惑星の意志が中核三角環にアクセスしてボディを形成するのと、フィンネルのサーバーデータが中核三角環にアクセスしてボディを形成するのとでは、その大元である部分が全く異なり(前者は惑星の意志であり現代で言うなら霊的なもの、後者は現代で言えばデジタルデータ)、互換性はありません。スキャニングしてフィジカルデータを書き換える参考にすることくらいは出来るかもしれません。次に成長の余裕ですが、胸の大小は器質的な理由(簡単に言えば、ボディを形成する中核三角環のエネルギー不足、等)によるものではなく、設定的な理由(フィンネルのボディを作るときのコンフィグ)でありますから、もちろんユリシカと同じくらいの胸にする事は可能です。ただし、一度設定したフィジカルデータは簡単に上書き出来ませんので(第三塔のβは例外的に上書きは出来るが、その上書くもしくはパラメータを改ざんする技術は無い)、実質困難と思われます。
β純血種の男性型が存在しない理由は何なのでしょうか?(トウコウ35回では不明としか答えられていなかったので)また、それが何らかの技術が欠落したものによるなら、技術の復興次第で造れるようになるのでしょうか?
(りんと)
生命は雌がベースとなり雄が派生した、という話がありますが、レーヴァテイルも同様で、人型の研究開発は全て女性形で行われていました。男性形は研究されていましたが、グラスノインフェリアがあまりにも早すぎて、未来に何らかを残すことが困難でした。肉体的にも強靱で詩魔法も謳える、というのが実用的にはベストな筈で、当然そういった理由からも男性形の需要はあったと思われます。ただ、技術的な事を言えば、素で大ミュートのような女性型レーヴァテイルの方が、コスト安だったでしょう。
第5回で「β純血種の管理名がそれぞれ血統が違うのは何故ですか?」という質問をさせて頂いたのですが、ヒュムネコードのことではなくてクラスタニア政府に登録する真名(例えば紅禰_cx.御種楼翔花の最後の「楼翔花」)のことについて質問をしたつもりでした。質問の仕方が悪くてすみません…。真名の最後の部分は出身地や血統で決まるそうですが、同じβ-6Dから派生してクラスタニアの培養槽から生まれたβは、みなフィンネルのように「クラスタニア」になるのではないかと思ったのですが…。
(よもぎ)
管理名に関しては、明らかにクラスタニア民と大牙民では格差があります。大牙民がコミュニティ(集落)毎に管理名をつけられているのは、クラスタニアから見たら人間はみな同じ劣悪な生命で、生息区域で分割するだけで問題ない、という判断によってつけられているからに過ぎません。本来「血統」というくらいですから、それで良いわけが無いのです。そしてクラスタニアのレーヴァテイルはその「血統」を表現する為に使われており、地域分類ではありません。アカネの「楼翔花」はアカネ特有の性質を持つレーヴァテイルコンフィグファイルにつけられた名前だと思ってください。物語でも語られていたとおり、レーヴァテイルは生まれたときに既に性格などの特性が設定されています。その設定の傾向にブランド名が付いているわけです。しかし、フィンネルの「クラスタニア」というものだけは例外で、これはすなわち「汎用」という意味になります。もちろんフィンネルは汎用では無いのですが、フィンネルに関してのみ例外で、汎用でない型に対して汎用名を敢えてつけているのです。これは、フィンネルを目立たせないようにする為です。
レーヴァテイルの値段ってどれくらいなのでしょうか? ティリアの塔では普及させるために安価売られていた時代があったと聞きます。maxとminでどれくらいの値だったのでしょうか? また、個体によって値段の差があったのでしょうか?
(ふに。)
日本円に換算すると、第一紀の作り方で40億円程度でした。ハーヴェスターシャVISTA時代には量産体制が敷かれていたのと、クレンジングされた人間などを労働させていることにより人件費が格安である為、もっと安価で制作できます。ちなみに、クラスタニアのレーヴァテイルが皆同じような雰囲気を持っているのは、根本となる型(設定データの雛形)が同じ物を使っている為であり、それ故にコスト安ですが、個性にも限界があるわけです。第一紀では基本、車と同じで、一つの新しいβを作るのにデザインから何から全て1から起こしていましたから、そういった所で価格差が出ています。
初投稿です。ATⅢでココナがMETHOD_HYMMELI/.を謳ってインフェル・ピラから導力を持ってきたときに第三塔は完全な状態(完成)になったのでしょうか?
(年中迷子)
YかNかで言えば「Y」です。完全形になりました。ただし、それはあくまでその場での話です。将来的に見れば、様々な弊害を残す形でしたので、そういった事を踏まえると導力供給量的には不完全であった、と言わざるを得ないでしょう。ティリアが余命あとわずかと言われている理由は、この「導力が完全に十分でなかった」という事が大きな原因の一つとなっています。それは、この塔生成に導力が使われる際に、ティリアの中核三角環に対して供給される動力が著しく減り、その時に中核三角環がかなりの損傷を受けている為です。ただ、これは第一紀終焉後の一回目の塔生成の時にも発生していますので、そういう仕様であるとも言えます。
サキの詩魔法で『ブリハマチ』のように聞こえる部分は、本当はなんと言っているのでしょうか? ヒュムノス語ですか? また、フィンネルの詩魔法に『怪傑ツインテール参上!~』という台詞がありますが、この参上の後の台詞はなんと言っているのですか?
(ストガー)
本当に「ブリハマチ」と言っています。フィンネルのセリフは「怪傑ツインテール参上! 悪い奴らはボッコボコよ♪」となっております。
第5回の回答を見て思ったのですがEXEC_METAFALICA/.はβ専用のヒュムノスということになるんですよね? 通常ヒュムノス・エクストラクトはオリジン専用と汎用の二種類に分かれるということですが、β専用のヒュムノスは他にも存在するのでしょうか?
(ストガー)
EXEC_METAFALICA/.はかなり特殊な部類に入ります。SHサーバーに存在する精神世界を「利用する」「改変する」といったループバック的なヒュムノスは、他に類をみません。そういった意味でのβ専用詩は、恐らく皆無でしょう。基本的にβはオリジンのLite版ですから、オリジンに出来ないこと、といえば精神世界を必須とするものだけです。でも実はフレリアだけは、それすらも可能にしますから(オリジンでありながら精神世界を持つ)、最強かもしれません。もちろんこれは、ヒュムノスに限った話です。DセロファンなどであればフレリアのDセロファンにはヒュムノスをプレインストール出来ませんし、シュレリアにはDセロファン自体が有りませんので(HDセロファンという別物)、単に「βにしか出来ないこと」というだけであれば色々あります。
公式グッズについての質問です。ATⅢの販促グッズの実績から、水着姿のグッズまではOKだということがわかっています。ココナ&ジャクリ枕ではそれ以上の露出を期待しても良いのでしょうか?
(きむら秀一)
過去に最も限界に挑戦した関連商品は、恐らく「無茶振りカレンダー」のヒロイン着せ替えだったかと思います。あれも「水着」という事で審査通過しているものですので、それ以上は公式では不可能です。故に今回の枕も、そういった前提を踏まえつつ、単に露出度という点だけではない形での魅力を出すように試行錯誤しているようです。もっとも露出度だけで言えば、ATⅠのミュールやお風呂場ジャクリに敵うものは到底作り得ないと思いますので、またそれらとは違った形でのアプローチをしてくるのではないかと思われます。近日にも上がると思いますので、公開された際には是非ご覧になってください。
[1]前々回の私の質問への回答にて、"律詩前月読の単語に決まった発音が無い"と仰いましたが、これは ・単語自体に決まった読み方は無い ・単語によってアルファベットの読みが変わる、単語ごとの読み方は決まっている のどちらなのでしょうか。 [2]ヒュムノス語(第一紀成語・新約パスタリエ)の動詞に、英語でいう自動詞と他動詞の区別はあるのでしょうか。ヒュムノス語の助詞に、英語で言う前置詞のような単語があるので、例えば"温かさを感じる"という意味の言葉を書くとしたら、"firle warma","firle anw warma"と、2通りの書き方をする事が出来てしまいます(意味的には問題ないと思いますが)。 [3]また、その助詞にも英語で言う前置詞や接続詞などが混ざっていますが、ヒュムノス語の助詞に対してどういう認識もしくは定義をされているのでしょうか。英語に近いヒュムノスですが、ここだけ日本語の文法を微妙に採用しているのが気になります。
(beyorn)
1に関して言えば、そもそも律史前月読には、「公に定義される単語」という概念は存在しません。その時の想いをアルファベットの文字1文字ずつから毎回繋げていっているもので、極論言えば文字文字が単語であり、単語が文章という感覚です。ですから、アルファベットの繋がり方によって発音は変わってきますし、想いによっても表現は変わってくるわけです。2と3ですが、まず英語とも日本語ともヒュムノス語は違いますので、英語や日本語等の文法との類似混在は全く意図はありません。その上で接続詞の意味ですが、これは例えば、気持ちの繋がりをスムーズにする為の潤滑剤だと思っていただければと思います。接続詞は、動詞や名詞と違い、単語のパワーとしてはほとんどありません。ただ、接続詞を使うことによって自らの気持ちの流れがスムーズになりますので(自分の中で整理しやすくなる)、それによって詠唱効率が上がります。また、ヒュムノス語はそこまで文法が確立していません。これは、ヒュムノス語は本来誰かに何かを伝える言語ではなく、自分の想いを最大効率で爆発させることを目的とした言語である為、文法的には比較的に緩めに設計している為です。あまり文法が固く定義されていると、「この瞬間にこの想いを爆発させる為にこの単語を使いたいけど、文法的に無理」というケースが増えてきます。そうならないように、ルール的にはかなり曖昧に作られています。プログラミング言語的には、マシン語よりBASICの方が曖昧で融通が利くように、ヒュムノス語というプログラミング言語は、BASICのように融通の利く言語であるという事です。
アルトネリコのゲーム中には、アイテムや街中の壁・看板などにヒュムノス語がかかれたものは登場しますが、これはなぜですか? ヒュムノス語はレーヴァテイルを除きほとんどの一般人は読めませんよね。
(ストガー)
読めないからこそ、デザインとして使っています。例えば皆さんも英字のプリントされたTシャツを着たりすることがありますよね。あれも、読めないからデザインとして着ていられるというのは有ると思います。東南アジアでは、日本の洗剤パッケージがまんまデザインになっているTシャツなどを堂々と着ている姿が見られたりしますが、皆さんは着られないと思います。それと同じです。
オリジンに関する多数の質問にお答えいただきありがとうございました~。では今回分をば。 1:土屋さんが、中央正純律、古メタファルスの単語を作るとき、律史前月読、地球での言葉(英語やドイツ語などを参考にしているとどこかで見たような)、どちらから構築することが多いでしょうか? 2:咲の子供として生まれるであろう第三世代に関する質問から既出かもしれませんが、その子のSHサーバーは原初、バイナリ野のどちらに属することになるのでしょうか? 3:Ⅰ、Ⅱで猛威をふるったアルトネリコ爆弾。これらは第三紀以前にも存在していたのでしょうか? 以上の三つですかね、是非ともお願いいたします。追伸:前回読まずに送っちゃってすいませんでした。
(どっかの赤枠)
文法的には英語をベースとしていますが、単語としてはまるで違います。実はメタファルス律は私以外の方がベースを作っていますのでこれに該当はしませんが、それ以外の中央正純律を始めとするクルトシエール系は、自分の感覚としてもっとも自然な発音を採用しています。例えば「一緒にいたい」の「ピトッド」や、「おめでとう」の「ヒュー」などはわかりやすいと思います。ヒュムノス単語は感情単語ですから、感情が高ぶったときに思わず口から出てしまうような、直感的なものを採用しています。 2ですが、ティリアのバイナリ野にアドレスが置かれることは間違い有りませんが、動作保証がありません。前例がない上に、ティリアサーバーはβ-6Dの機能を持っていないので、未知数なのです。 3ですが、似たようなものは沢山存在していました。アルトネリコ爆弾とは全く関係無いものでしたが、火力は確実に第一紀の方が上です。
1.さーしゃがMETHOD_HYMMELI/.を作ったと言って、ココナにダウンロードするとき、クリスタルらしきものがあったと思うのですが、これはさーしゃが作ったものですか? ヒュムネクリスタルは製造技術がほぼ失われているはずだと思ったのですが、さーしゃはこれを開発orフィラ理論等から解読したのでしょうか。 2.サキの奇跡でケーキになった人や物がありますが、これらは一般的なケーキの味がするのでしょうか。また、このようにケーキ変わってしまった人はどのような扱いになるのでしょうか。(死亡扱い? 時間経過で元に戻る?) 3.コスモスフィアのOP(Lvが表示される画面)で一昔前のテレビが描画されていたり、咲夜琉命に収録されている、Legend of ArtonelicoⅢで昔のラジオやテレビのような音質で聞こえる部分があったりしますが、これらには何か意味や意図はあるのでしょうか。
(10㌧)
1ですが、主にフィラ理論を中心とする関連書籍群から知識を得て、さーしゃ自身が試行錯誤して制作しています。これ! といったような明確な作り方などは載っていませんので、さーしゃが脳内で再構築したヒュムネクリスタルで、故に歴史上に存在するものとは若干アーキテクチャが違います。 2ですが、残念ながら、死亡扱いとさせていただいております。 3ですが、完全に単なるサウンドデザイン(雰囲気作り)です。
お疲れ様です。毎回土屋さんが過労死しないか心配に思いつつ楽しく読ませていただいております。さて、いくつか質問なのですが、1、EXEC_HYMME_BATTLESPHERE/.は実際にサキたちが修得している詩魔法ではないということですが、全てのレーヴァテイルにはEXEC_HYMME/.がプリインストールされており、そこにダイブで紡いだ詩魔法やヒューマをプリセットすることでEXEC_HYMME_○○/.というヒュムノスワードができる。しかし実際に使用するときには状況やレーヴァテイルの心情によってブレが生じるため、曲調や効果の度合いが変化する、という解釈でよろしいでしょうか? 2、EXEC_over.METHOD_SUBLIMATION/.には「omness」という単語がありますが、omness chs ciel sos infelではWas yea ra omness~となっているので最初はomnisの活用で「全てが」という意味だと思っていたのですが、lamenzaではxO rre omness~と一般名詞の主語定義文になっています。これはどういうことなのでしょうか。
(ciellian)
1ですが、まさに仰るとおりです。ヒュムノス(特にワード)の曲名というのは、どちらかというとジャズでいうところの「スケール(曲の進行指針のようなもの)」に名称をつけたようなものであり、完成曲につける曲名とは厳密には定義が違うという感じですね。わかりやすく言えば、クロニクルキーは「クロニクルキーという名の曲」と言えますが、「サンサンサモン」は、「サンサンサモン的な方向性で謳っていきましょう」という感じです。 2ですが、こちら作詞に関わる質問ですので、私の方で適当な事を言うことは出来ず、申し訳無いながら割愛させていただきます。
1、こころ語りで度々登場するヒュムノス語「touwaka」についてですが、ヒュムノサーバーでは「(第二想音)心に希望を秘める、望む」となっていますが、こころ語りのヒュムノスでは「Nnoi crown, touwaka」となっていて想音の使い方としては間違っているように思えます。けれど、歌い終わった後で、ジャクリが「いつ覚えたの? ヒュムノス語」と言ってますから、文法として間違ってはいないと思うのですが、想音も動詞として使う場合があるのですか? 2、アカネのように感情が薄く造られたレーヴァテイルはミシャなどのようなノーマルなβ純血種と詩魔法を使う上で威力や伝達速度に差異がでたりしますか? 3、ファンブックの二巻が出る予定はありますか?
(ハーモニ)
1ですが、上記質問と同様で、詞に関しましては作詞者の意図が多分に含まれますので、私の方から憶測で回答することは控えさせていただいております。ご了承下さい。2ですが、差異は出ます。アカネのような性格ですと、爆発的な感情はそうそう起き得ない為、瞬間最大強度は通常のレーヴァテイルに比べると劣ります。ただ、全体を見ると、通常のレーヴァテイルより遙かにブレが少なく、結果として平均より高い発動効率を上げることが出来ます。3ですが、こちらも出版社様の意向に依るところが大きい為、私からはお答えできません。もし皆さんからのご要望が多ければ、検討もあり得るかと思います。
前回はお答いただきありがとうございました。今回はフレリアについてですが、以前「フレリアは」、またサスペンド中でも(いくらか崩壊したといえ)メタファルスを維持したなど純粋に「うたう」ことに関して最強とも言えるスペックを持っているように思えますが、これはやはり塔を創るために必要な仕様だったのでしょうか? ATⅢを見る限りそこまでのスペックは必要ないと思うのですが。
(黒土)
ATⅢの舞台である第三塔と、ATⅡの舞台である第二塔とでは、塔の作り方が全然違います。第三塔はティリアそのものであり、第二塔はフレリアが謳っているものです。これは丁度、EXEC_FLIP/.とEXEC_HYMME/.の関係と似ています。ですから、この世界で最も詩魔法を長時間謳い続けているのはフレリアということです。第二塔もティリアのように、フレリアが塔に変身すれば良かったのに、と思うかもしれませんが、それはインターネットが無い時代に「メールで連絡くれれば良かったのに」と言うのと同じくらいナンセンスです。なぜなら、フレリアの第二塔の方が、第三塔より遙か昔から進められていた計画であり、塔の着工も数年前なのです。省エネ家電が出るまでの家電のように、途上段階の技術は得てしてもの凄いエネルギーを必要とします。確かにティリアの方がスマートですが、それは時代の勝利という事でしょう。
お疲れ様です。かなり暑くなってきましたので、体調管理には気をつけてください。早速質問です。アヤタネクレハ(ルーファン)が『ハーヴェスターシャのダウン中、彼は非力』と言われた理由は何ですか? 非力にも関わらず、普通にアオト達を攻撃できたのは何故ですか?
(透明少女)
非力であると言ったのはアカネですが、アカネはルーファンの竜形態を知りませんでした。そしてルーファンは、ハーヴェスターシャVISTAを盾にして、ハーヴェを操り、自らはその裏で暗躍していたわけです。アヤタネは邪魔な者をハーヴェを使い消したりしていたわけですから、ハーヴェがダウンすれば武器を取られたも同然、とアカネは思ったのです。ですが実際は、抗体との契約によって竜の身体を手に入れていたわけです。これは誰もが想像し得なかったことだったのです。
前回の回答ありがとうございます スズノミアの矮小化=波動レベルの低下との回答でした。この回答を踏まえると設定資料集の「惑星の意志の序列」というグラフにあるスズノミアの周波数域はβ純血種に一部かかっていますので、「矮小化」した状態と思われます。本来のスズノミアの周波数域はどのくらいだったのでしょうか? (そのまま上へシフトすると「レーレ」と変わらなくなるので、低い周波数のみ低下したのだと思いますが。ちなみにグラフ下の解説では上位に括られているが、実は矮小化する前は上位意志だったとか?)前回のロゴ繋がりでもう一点質問ですATⅡのフレリアのシルエットは同時に「プロジェクト・メタファリカ」のシンボルマークでもあるようですが、ATⅢのティリアとレールガンのシルエットは700年前の「惑星再生計画」のシンボルマークだったりしますか? 共に当初はAHPPの重要プロジェクトだったと思いますが、「プロジェクト・メタファリカ」のみシンボルがあるのはおかしい気がしまして……
(ソーマのアトリエ)
スズノミアの件ですが、実際は引っかかっていません。表を作るときにミスをしたようです。また、ATⅢのティリアのロゴは、特にあの世界の中の何かのマークというわけではありません。更に、プロジェクト・メタファリカはAHPPとはあまり関係ありません。AHPPは惑星を救う為の計画母体ですが、プロジェクト・メタファリカはそれより何年も前に、ソルシエールとメタファルスの二地域協定によって生まれたプロジェクトです。途中で惑星の危機に直面したとき、ソルシエールがメタファルスに秘密で、密かに計画を惑星再生計画に変更し、AHPPに委譲しただけです。
ゲーム内の長さの単位「ストン」についてお尋ねします。 設定資料集を読むと、1ストンはおよそ3メートル強のようですが、正確にはどのくらいの長さなのですか? また、この単位には何か元ネタがあるのでしょうか。
(コーン)
ストンの厳密な換算単位は3.1mです。これは「ストン」という言葉からも分かるように、昔、巨大建造物を造るときに基準としていた「石の切り出しサイズ」の単位です。
こんにちは! 毎回お忙しいとは思いますが、今回も回答お願いします。1、ヒュムノスをダウンロードする際に稀にフュージョンが起こりますが、フュージョンは詩のダウンロード時にしか起こらないのでしょうか? ダウンロード後にフュージョンを起こすことはありえませんか? 2、ATⅡでジャクリがEXEC_HARMONIUS_FYUSION/.を謳っていますが、これはジャクリ(ミュール)が紡いだEXEC_HARMONIUS/.を本人がフュージョンさせたのでしょうか? だとしたらどのタイミングでフュージョンしたのでしょう?
(フェイフェイ)
1ですが、ダウンロード時以外でも起こる可能性はあります。ですから、同じヒュムノス・エクストラクトを二回謳えば、違いが出ることもあります。2ですが、仰るとおりです。自分のEXEC_HARMONIUS/.が、ミシャによってヒュムノフュージョンされたEXEC_HARMONIUS/.を聴くことによって一度ヒュムノフュージョンを起こし、それがゾドマという「哀れな想い」と対面したときに更にまたヒュムノフュージョンしました。
オリジンの人格はプログラムによるもの、しかし人間のそれと変わらない、でしたよね。では、オリジンが大きな精神的ショックを受けた際、人間のように取り返しがつかない程の精神障害を患うことはあるのですか? それとも、精神障害でオリジンが使い物にならなくなるのを防ぐために、セーフティー等があったりしますか?
(い~じ~えいと)
基本、学習能力に関しては人間よりもありません。以前、シュレリアはトラウマを覚えない、というお話をしたと思いますが、道具としての命がトラウマを覚えるのは非常に面倒なことだからです。Windowsがアプリケーションを起動するときに、ブルースクリーンになるのを恐れて起動しなくなったら困りますよね? ですから、オリジンの人格はトラウマをほとんど覚えません。ただ、βは違います。βの場合、実は制作者的には「不本意ながら」トラウマを覚えてしまいます。それは、人間の精神世界をコピーして創っている事と、自己学習型の機関であるためです。当時の技術では、この便利かつ安価で画期的なAIから、トラウマだけを覚えないようにする事はできなかったのです。